FX(外国為替証拠金取引) 〜ボーナスの運用6 

ボーナスの運用6 として、外為FXの記事を加筆修正して再UPします。

外貨FXには、株と同じ様に取引所で取引するくりっく365と、それ以外の店頭取引のFXとが有ります。
ここでは、外貨預金外貨MMFも含めた比較で記事を書きたいと思います。

  FX(店頭) FX(くりっく365)  外貨MMF 外貨預金 
レバレッジ  1〜200倍  〜25倍  1倍  1倍 
手数料(1万米$あたり往復) 200〜2500円 720〜2350円 4000〜2万円  4000〜2万円 
金利(1万米$1年) 4万〜4万5千円 42000円  46000円  30000円
税金(利子)  15〜50%
総合課税
雑所得 
20%
申告分離課税
譲渡所得
20%
源泉分離課税
配当所得
20%
源泉分離課税
利子所得
税金(為替差益)  15〜50%
総合課税
雑所得
20%
申告分離課税
譲渡所得
0%
非課税
15〜50%
総合課税
雑所得

FXの最大の特徴はレバレッジをかけた取引です。
米ドルを1万$取引する場合、クリック365の場合必要な最低証拠金は3万5000円です。レバレッジで言うと約30倍です。
FX(店頭)は業者によって違い、1倍〜200倍と様々です。業者によって、注文の際にレバレッジが選べるところも有ります。

レバレッジ5倍なら、実際には20万円しかないのに100万円分の取引ができ、100万円分の利子がもらえます。

ただし、その場合リスクも5倍になります。外貨預金や外貨MMFなら為替が半分(1$110円→55円)にならない限り資産は半分にならないが、5倍のレバレッジなら1割下がる(1$110円→99円)だけで資産が半分になる。※金利を考慮しない場合。

FXでも1倍のレバレッジを選ぶと、外貨預金や外貨MMFと為替リスクは同一になります。

私の場合は、外為どっとコム10倍のレバレッジのものを使用。実際には証拠金いっぱいまで取引をしないので、実質的なレバレッジは3〜6倍程度です。
セントラル短資では、カナダドル1万ドルを10万円(下がった時に追加して12万円)の証拠金で取引してたのでレバレッジ10倍近かったけど。

自分が取引する期間にどこまで下がる可能性あるか考えて、証拠金をいれるというのも一つの方法でしょう。
例えば1万通貨取引をしていると、為替が1円円高になると1万円の損失です。1ドル=110円・最低証拠金を10万円とすると、
1ドル105円になる前に撤退するというなら10万円+5万円で15万円。
1ドル100円は割らないでしょと考えるなら10万+10万で20万円。
いくらなんでも1ドル80までは下がらんでしょと考えるなら10万+30万で40万円


取引単位は
クリック365
の場合、1万通貨です。
これは日本円にすれば85万〜215万円位に相当します。
証拠金は少なくても、ロットの大きい取引をしているという認識は必要だと思います。

FX(店頭)も1万通貨単位の取引を標準にしているところが多いですが、外為ドットコムなど1000通貨単位で取引できるところも有ります。
10万円などの少ない証拠金で始める場合、1万通貨単位だと1単位買ったら終わりになってしまうと思います。
1000通貨単位なら少ない証拠金でも、通貨を分散したり、時間的に分散して買うといった事が可能です。
1000通貨単位での取引でなら利益もしれてるので、後述する税制面のデメリットも受けにくいと思います。

外貨MMFの取引単位は1セント単位(最低100$以上等)。
外貨預金も取引単位は1セント単位(最低1万円以上・10万円以上等)、扱い金融機関によって最低取引金額は違いますがFXより小さいロットで投資ができ、1セント単位でこまかく売買する事が可能です。

FXの手数料はどの位かかるか。
米ドル1万$取引をした場合で、
クリック365の場合で、業者により片道210〜1050円。また同じ時間に買いと売りを行った場合、買いの方が少し高くなります。この差がスプレッドで為替手数料にあたります。米ドルだと1ドルあたり通常3銭なので1万ドルで300円。往復の総コストは720〜2350円になります。

