日本の小売業調査 

金曜日(5/9)の日経MJ1〜3面、日本の小売業調査 速報版は、小売企業の決算のランキングと解説記事で、結構読み応えが有りました。ランキングは上場企業が対象。※はホールディングス(持ち株会社)傘下での上場です。


営業利益率
=営業利益/売上高
経営効率を見る指標の一つで、同じ業態の場合高いほど良いです。

さらに詳しくは おすすめ関連リンク 
営業利益率 [副収入の達人]
業種別売上高営業利益率の推移(14/3〜19/3)  [株式十八番!]〜過去6期分の東証の業種別の売上高営業利益率の推移を公開されていて、とても参考になります。こちらによると小売業の営業利益率の平均は平成14年3月期から順に、3.16%→3.29%→3.19%→3.72%→4.09%→3.92%と推移しているようです。

 スーパー 営業利益率 
(前期比) 
1位 オオゼキ  7.6% (+0.3%) 
2位 サンエー(音有り)  6.7% (+0.0%) 
3位  イズミ  5.3% (-0.1%) 
4位  丸久 5.1% (+0.2%) 
5位  大黒天物産  5.1% (+0.2%) 
 百貨店    
1位  大丸※  4.0% (-0.4%) 
2位  高島屋  3.6% (+0.4%) 
3位  ミレニアムR(西武・そごう)※  3.3% (-0.2%) 
4位  松坂屋※  2.8% (+0.6%) 
5位  ながの東急百貨店  2.2% (+0.1%) 
 コンビニ    
1位  セブンイレブン 31.9% (-1.5%)
2位  ローソン  15.5% (+0.2%) 
3位  サークルKサンクス 10.2% (-1.7%) 
4位  ファミリーマート  9.8% (-0.1%) 
5位  ミニストップ  6.2% (+0.4%) 

スーパー1位のオオゼキは、独自の経営戦略で小売業界ではちょっと有名なところです。記事によると、『スーパーなどの小売りはパートの比率が高く正社員比率は2・3割なのに対して、オオゼキの正社員比率が67%。人件費は一見かさみそうだが「入れ替えの激しいパートの採用や教育費用、人員配置などを総合すると結局割安になる」(佐藤社長)』

百貨店1位の大丸も、効率経営で有名ですね。特に札幌店は効率化のケースとして取り上げられる事が多いです。

コンビニは、セブンイレブンが断トツの1位です。2位ローソンに対して実に2倍の営業利益率です。※ご存知の方が多いと思いますが、コンビニは基本的にフランチャイズ経営が主なので、営業利益率が他の業態よりも高くなります。実際の店舗での営業利益率はこんなに高くはなりません。


売上高伸び率 [売上高成長率]
企業の成長力を見る指標の一つ。
利益の伸びと合わせて見るのが良いと思います。また、1年だけでなく過去数年の伸び率を合わせて見る方が、良いと思います。
基本的には高い方が良いです。ただし特殊要因で伸びている場合も有るので、どういった要因で伸びているのかも見てみる必要が有ります。例えばスーパー1位のイオン北海道は、ポスフールに加えて昨期からJUSCOの北海道店舗が決算対象に加わったからです。

さらに詳しくは おすすめ関連リンク
損益決算書を読む3 年次比較 [大学生の株日記]

 スーパー 売上高伸び率  経常利益伸び率 
1位 イオン北海道 +34.3%  +31.1%
2位 大黒天物産 +29.0%  +4.1% 
3位  イオン九州 +14.3%  +2.8% 
4位  ハローズ +9.8%  +7.9% 
5位  丸和 +9.1%  -15.0% 
 百貨店      
1位  大丸 +2.4%  -8.1%
2位  ミレニアムR +0.4%  -9.9% 
3位  松屋 +0.2%  -21.6% 
4位  ながの東急百貨店 -0.1%  +14.0% 
5位  高島屋 -0.6% +6.4% 
 コンビニ      
1位  ファミリーマート +7.2% +5.3% 
2位  ローソン +6.4% +3.6%
3位  サークルKサンクス +6.2% -11.9%
4位  CVSベイエリア +4.0% -26.8% 
5位  ミニストップ -3.8%  +13.4%
6位  セブンイレブン※  +2.1%  -0.2% 
スーパーやコンビニなどが新規出店や店舗大型化などにより売上を伸ばしてているのに対して、簡単には店舗を増やせない百貨店は売上高伸び率が低くくプラスだったのはわずかに3社のみです。