FX(店頭)
ですと手数料が高いところで1000円程度、安いところにいたっては0円って所も有ります。1000通貨で手数料無料の所は残念ながらないようです。スプレッドも会社によって違い、2銭〜5銭程度です。合計した往復の総コストは200〜2500円と業者によってバラつきが大きいです。

外貨MMFの場合売買手数料は無料ですが、為替手数料はネット証券で1ドルあたり25銭のところが多く、1万ドルなら往復で5000円。
野村證券などの大手証券会社だと1ドル50銭のところが多く、1万ドルなら往復で1万円。
外貨預金だと、大手銀行の為替手数料は片道1円。1万ドルなら往復で2万円です。住信SBI銀行は手数料が安く、往復で4000円です。

手数料で見るとFXがだいぶ格安です。
一般的に取引量の多い米ドルの手数料が一番低く、取引量が少ないマイナーな通貨は手数料が高めになります。


金利はどの位受け取る事ができるのか。
1万通貨の買いポジションを持つと、業者によって違いますがおおよそ1日あたり、米ドルで50円、豪ドルで185円のスワップ金利を受け取る事ができます。
単純に365日をかけると米ドルで18000円、67000円ぐらい。

外貨MMFだと現在の利率は米ドルで1.85%程度なので、年間18500円くらい。豪ドルで67500円くらい。
外貨預金だと、みずほ銀行の場合で1.77%なので、年間17700円。豪ドルで61000円。
ただし、外貨定期預金が預け入れをした時の金利で固定なのに対して、FXや外貨MMFの金利は日々変動します。今後金利が下がれば、受け取れる金利も下がります。

また、外貨預金や外貨MMFの金利は外貨の金利だけをもとに算出されます。
それに対して、FXのスワップ金利は買った通貨から売った通貨の金利の差をもとに算出されます。なので日本の金利が低い今はどの外貨を買っても金利が高いですが、将来的に日本の金利が高くなればスワップ金利は少なくなります。


クリック365とそれ以外のFXの最大の違いは税制です。
クリック365
の場合、ポジションを決済した時に金利もまとめて受け取ります。
クリック365以外のFXの場合は、会社によって違います。全体的には、ポジション決済時にまとめて。ってところが多いようです。
セントラル短資は毎日口座に入ります。外為ドットコムでも決済前に金利を受け取る事もできるようになりました。
株と一緒で基本的に決済してはじめて確定利益として課税されますが、金利を決済前に受け取った場合は金利分はその年の課税対象になります。

FX(店頭)の場合総合課税で、給与等他の所得と合算したうえで累進課税されます。給料をたくさんもらっていて税率が高い人には不利です。
またFX(店頭)で儲けすぎると、累進税率が上がってしまい、給与への課税金額も上がってしまう可能性があります。
他の申告分離ではない雑所得(FXの他の業者での損益・お小遣い稼ぎ程度のアフィリエイト・年金・外貨預金の為替差益など)に限り損益通算が可能です。

それに対してクリック365は20%の申告分離課税です。いくら儲けても20%以上取られる事はありません。確定申告をすると225先物やOP、商品先物などと損益を通算したり、損失を最大3年間繰り越す事もできます。株や投資信託の損益と通算する事はできません。

外貨MMFは、利子分に関しては20%の源泉分離課税後再投資。
為替差益にいたっては、非課税です。外貨MMFではいくら儲けても確定申告の必要はありません。(※円から直接外貨MMFを購入の場合)
ただし為替差損の場合、他の利益と損益通算することはできません。

外貨預金は、利子分に関しては20%の源泉分離課税。為替差益は雑所得として総合課税で、他の申告分離ではない雑所得と損益通算できます。

2007年からの累進課税率はこちらです。給与やFX(店頭)など総合課税になる所得から各種の控除を引いた課税所得金額が195万円以下の人はFX(店頭)の方が税率が低く、195〜330万円ではどちらも同じ20%、330万円越えの人はクリック365の方が税率が低くなります。

為替差益があった場合、外貨MMFが税制上断然有利。
為替差損があった場合、外貨MMFは不利。年金所得など雑所得が有る人は外貨預金や店頭FXが有利。先物などに利益が有る人はくりっく365が有利。
所得が多くて所得税の税率が高い人や、外貨での収入が多くなりそうな人には、外貨MMFや源泉分離課税のくりっく365が有利。

注文方法
外貨定期預金の場合は預け入れ時に満期を指定する形になります。
外貨MMFは投資信託の一種なので、売却指示をすると次回の基準価格(為替)での売却となります。

それに対して、FXは株と同じ様に指値や成行きが選べる。さらには業者によって逆指値やOCO注文(W指値)やIFD注文(リレー注文)など複雑な取引も可能です。価格はリアルタイムで変動します。
その為、デイトレなど短期での取引で利益を出す事も可能です。
また、ショート(外貨売り円買い)もできるので、円高が進む場面でも利益をあげる事ができる可能性が有ります。

まとめ
・手数料を見ると、FX(店頭)>FX(くりっく365)>>外貨MMF>>外貨預金(※ネット銀行だと外貨MMFと同程度)
・金利を見ると、FX(店頭)=FX(くりっく365)≒外貨MMF>外貨預金
・税制を見ると、外貨MMF>>FX(くりっく365)>>外貨預金>FX(店頭) ただし状況や所得による
・短期売買をするなら、FX(店頭)=FX(くりっく365)>>外貨MMF>>外貨預金

・少ない証拠金でレバレッジをかけた取引をしたいならFXが良い。ただしリスクは高くなる。
・短期売買やをしたいならFXが良い。売りからも入りたい人もFXが良い。

・1000通貨単位で取引したい人・少しでも安い手数料で取引したい人・課税所得金額が195万円以下の人には、FX(店頭)がおすすめ。
・取引額が大きく、税金が気になる人、課税所得金額が330万越えの人には、FX(くりっく365)がおすすめ。

ブログ内関連リンク FXその2〜この記事の続き記事です。実際にFXやってみようと思った人は読んでみてください。

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ミニTOPIX先物・REIT先物・core30先物とCMEシカゴ先物 

いまいち話題になっていませんが、6月16日から、ミニTOPIX先物、東証REIT指数先物、TOPIX CORE30先物の取引がスタートしました。これらは取り引き単位が85〜140万円程度で、証拠金1枚あたり10万円程度から取引可能となっています。
しかし、現在のところ取扱いが有るネット証券はほとんど無いようです。メジャーなネット証券の中では唯一カブドットコム証券でのみ取扱いが有ります。今のところ機関投資家・ディーラー向けといった感じです。
ミニ日経平均先物と同じ様な取引単位なので、取り扱う証券会社が増えると個人投資家にも有る程度人気でそうな気がするんですけどね。特にミニTOPIX先物は。

 カブドットコム証券 取引単位  手数料  当初証拠金 
ミニTOPIX先物 TOPIX×1000
=約135万円
105円
※0円
10万円
東証REIT指数先物 東証REIT指数×1000
=約140万円
105円
※0円
10万円 
TOPIX CORE30先物 TOPIX CORE30×1000
=約85万円
105円
※0円
10万円 
ミニ日経平均先物 日経平均×100
=約140万円  
105円  10万円 
日経平均先物 日経平均×1000
=約1400万円
987円  SPAN×1.2倍
=約90万円 
TOPIX先物  TOPIX×10000
=約1350万円 
945円 SPAN×1.2倍
=約90万円
※8/29まで、手数料0円キャンペーン中です。


6月6日から、松井証券 でシカゴ(CME)日経平均先物の取扱いが始まりました。
取引単位は日経平均×500なので、大証の日経平均先物の半分、先物ミニの5倍となります。証拠金は現在のところ1枚あたり約65万円が必要です。また普通の先物口座とは別の口座となり、証拠金を共用する事はできません。
アメリカ時間に取引されるCME日経平均がネット証券でも普通に取引できるようになったのは、利便性が上がったと思います。(私が自分で取引するかどうかは別として。)