セブンイレブンは、1979年の上場以来ずっと増収増益を続けていたのですが、2006年度に初の減益となりました。そして昨期2007年度もわずかなら連続の減益となりました。


営業利益伸び率 [営業利益成長率]
企業の成長率を見る指標
の一つ
基本的には高い方が良いです。ただし、前年度が低い営業利益だった場合伸び率は高くなる傾向が有るので注意。(例)営業利益5億→6億の場合、伸び率は20%。前年度の決算が非常に悪く営業利益が1億円→6億の場合、伸び率は+500%
営業利益の伸びも1年だけでなく数年で見た方が良いです。

関連リンク
四季報で簡単P/L分析〜営業利益や売上高の伸び率の推移を見る時に使ってます。

 

 

営業利益伸び率 
1位  オリンピック  +387.2%
2位  エコス +119.1%
3位  丸和  +104.9%
4位  マルエツ +29.1% 
5位  イオン北海道 +24.3% 


有利子負債・営業キャッシュフロー倍率
=有利子負債/営業キャッシュフロー
財務の健全性を表す経営指標。高い方が財務が脆弱。低い方が倒産などの確率は低い。

さらに詳しくは おすすめ関連リンク
有利子負債・営業キャッシュフロー倍率 [格付けの手引き]

ワースト    有利子負債・営業キャッシュフロー倍率 (前期)
1位  北雄ラッキー  33.2 (19.3) 

2位 

マックスバリュ東北  32.4 (4.5) 
3位  近鉄百貨店  24.8 (−) 
4位  マルヨシセンター  21.0 (17.1) 
5位  さいか屋  17.5 (19.4) 


売上高販売管理費比率
売上高販売管理費比率=販売管理費/売上高
経営効率を見る指標の一つ。低い方が、販売管理費(コスト)の割合がおさえられた経営

さらに詳しくは おすすめ関連リンク
売上高営業利益率/売上高販売管理費比率 [リアルタイムリテール]

  売上高販売管理費比率 (前期比)
1位  神戸物産  2.5% (+0.4%) 
2位  アオキスーパー  16.3% (0.0%) 
3位  マルミヤストア 17.3% (-0.6%) 
4位  オオゼキ  18.0% (+0.1%) 
5位  マルキョウ 18.2% (-0.1%)


総資産利益率 [ROA]
=純利益/総資産
経営効率を見る指標の一つ。自社店舗や資金を使ってどれほど効率的に資金を稼いだか。
ROAが5%なら、100万円(の資金・資産)を使って1年で5万円を稼いだという事。高い方が良い。

さらに詳しくは おすすめ関連リンク
ROA(純資産利益率) [かえるの気長な投資日記]

    総資産利益率(ROA) 
1位  オオゼキ  9.9% 
2位  大黒天物産  8.4% 
3位  サンエー(音有り)  7.3% 
4位  東武ストア 6.6% 
5位  アオキスーパー 6.5% 

記事によると『二極化が進んだ。既存店売上高をを伸ばしつつ業務効率化も進める食品スーパー各社はおおむね好調。一方、規模拡大の背後で不採算店舗が増えた大手のセブン&アイやイオンは、ROAが低下。両社は今期以降、グループ企業の不採算店閉鎖を加速する計画。いかにぜい肉をそぎ落とし、膨らんだ総資産を収益拡大につなげられるかに注目。百貨店も低空飛行が続く』

ご興味が有る方は、日経BPの記事はテレコン21で読む事ができますので、「日本の小売業調査」で記事検索してみてください。ランキングは30位くらいまで掲載されています。

小売り業全体を見てみると、日本国内ではオーバーストアと言われる状態が続いていてなかなか厳しい状態が続いていますが。
もし投資されるんで有れば、企業の選別が重要かと思います。また、経営数値だけでなく、実際に自分の目で店舗(できたら昔からある既存店と最新店舗の両方)を見られてから投資した方が良いと思います。経営数値だけ見ていても分からない事が、あるいは経営数値の秘密を裏付けるような点が見つかると思います。
経営数値店舗の状況そして株価の割安性、3つが揃ったところを見つけたいですね。

今回は小売に関するランキングでしたが。
別の業種でも、ライバル企業同士で、これらの指標を見比べてみるのも面白いと思います。  

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信用取引 手数料・金利徹底比較! 