 松井証券 取引単位 手数料   当初証拠金
CME日経平均先物 日経平均×500
=約700万円 
1050円
※525円
イニシャル証拠金×1.1倍
=約65万円 
ミニ日経平均先物  日経平均×100
=約140万円 
105円  SPAN×0.1×1.2倍
=約9万円 
日経平均先物 日経平均×1000
=約1400万円 
525円  SPAN×1.2倍
=約90万円
※ 8/8まで手数料半額キャンペーン中です。

関連記事 日経先物ミニ・日経先物・オプション口座

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外貨預金 〜ボーナスの運用4 

今日は外貨預金 についてです。

金利はどこもそんなに違わないんじゃないかと思いますので、とりあえずメジャーなところで、みずほ銀行の外貨定期預金の金利を見てみましょう。

1ヶ月 2ヶ月

ヵ月

6ヵ月 1年
米ドル 0.86 0.96 1.15 1.43 1.77
英ポンド 3.40

3.62

3.85

4.00 4.24
ユーロ 2.71 2.97 3.13 3.30 3.51
オーストラリアドル 5.15 5.43 5.58 5.79 6.10
ニュージーランドドル 6.15 6.41 6.54 6.49 6.45
スイスフラン 0.65 0.82 1.03 1.17 1.47

NZドルとオーストラリアドルが金利が高いですね。1年ものだと6%越え。
2007年12月時点(おまけとして表を載せてます)で、逆イールドだった米ドルや英ポンドは、長期ほど金利が高い通常の状態に戻りました。特に米ドルの短期金利の下げが目立ちます。

金利を見るとすごく良さそうな外貨定期預金ですが、当然為替リスクが有ります。

米ドルだと、1ドルが1円円高になると約1.0%減ります。5円円高になると4.7%減る事になるので金利分はあっさり吹っ飛んでしまいます。
逆に1円円安になれば1.0%、5円円安で4.7%余計に増えます。
1年で5円程度の変動はむしろ普通だと思うので、金利以上に為替リスクを気にする必要がありそうです。
また定期預金なので、円安に進み為替が良いからと満期前に解約すれば、せっかくの高金利の分が解約手数料でほとんど取られてしまいます。
外貨預金は円安に触れれば半年で10%程度増える可能性も有りますし、円高に触れれば元本割れをしてしまうかもしれない商品です。ですので、預金とは言っても、これまでに書いてきた円建ての定期預金や個人向け国債などとは性格が違います。為替リスクが有る、リスク商品です。
しかし、金利は円建ての定期預金よりはずっといいよ。といった形です。

また高い金利については銀行側でPRしてるのですが、為替手数料が結構かかってる事については、大きく書いていません。
みずほ銀行(ほとんどの銀行が同じ位とってると思いますが)の場合ですと、米ドルで往復2円(1.9%)、英ポンドで往復8円(3.8%)、ユーロで往復3円(1.9%)、豪ドルで往復5円(5.0%)、NZドルで5.1円(6.2%)、スイスフランで往復1.8円(1.8%)も為替手数料がかかります。

NZドルが1年間で6.45%もの金利つくって言っても、為替手数料で6.2%引かれるんですから、為替が変動しなかったと仮定してほぼプラスマイナス0です。別な考え方をすると、為替が5円円安になって、ようやく為替手数料分を相殺できます。

満期になった外貨定期預金は、円に戻さずそのまま外貨定期預金に再び預ける事ができます。例えば今後金利および為替の変動がないと仮定すると、NZドルの場合ですと3年預ければ6.45×3-6.2=13.15%(1年あたり約4.38%)の金利を得る事ができます。10年なら6.45×10-6.2=58.3%(1年あたり約5.8%)となります。
為替が円安にすすむだろうと考える人以外では、外貨定期預金は長期で預けてこそ意味があると言えます。