信用取引の手数料と金利の比較です。11月13日現在のデータに修正しました。前回8月の更新からは特に変更ないようです。

信用取引 ワンショット手数料

制度買 一般買 制度売 一般売 〜20万  〜30万 〜50万 〜100万 〜200万

200万〜

印紙
イートレード
証券
2.80% 3.09% 1.15%  × 150 200 200 400 400 400
クリック
証券
2.70% 3.50% 1.15%  × 150 150 150 150 150 150 無料
ジョインベスト 2.70% 2.50% 1.15%  × 100

150

150 300 300 300 無料
楽天証券 2.85% 3.09% 1.1%  × 262  262 472 472 472 472 無料
オリックス証券 2.55% 4.4% 1.15%   315 315 315 315 315

315

無料
カブドットコム証券  3.07% 3.60%  1.15% 1.15%  483 483  483  798  987 

1155
500万越え1260
 

 
マネックス
証券
(指値)
3.11% 3.61% 1.15%  × 1050
(1575)
 
1050
(1575)
1050
(1575)
1050
(1575)
0.105%
(0.1575%)
0.105%
(0.1575%)
無料
丸三証券 2.65%  × 1.15%  × 210 0.105%
~315
0.105%
~525
0.105%
~1050
0.105%
~2100
0.105%
最大5250円
Cash
Back
そしあす証券 1.86%  2.86%  1.15%   ×  231 231 231 462  462  300万ごと+462円   

信用取引 1日定額手数料
制度買 一般買 制度売 一般売 〜10万 〜30万 〜50万 〜100万 〜200万 200万〜  印紙 
松井証券 3.1% 4.1% 1.15%  2.0% 無料  315  525 1050  2100 100万ごとに+1050円  無料 
イートレード
証券
2.80% 3.09% 1.15%  ×

無料

300 

300  600 1000 5000万まで2000   
クリック
証券
2.70% 3.50% 1.15%  × 無料 280  280 550 900  5000万まで
1800
 
無料 
ジョインベスト 2.70% 2.50% 1.15%   × 100 250 250 500 900 5000万まで1800  無料
楽天証券

2.85%

3.09% 1.1%   × 450 450 450 900 2100  100万ごとに
+1050
 
無料 
オリックス
証券
2.55% 4.4% 1.15%   × 315 315 315 840 1680 100万ごとに
+840
無料 
マネックス
証券
3.11% 3.61% 1.15%   × 2625 2625 2625 2625 2625  300万まで
2625
 
無料 
丸三証券 2.65%  × 1.15%  × 252 252 

0.084%
~420円
 

0.084%
~840円
0.084%
~1680円
0.084%
~42000円
Cash
Back
岩井証券

2.69%

3.69% 1.15% 1.9% 84 168
252
336
420
504〜
840
1680 100万ごとに
+840
キャンペーン 
そしあす
証券
1.86% 2.86%  1.15%   × 1260 1260  1260  1260  1260  300万まで
1260
 
 

制度買:返済期限が6ヶ月の制度信用取引の買いの際の金利です。安めの会社で2.4〜2.6%。そしあす証券は1.86%。高めの会社で3%程度。

一般買
:返済期限が無期限の一般信用取引の買いの際の金利です。制度買より少し高めで3%台前後のところが多いようです。一般信用の手数料を特別安く設定している、オリックス証券の金利は4.8%です。

制度売
:返済期限が6ヶ月の制度信用取引の売りの際の貸し株料です。これは1.15%とゆうのが業界水準のようです。

一般売
:返済期限が無期限の一般信用取引の売りの際の貸し株料です。一般売りは制度売りと違い逆日歩がないのがメリットです。
一般の売りに対応しているネット証券会社は少なく、対応していても買いと比べて取扱い銘柄が少ないです。

手数料
:現物取引と同一の手数料の所(松井・丸三・楽天・マネックス等)と、別の料金体系の所(カブドットコム・イートレ・GMO・ジョインベスト等)が有ります。別の料金体系のところは金利で稼げる為、現物より手数料安めに設定されてます。

印紙
:信用口座を開設する際は4000円の印紙を購入して添付する必要が有ります。しかしこれを証券会社が負担して印紙代が無料の所も有ります。ただし印紙無料の所はその分金利や手数料が割高の所が多いので注意です。また普段は有料のところでも、キャンペーン等で無料orキャッシュバックされたりすることもあるので、要チェックです。

イートレード証券:金利は制度買い2.80%、一般買い3.09%。まあまあ安い方だと思います。手数料体系は、ワンショット手数料のスタンダードプランと、一日定額手数料のアクティブプランが有ります。1日に小額の売買をたくさんするならアクティブ、1日の取引回数が少なめだったり高額の取引をするならスタンダードがおすすめ。
金利と手数料のバランスがとれています逆指値注文もできるようになりました。
特にすでにイートレードで取引をしていて担保となる現物株を保有している人におすすめ。

 クリック証券(GMOインターネット証券から社名変更):今年の春から印紙が無料になりました。クリック証券の金利制度買いがは2.7%、一般信用が3.50%です。
ワンショット手数料は一律150円(JASDAQ銘柄を除く)。小額取引でも高額取引でも安い料金です。
とにかく、安い手数料で信用取引をしたい人にはクリック証券が良いです。

 ジョインベスト証券:金利は制度が2.7%で一般が2.5%です。
一般信用で2.5%という金利はすごく低いです。また制度より一般の方が金利が低いのはめずらしいんじゃないかと思います。
ジョインベストの手数料はイートレよりも安めとなっています。

 楽天証券4000円の印紙料が無料です。金利は若干高めな方だったのですが、ここのところ据え置いているのでイートレードなどと差がほとんどなくなりました。手数料は上記3社よりは高めですが、逆指値注文(OCO注文)ができます。現物よりもシビアにいかないとならない信用取引においては、逆指値は大きな味方になってくれると思います。日計りは片路無料です。
信用取引を本格的に始めようというのではなく、試しに小額・短期間で始めてみようという人には、楽天証券おすすです。
私も楽天証券に信用口座を開きました。

 オリックス証券:オリックスも印紙料が無料です。しかもワンショット手数料は一律315円と安いです。
一般信用の金利は4.4%と高めなので、長期保有には向きません。制度信用の金利は2.55%で高くはありません。逆指値注文(OCO注文)ができるようになりました。
オリックス証券は有る程度の金額を短期でちょこちょこ売買する人におすすめ。

 カブドットコム証券:金利、手数料共に少し高めです。しかし逆指値(OCO注文)をはじめとする豊富な注文方法は信用取引の味方になってくれると思います。
またカブドットコム証券は約700銘柄の一般信用売(無期限ではなく3年)が可能です。貸し株料も1.15%と制度売と変わりません。
10月1日から手数料も値下げになりました。
戦略を練って信用取引に取り組みたい人には、注文方法が豊富なカブドットコム証券がおすすめです。

マネックス証券:金利、手数料共に少し高めです。しかしその分、口座開設時の印紙代4000円が無料です。逆指値(OCO注文)も有り、注文方法がカブドットコム証券の次に充実しています。
既にマネックスで取引をしていて担保となる現物株をもっている人は、印紙代無料ですしマネックスで信用口座を開くのも悪くないと思います。ただし、信用口座を開いた場合、「貸株サービス」は利用できなくなります。

丸三証券:取扱いは制度信用のみで、金利・手数料ともに平凡です。しか〜し、なんといっても丸三証券のメリットは、新規口座開設から2ヶ月間は手数料が無料な事です。当然信用取引の手数料も無料。(※信用口座は先に現物口座を作ってからの申し込みになるので無料で信用取引できる期間は2ヶ月よりは少なくなります)また信用口座開設の翌々月までに信用で有料の取引があると、印紙代分の4000円がキャッシュバックになります。
1〜2ヶ月間、存分に信用取引をしたい人に丸三証券おすすめします。
↑上の文で手数料が平凡と書いてますが、2006年9月20日から手数料が値下げになり、小額取引が多い人には魅力的な料金体系となりました。また1日定額コースだと、1日の取り引きが20万円以下だと手数料無料です。(ただし無料対象外の銘柄も有るので注意)

松井証券 :松井の特徴は、400を超える銘柄一般信用の売りが可能なことです。ネット証券で期限にとらわれない一般信用の売りができる所は少ないです。
手数料の方はワンショット手数料はなく、1日定額手数料のみです。1000万とか1件200万円以上の高額取引を頻繁にされる人にはあまり向かない手数料体系だと思います。しかし、低額をちょこちょこ売買する人には利用しやすい手数料だと思います。逆指値(OCO注文)もできるようになりました。
一般信用の売りがしたい人で低額取引派の人は、迷わず松井証券
→昨年9月1日より一般信用取引の取引手数料を完全無料にしていたのですが、わずか3ヶ月でもとの料金に戻りました。
かわりに10月より印紙代は無料になりました。

 岩井証券:イートレ・GMO・ジョインベストの1日定額手数料は、現物取引と信用取引は合算できなく、それぞれの手数料が必要になります。それに対して岩井証券の1日定額手数料は、現物取引と信用取引の約定金額の合算で手数料が決まります。あまり高額な信用取引を行うつもりがなく現物と併用するならば、お得な手数料体系だと思います。日計りは片道無料です。
また、約300銘柄の一般信用売りも可能です。逆指値注文(OCO注文)もできます。
私は現物も、信用も、岩井証券をメインに使ってます。