みずほ銀行以外もどこも同じようなものと書きましたが、住信SBIネット銀行ソニー銀行イーバンク銀行のネット銀行3行は断トツで為替手数料が低いです。
住信SBIネット銀行の場合で、米ドルで往復0.4円(0.4%)。ユーロも往復0.4円(0.24%)。英ポンドで往復1円(0.5%)、豪ドル(1.0%)、NZドル(1.2%)、スイスフランも往復1円(1%)です。ちなみに金利も悪くないどころか、むしろみずほなどよりもいいです。
この程度の為替手数料ならば1年間だけ預けるといった事も現実的だと思います。もちろん長期間になった方が、為替手数料は相対的に低くなるので有利ですが。

まとめ
外貨定期預金は、概ね円建て定期預金よりも金利が高い。

為替リスクが有り、円安に進めば大きく儲かるし、円高に進めば元本割れする可能性も有る。

住信SBIネット銀行・ソニー銀行・イーバンク銀行以外は、為替手数料が高すぎる!その為、長期以外だとうまみが少ない。


基本的には、ある程度の期間使わずに保有しておくつもりのお金があり、かつ長期的にその通貨に対して円安にすすむだろうと考える人向きの商品だと思います。

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個人向け国債 〜ボーナスの運用3 

ボーナスの運用3回目は、個人向け国債です。

個人向け国債は、固定金利型5年と、変動金利型10年2種類が有ります。発売は年4回で今はちょうど申し込み期間(6月5日〜6月30日)中です。1万円から購入可能で、半年ごとに利子が支払われます。
夏のボーナスという事を考えると、もう1ヶ月遅い、もしくは期間を延長した方が良いように思いますが。年4回定期的に発行という事の方を重視している様です。


固定金利型5年はその名の通り、購入時に決まっている金利で5年間利子が支払われます。今募集中のものですと、税引き前金利で1.22%となっています。2年以上経った物は中途換金可能です。元本割れはありません。

基本的には定期預金みたいな物かなと思います。で実際に5年ものの定期預金の金利と比べてみると、メガバンクなどと比べると約2倍。ネットバンクの通常金利より少し高めです。ただし、住信SBI銀行やソニー銀行のキャンペーン金利よりは落ちます。また中途解約のできないしくみ預金5年相当の金利と同程度です。

100万円分購入した場合半年ごとに4880円の利子を受け取ることができ、5年間で総額48800円(1年あたり9760円)になります。

それから「金利が上がると債券価格は下落し、金利が下がると債券価格は上昇する」という話しを聞いた事があると思います。
しかし、個人向け国債に関してはこれは関係ありません。金利が上がった状態で中途換金しても元本は保証されます。反対に金利が下がった時に中途換金しても、金利以上に儲かるといった事はありません。
ほんと定期預金に近い商品だと思います。

2年以上経った場合中途換金可能ですが、その場合2年分の利子分を引いた分しか戻ってこないので、2年分の利子は捨てる事になってしまいます。正確には『額面金額+経過利子相当額−4回分の利子』が戻ります。
3年で解約した場合は9760円(1年あたり3253円)、4年で解約した場合は19520円(1年あたり4880円)の利益になります。

来年再来年と金利が上がったとしても、下がったとしても、受け取りの利子は変わりません。


一方の変動金利型10年ですと、半年ごとに金利が見直されますので、来年再来年と金利が上がっていったとしたら、受け取ることのできる利子も増えていきます。

金利は10年固定利付国債から0.8%を引いた金額になります。今の10年固定利付国債の金利は1.80%程度なので、1.00%(税引き前)の受け取りとなります。もし日本がまた景気が悪くなり10年固定利付国債の金利が0.8%以下に下がった場合は、マイナスにはならず0.05%の最低金利は保証されています。

仮に10年間ずっとこの金利だとして100万円購入した場合の利子を計算すると、半年ごとに4000円を受け取る事ができ、10年間で合計80000円(1年あたり8000円となります)

現在は、固定金利5年と比べて金利が低いですが、これから金利は上がっていって平均すると1.22%以上になると考えるならば、変動金利10年の方が良いです。

変動型個人向け国債の金利は結構変動します。2006年12月は1.01%、2007年12月は0.68%、そして2008年6月が再び1.00%です。
基準となる10年固定利付国債の利回り(長期金利)は結構変動するからです。