 そしあす証券:手数料は、ワンショットが50万まで231円・300万円まで462円。1日定額は300万円まで一律1260円と、非常に分かりやすい料金です。1日定額手数料は刻みがないので、小額の取引の人には若干不利な手数料体系です。
しかし、そしあす証券の最大の魅力は、制度信用買いの金利が1.86%と断トツで低い事です。200万円の銘柄を半年保有した場合、2.5%の金利なら25000円もかかるのに対して、1.86%なら18600円と6000円以上安くなります。ちなみに一般信用の買いは2.86%なので、長期で保有するつもりの場合も、制度信用で買って半年ごとに買い換えた方が得になります。
そしあす証券は、ある程度の金額の銘柄を信用買いで中長期保有する人には、すごくおすすめです。

ブログ内関連リンク
1元管理2元管理、保証金で比較
タイトルの通り、1元管理か2元管理か、保証金維持率などの項目で、証券会社比較したものです。よろしければ、こちらも合わせて見てみてください。

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信用取引 1元管理2元管理 保証金で比較 

信用取引は各証券会社によって、微妙に委託保証金率などの数字が違います。今回は各証券会社の委託保証金率などの数字を比較してみました。
なお、委託保証金率や最低保証金などの意味が分からない場合は、先に信用取引そのいちをお読みください。(←ちょっと長いけど…。)
また、手数料や金利に関する比較は信用取引 手数料・金利徹底比較をご覧ください。

  管理  最低保証金 委託保証金率  最低保証金維持率  代用掛け目 
イートレード証券 30万円   33%   30%  80% 
クリック証券 30万円  30%  25%  80%
ジョインベスト証券 30万円   33%   30%  80%
楽天証券  30万円   30%  20% 80%(名証単独上場銘柄は0%) 
オリックス証券 30万円   33%   30% 80%(整理ポスト、Q-Board、アンビシャスは0%) 
カブドットコム証券  30万円    33%   28%   80%
投資信託 前営業日の基準価額の80%(一般型のみ代用可。累投型、MMF、中期国債ファンドは不可)
マネックス証券  30万円   30%   25%   80%(マザーズ・ヘラクレス・セントレックスは70%。Q-Board・アンビシャスは50%。管理ポスト・整理ポスト・株価50円未満の銘柄は0%)
丸三証券 30万円  40%  30%  80%(JASDAQ・ヘラクレススタンダードは70%、マザーズ・ヘラクレスグロース・NEO・セントレックスは60%(2階建て規制・50円割れ銘柄規制有り)
国債95% 公社債投信85%
松井証券   30万円  31%  30%  80%(管理ポスト・整理ポスト等は規制有り)
岩井証券 50万円  33%  30%  80%(複数銘柄必要・2階建て規制有り)
そしあす証券    30万円  30%  25%  80%(整理・管理ポスト規制・2階建て規制有り)
野村證券   30万円  40%
(10%は現金)
 30%  80%以下
国債等の債券や、公社債投信等も代用可

1元管理と2元管理
信用取引をする場合、現金(信用保証金)と、現物株(代用証券)を担保にして取引をする事ができます。
証券会社により、現金を、信用保証金と現物取引用と一緒に取り扱う一元管理のところと、信用保証金と現物取引用の現金を別々に管理する二元管理のところとがあります。1元管理なのは、イートレード証券やクリック証券、マネックスや岩井など。2元管理なのは楽天証券やカブドットコム証券など。

1元管理のところは、100万円証券口座に入れていたとしたら、100万円分までの現物株を買う事ができますし、そのまま100万円を信用保証金として約300万円分までの信用取引を行う事もできます。現物株を買ったり信用取引をしたら当然口座余力は減ります。

2元管理のところは、100万円を証券口座にいれただけでは信用保証金にはならないので、必要な分だけ信用保証金に移す必要があります。
例えば50万円を信用保証金に移したら、それを担保に約150万円分までの信用取引を行えますし、残りの50万円で50万円までの現物株を買う事ができます。

代用掛け目(だいようかけめ)
現物株を担保にする場合、その株の時価×代用掛け目分を担保にできます。代用掛け目は80%に設定しているところが多いです。
例えば5月7日の新日鉄の終値は623円。これを現物で2000株保有している場合は、623×2000×0.80≒100万円の証拠金と同じように使えます。

80%が多いといいましたが、例えば楽天証券はセントレックスなどの名証単独上場銘柄は代用掛け目が0。オリックス証券は整理ポスト銘柄、福証Q-Boardや札証アンビシャス銘柄の掛け目が0なので、これらの銘柄は担保にする事ができません。
また、マネックス証券や丸三証券などは、株価が50円未満のいわゆるボロ株の掛け目を0にしています。
表で代用掛け目が単に80%となっているところも、「当社独自の判断により代用掛目が変更される場合がございます」などの注意書きが必ず書いています。

昨年の1月ライブドアに強制捜査が入った時に、この段階でライブドアの不正・上場廃止が明らかになる前に、マネックス証券がライブドア関連株の掛け目を0にして物議を呼び、ライブドアショックは別名マネックスショックと呼ばれたのは有名な話し。

丸三証券・岩井証券・そしあす証券などは、2階建て取引規制が有り、一つの銘柄(A株)が保有株の50%を超えてる場合、A株を信用買いする事はできません。また岩井証券は現物株を最低2銘柄以上保有しないと担保として使えません。

この表に書いたネット専業証券では唯一、カブドットコム証券のみが投資信託も代用証券として使用できます。掛け目は80%です。
野村證券や丸三証券は、国債などの債券や公社債投信(MMF・MRF等)を代用証券として使用できます。

最低保証金
最低保証金は、保証金(現物分含む)がこの金額以上ないと新規で信用取引ができないという金額です。30万円としているところが多いです。
岩井証券はちょっと高めの50万円です。

また信用の建て玉が有る状態でこの金額を下回ると、追証になります。例えば最低保証金が30万円の証券会社で、保証金が25万円に減ってしまった場合は、5万円以上の入金が必要になります。

委託保証金率
必要保証金=信用建て玉×委託保証金率です。式を変形すると信用建て玉=必要保証金÷委託保証金率
つまり保証金÷委託保証金率の分まで信用取引を行えます。
証券会社によって30%〜40%です。野村證券は10%分は現金での保証金が必要です。
例えばイートレード証券の場合委託保証金率は33%なので、99万円の保証金があれば99万÷0.33=300万円までの取引ができます。

委託保証金率が低いところほど、同じ保証金で大きい取引ができます。日計り取引だと追証はかからないので、デイトレなどで少しでも多くの取引をしたい人は委託保証金率が低い所の方が良い。
ついつい買いすぎてしまうって人は、委託保証金率が高いところにすれば良いと思います。

最低保証金維持率
最低保証金維持率は、この数字をきったばあい、追証になるラインです。証券会社によって20〜30%です。
数字が小さい方が追証がかかりにくいという事です。
委託保証金率と最低保証金維持率の差が小さい証券会社は、信用余力目一杯まで保有してしまうと、すぐ追証ラインになってしまいます。
逆にこの差が大きい証券会社は、追証がかかりにくいです。ただし実際追証になった場合、委託保証金率の数字(イートレなら33%)になるまでの金額が必要なので、入金に必要な金額は大きくなります。


私は岩井証券を使ってますが、岩井は最低保証金が50万円だったり、現物株は2銘柄以上保有しないと担保として使えなかったりと若干使い勝手が悪いかもしれません。私の場合は分散投資派なので、別に不自由に感じる事は全くありませんけど。
一点集中で取引をする人には岩井証券向かないと思いますし、2階建て規制のある丸三やそしあす等も向きません。
マネックス証券は信用掛け目について他社よりも厳しめ。これを不自由で使い勝手が悪いと感じるか、リスクの高い取引を規制する親心と見るかは人それぞれだと思いますが。
委託保証金や最低保証金率の数字は、もちろん大事ですが。そんなギリギリまで建てないで余裕をもって取引をしている人にとってはそんなに気にする必要もないかなと思います。最大でも10%の違いですし。

これらの項目を気にして証券会社を選ぶにしても、選ばないにしても。信用取引しようって人は、最低限自分が使っている証券会社がどういうルールになっているかは把握しておいた方がいいと思います。

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現状維持バイアスとサンクコスト効果 〜行動経済学2 

次の問いに答えよ。  〜行動経済学1 の続きとなっていますので、まだ読んでない方はそちらを先にお読みください。


前回のアンケートでは、たくさんの人にお答えいただき、本当にありがとうございます。

回答結果は ←回答のコメントもいろいろ書いていただいて、興味深く読ませていただきました。(感謝です!)