10年国債の利回りチャート←週足か月足にするとわかりやすいと思います。
ちょっと話しがそれますが、[山崎元のホンネの投資教室]の日米の長期金利を見ておこうという記事は興味深かったです。
以下引用 長期金利の理論価格は、(1)大まかには予想される名目GDPの成長率くらいの水準で決まる、(2)将来の短期金利の予想から決まる、といった決まり方をすると考えておけばいいだろう。もう一つつけ加えると、時には(3)海外の長短の金利に影響されることがある、というのが一応の基本知識だ。
アメリカ10年国債の利回りチャート←週足か月足にするとわかりやすいと思います。>

中途解約は1年以上経つと中途換金可能で、『額面金額+経過利子相当額−直前2回分の利子』が戻ります。
固定金利5年が中途解約をすると4回(2年分)の利子が引かれるのに対して、変動10年は2回(1年分)しか引かれません。

もし金利が今のままの場合だっとしても、3年で解約した場合16000円(1年あたり5333円)、4年で解約した場合24000円(1年あたり6000円)の利益と、固定金利5年よりも利益が大きいです。


まとめ
個人向け国債は固定金利型5年と、変動金利型10年の2タイプが有る。どちらも1万円から購入可能。半年ごとに利子を受け取れる。

固定5年型は、現在の金利は1.22%と一般の定期預金と比べて高めとなっています。しかし、一部のネット銀行のキャンペーン金利や100万円以上などの条件が有る5年定期と比べると少し低めです。
固定金利5年型の方が変動10年型よりも金利は高め。しかし今後金利が上がっていくと考えるならば、変動10年型の方が良い。5年以内に中途解約する可能性が有る場合も、変動10年型の方が良い。

変動10年型は、その名の通り金利が上がればその分受け取り金利も上がる。
1年以上で中途解約可能となるので、満期特約定期預金などと比べても自由度が高く、商品の設定自体は良い商品だと思う。
しかし最大の問題は、今の日本の長期金利がすごく低いっていうこと。少しづつは上がっていくとは思うけど、近いうちに3%、4%といった金利になるかといったら疑問。
私個人的には、リスクがあっても株や投資信託などの方に魅力を感じてしまいます。

資産形成よりは、資産運用向きの商品であると思います。株や投資信託・外貨などのリスクマネーと比べて、安定した運用の計算ができます。実際、購入者の30%は60歳代で、25%は70歳代とのことです。

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満期特約定期預金(しくみ預金) 〜ボーナスの運用2 

ボーナス運用第2回目は、条件付き定期預金(しくみ預金)です。

ここであげる商品は満期までが長めでかつ、いつ満期になるかは銀行側次第。
そして原則として中途解約不可です。やむを得ないと銀行が判断した際は解約できますが、解約手数料で元本割れします。
しかしその分、普通の定期預金よりは高い利率となっています。

 2段階で上がる   商品名  満期  利率(税引き前)  最低預入金額
新生銀行  ニューパワードワン 3年or5年  1.0%1.2%  30万円〜 
あおぞら銀行

エクセレントファースト

3年or5年  1.2%1.3% 300万円〜 
イーバンク銀行  アコーディオン5  3年or5年  1.1% 10万円単位 
 だんだん上がる         
新生銀行 パワーステップアップ預金  3〜10年  1.3〜3.0%  30万円〜 
あおぞら銀行  エクセレントファーストV  4〜10年 1.4〜2.4%  300万円〜 
東京スター銀行  右肩上がり円定期3年  2年or3年

0.7→0.85→1.0% 

100万円〜
  右肩上がり円定期5年 4年or5年  1.1→1.2→1.3%  100万円〜 
  右肩上がり円定期6年 4年or6年 1.2→1.3→1.4% 100万円〜 
  右肩上がり円定期10年 6年or10年  1.5→1.6→2.0% 100万円〜
2008年6月現在