・よくわからないけど Aのまま  35票 (13%) 
・よくわからないけど Bに変える  7票 (3%) 
・Aが当たりの確率が高いので、Aのまま  22票 (8%) 
・Bが当たりの確率が高いので、Bに変える  57票 (21%) 
・確率は同じだし、 Aのままにしとく  145票 (54%) 
・確率は同じだし、 Bに変えてみる  4票 (1%) 

さて、回答です。

続きを読む
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楽天証券での海外ETFの買い方 

2006年10月19日から楽天証券でアメリカ株(SP500とNASDAQ)と中国株の海外ETFの取扱いが始まりました。

2007年1月26日からはインド株のETFの取扱い開始。
3月20日から、アメリカ以外の先進国(主にヨーロッパ)のETFと新興諸国のETFが追加されました。
5月2日からは、NYダウとSP500に連動する海外ETFが追加されました。
5月19日から、DVY・EWY・EWT・EWZ・EZA・FXIの6本、23日からEWYが追加になりました。
6月19日から、IBB・AGG・TIP・IYRの4本が追加になりました。
7月9日から、IOO・IJH・GSGなど14本も追加になりました。
10月1日からは、一挙に13本もの追加になりました。
12月5日から、IWMが追加になりました。
12月17日から、MSCIコクサイに連動するTOKが追加になりました。
そして、2008年5月2日より、香港上場の7本のETFが追加になります。
楽天証券さんの海外ETFの取扱いがどんどん増えていくので、この記事もどんどん長くなっていきます。

07年8月24日からはイートレード証券でも海外ETFの取扱いが始まっています。手数料の安さのイートレ。品揃えの楽天といったところでしょうか。


08年5月2日より、香港上場のETF7本が新たに加わりました。
4/30の発表で、5/2からの取扱いとは早業ですね。私は昨日知り、もう来週から取り扱うんだと勘違いしましたが、来週じゃなくって今日(5/2)からでしたね。
加わったのは、
02812 リクソーETF MSCI ワールド
02815 リクソーETF MSCI ACアジア・パシフィック(除く日本)
02810 リクソーETF MSCI インディア
02813 リクソーETF MSCI 韓国
02831 リクソーETF ロシア
02826 リクソーETF ナスダック 100
02809 リクソーETF コモディティーズ CRB(ロイター/ジェフリーズCRB)
の7本です。

中でも注目は、これ一本で先進国の株式を網羅しているリクソーETF MSCI ワールドですね。
また、ロシアのETFも楽天証券のラインナップには無かったものです。ただし、ベンチマークとなるDJ RUSINDEX TITANS 10の構成銘柄は10銘柄のみというのがちょっとネックです。

楽天証券の中国株の手数料は、10万円までが525円、10万〜100万円が0.525%、100万円越えが一律5250円となっています。
手数料率でいうと100万円以下の購入だと当然0.525%、210万円分の購入で0.25%、525万円分の購入で0.1%となります。
小額でも0.525%とそれほど高くないのが良いですね。しかーし、後述しますが為替手数料が約1%と結構高いです。
中国株の投資信託は、信託報酬が1.5%以上の物が多くまたノーロードの商品が少ないので、長期保有予定の場合はETFで買うメリットは多そうですね。ただし、1単元を買うのに2828だと40万円近く必要となります。
2836はインド株に連動しますが香港上場なので、中国株と同じ手数料になります。

楽天証券のアメリカ株の手数料は、1000株まで一律31.45ドル$となっています。
手数料率でいうと3145$分の購入で1%、6290$分の購入で0.5%、12580$分の購入で0.25%、31450$分の購入で0.1%となります。これに後述する為替手数料が0.2%程度プラスされます。小額の購入だと割高、なるべく一遍に買った方がお得となる料金体系です。
しかし例え購入手数料に1%払ったとしても、ノーロードのファンドと比べて信託報酬が格段に安いので数年以上保有すれば収益が逆転する計算です。
逆に小額購入で1・2年の保有であれば、信託報酬が低めのノーロードファンドの方が良いでしょう。 

為替手数料も含めた往復の手数料率では、
10万円分の購入の場合、中国(上場)株が約3%、アメリカ(上場)株が約6.5%
30万円分の購入の場合、中国(上場)株が約3%、アメリカ(上場)株が約2.5%
60万円分の購入の場合、中国(上場)株が約3%、アメリカ(上場)株が約1.5%
120万円分の購入の場合、中国(上場)株が約2.9%、アメリカ(上場)株が約1% となります。

10万〜20万円程度の金額の購入で有れば、中国(上場)株の方が向いているようです。
先進国型の投資信託で低コストのものだとノーロードで信託報酬は0.8〜1%程度です。それに対してリクソーETF MSCI ワールドだと往復手数料約3%に信託報酬が0.45%。6〜9年以上の保有で、やっと逆転となります。

往復で約3%の手数料は、新興国型の投資信託の購入手数料並ですね。それでいて、信託報酬は1%以下と新興国型の普通の投資信託よりはずっと低コストとなっています。
ロシアやインド、アジアパシフィックなどの新興諸国に投資したい場合、投資信託の代わりとして、これらのETFを利用するというのも有りじゃないかと思います。

為替手数料がもう少し低ければ、もっと使い勝手がよくなるんですけどね。

おすすめ関連リンク
楽天証券から、ついにMSCIワールドETFが登場!  [梅屋敷商店街のランダムウォーカー]
今回取り扱いがはじまるリクソーのETFですが、現物株のバスケット買いとエクリティスワップを組み合わせた「シンセティック・リプリケーション」という運用手法がとられています。耳慣れない言葉だったのですが、アルビレオさんのコメントが分かりやすかったです。コメント欄も含めて、ETF・インデックス投資の方には要チェックのブログです。

リクソーETF MSCI ワールドの詳細情報。果たして気になる出来高は? [敗者と勝者のゲーム]
MSCIワールドの過去の出来高や、構成国・構成セクターの割合が書かれていて、参考になります。出来高は、ちょっと少ないようです。ちなみに今日5/2の出来高は7100口(710単位)でした。



かえるさんの多大なるご協力により、価格自動更新の海外ETF一覧(楽天証券で取扱いのあるアメリカ上場のもの)を作成しました。
本家自動更新 海外ETF一覧表 [かえるの気長な生活日記。] 

ちょっとややこしいのですが
EEMとEFA・EWY等はアメリカ以外の国を投資対象としていますが、表でコードがアルファベットのものはアメリカで上場されているETFです。
2836はインドの株式指数に連動するETFですが、表でコードが数字のものは香港で上場されているETFです。

今まで↓表のETF名のところを楽天証券の日本語説明ページへのリンクにしてましたが、米モーニングスターのトータルリターンのページへのリンクに変更しました。

現在の取扱いは↓の49銘柄(アメリカ45・香港12)です。

コード ETF名
(米モーニングスター
トータルリターンへのリンク)
ベンチマーク
(投資対象)


信託
報酬

株価×為替レート
×単元数
≒1単元の価格
(5月2日手数料除く)

  米国企業対象ETF      
IVV TRUST-iSHARES
S&P500 INDEX FUND
 
S&P500
(米国株)
0.09%  141.15$×104.95×10口
≒148000円
SPY  SPDR TRUST
SERIES 1
S&P500
(米国株) 
0.0945%  141.12$×104.95×10口
≒148000円
DIA DIAMONDS TRUST
SERIES 1 
NYダウ
(米国株) 
0.18% 

129.96$×104.95×10口
≒137000円

QQQQ 

NASDAQ-100
TRUST, SERIES 1
 
NASDAQ-100
(米国株)
0.20% 

48.70$×104.95×10口
≒51000円

IJH  iShares S&P
MIDCAP 400
 
S&P ミッドキャップ400指数
(米国中型株)
0.20%  84.75$×104.95×10口
≒89000円
IJR  iShares S&P
SMALLCAP 600
 
S&P スモールキャップ600指数
(米国小型株)
 
0.20%  63.50$×104.95×10口
≒67000円
IWM  iShares Russell
2000 Index
 
ラッセル2000
(米国小型株) 
0.20%  69.41$×104.95×10口
≒73000円
 
DVY ISHARES DJ SELECT
DIVIDEND INDEX

(米国の高配当株)
0.40%  61.16$×104.95×10口
≒64000円
IBB  iSHARES NASDAQ
BIOTECHNOLOGY
 
米国のNASDAQバイオ関連株 0.50%  79.37$×104.95×10口
≒84000円
KLD  iShares KLD
Select Social Index
 
米国SRI社会的責任投資 

0.50% 

58.35$×104.95×10口
≒62000円
  先進国企業対象ETF・
グローバル地域対象ETF
     
IOO  iShares S&P
GLOBAL 100 Index
 
S&P グローバル100指数
(先進国の100銘柄)
 
0.40%  77.44$×104.95×10口
≒82000円
 
TOK  iShares MSCI
Kokusai Index
 
MSCIコクサイ
(日本を除く先進国) 
0.25%  47.59$×104.95×10口
≒50000円
 
EFA ISHARES MSCI
EAFE INDEX FUND