この分野の商品を早くから出していたのは、新生銀行のパワードワンプラス(満期は5年もしくは10年)でしたが。
現在は満期が3年もしくは5年と短く、使いやすい商品になったニューパワードワンのみ募集中です。
金利は、最初の3年間が1.0%で後の2年間は1.2%です。ただこの程度の金利ならば、ネット銀行などで普通の定期預金にした方が、解約自由(当然金利はほとんどなくなりますが、元本割れはしない)な事を考えれば良いかもしれません。
100万円を預けた場合、3年で24000円(8000円)、5年間で43200円(8640)の利子を受け取れます。()内は1年あたり。詳しくはこちら

あおぞら銀行でもエクセレントファーストとゆう商品を発売しています。
6年タイプが満期が5年もしくは3年で、最初の3年が1.2%、後の3年が1.3%。
預け入れは300万円以上ですが、比べやすくする為に100万円あたりの利子を見てみると、
3年で28800円(9600円)、5年間で49600円(9920円)の利子を受け取れます。

イーバンク銀行では、アコーディオン5という商品を発売しています。
購入が10万円単位と上記2つと比べて低価格から始められるのが利点ですが、金利はその分低めです。
満期は5年もしくは3年で、金利は1.1%(2008年8月31日までの預け入れ)で一定です。
100万円を預けた場合、3年で26400円(8800円)、5年で44000円(8800)の利子を受け取れます。

2006年からは、2段階ではなく段階的に金利が上がっていくタイプの商品も登場しました。
新生銀行パワーステップアップ預金は、最低預け入れ期間が3年で、その後は毎年銀行側が継続するかどうか判断し、最長だと10年満期となる商品です。金利は継続するごとにどんどん上がっていき、10年目だと3.0%にもなります。
100万円を預けた場合、3年間で31200円(10400円)、10年間で148800円(14880円)の利子を受け取れます。

あおぞら銀行も同じタイプの、エクセレントファーストVという商品を発売しています。
満期は最低4年の最長10年となっています。
こちらは預け入れは300万円以上ですが、比較しやすくする為に100万円あたりの受取り利子を見てみると、
4年間で44800円(11200円)、10年間で136800円(13680円)になります。

東京スター銀行では、満期は2段階・金利は3段階であがる右肩上がり円定期という商品を扱っています。
現在募集中なのは3タイプです。
3年タイプは満期が2年もしくは3年で、金利は最初の1年が0.7%、次の1年が0.85%、最後の1年が1.0%。
5年タイプは満期が4年or5年で、最初の2年が1.2%、次の2年が1.4%、最後の1年が1.6%
10年タイプは満期が6年or10年で、最初の3年が1.4%、次の3年が1.6%、最後の4年が2.0%となっています。
こちらの商品の最低預け入れ金額は、窓口で200万円、インターネットでは100万円からとなっています。
100万円当りの受け取り利子を見ると、10年タイプで10年間の合計は136000円(13600円)となります。

まとめ
満期は銀行側の都合で決められるが、利用する側としては長い方の満期になるというのを想定して利用しておいた方がいいと思う。
反対に、受け取れる金利は少ない場合を想定しておく。

日本円の元本保証の商品としては、金利は高い方。
しかし複利では増えないし、1年当りの税引き後の利率はせいぜい1.5%程度なので、株などのリスク商品や外貨と比べると期待利率は低い。

投資金額も最低でも10万円〜、銀行によっては300万円からと敷居が高め。

1000万円までは、預金保険の対象です。

説明を良く読み条件に納得したなら購入して良いと思いますし、条件が有利でないと判断したりよく分からないと思うならば購入しない方がいいと思います。

当面使う予定の無いお金を預けて金利を受け取りたい。しかしリスクは取りたくない。って人向けだと思います。

使い勝手は正直あまりよくないかなと思います。特に私には中途解約が不可で満期が長いのがネック。

しかしこの商品は、運用して増やすというよりも、お金を使わないでとっておく為の商品として考えたら、もってこいかもしれません。
中途解約不可で満期まで保有せざるをえない、で元本割れする事もないんで。

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