PER 株価収益率 

PER=株価÷一株利益(EPS)

PER:株価収益率ともいい、株価が利益の何年分なのかを見る。数字は小さい方が割安。PER10倍なら、株価がその企業の10年分の利益と一緒。PER20倍なら、株価がその企業の20年分の利益と一緒という事。

日経平均のPERは20倍前後で、個別の企業を見る際もだいたい20倍というのが一つの目安とされる事が多い。
私的には大雑把に言って、15倍以下が割安、15~25倍が普通、25倍以上が割高って感じでとらえてます。

PERは成長力が高い企業・業種は高め、逆に成長力が低いと思われる企業・成熟業種は低めとなる。
なので、実際にPERを見る際は、単純に何倍かよりも同業種のライバル企業や業種平均と比べる方が有効
業種別のPERは東証のサイトで見る事ができます。


なお短期的な株価の動きは、PERなどのファンダメンタルよりも、相場の地合や需給などの影響の方がずっと大きいと思います。なので、3ヶ月ごとの四半期決算発表をまたがないような短期投資の場合はPERはそんなに気にする必要ないと思います。


PERは、低PERな割安銘柄を見つけるという積極的な使い方だけでなく、投資の候補銘柄から割高な銘柄をはじく為という使い方もあります。

私が読んで非常に参考になった「ウォール街のランダムウォーカー」では前半、チューリップバブルからITバブルまで、今までのバブルの歴史が書かれています。バブルの特徴は、割高だと思われるものまで、まだ騰がるだろうからと買われる事。バブルの時の日経平均はPERが40倍ぐらいになっていたにも関わらず、日本は特別だ外国と比べてPERが高くてもおかしくないと言われていたそうです。
また、ITバブルの時は、インターネット関連企業はこれからぐんぐん伸びるだろうと、PER100倍以上に買われた銘柄もあったようです。
しかし、バブルははじけました。

そして、2005年から2006年のライブドアショック前までは、成長力が高い新興企業が東証一部銘柄よりPERが高いのは当然といった感じで、PER50倍超えの銘柄も多かったです。その時2000を超えていたマザーズ指数は、現在800台です。JASDAQのPERもピーク時は50倍までいってましたが、今は20倍切りました。

高PERな投資対象を避ければ、バブル的な高値をつかまないですむのかなと思います。
高PER=バブルとは限りませんけど、高PERと低PERなら、バブルの可能性が高いのは高PERです。
もちろん、低PERな企業だけを買ってる人もバブル崩壊の時は全体が下がるので、損失を被ると思いますが、PERなどを気にしてない人と比べて、損失は小さく抑えられるんじゃないかと思います。


株価=一株利益×PER です。
つまり、株価が上がるには利益が上がるか、PERが上がるかする必要があります。いくら、PERが低くても利益が右肩下がりになると思う企業はだめ。

  PERが上昇 PER横ばい  PERが下落 
一株利益が上昇 株価↑↑ 株価↑  ↑or↓ 
一株利益が横ばい  株価↑  株価→  株価↓ 
一株利益が下落 株価↑or↓  株価↓  株価↓↓

利益が上昇した場合、PERが上がればもちろん株価は上昇しますし。たとえPERが上がらなくて、利益の上昇率以上にPERが下がらなければ、株価は上がります。
つまり、利益が伸び、PERが割安(PERがこれ以上下がりにくい)銘柄を選べば、株価は上がります
もちろん、これまで増益基調でかつ低PERの銘柄でも減益になってしまえば株価は下がる可能性が有ります。


逆の視点で、PERが下落した場合。利益が下落や横ばいの場合、株価は下がります。増益でも、PER下落率>増益率なら、株価は下がります。
なので、PERが高い銘柄を選んだ場合、PERがどこまで落ちる可能性があるか心配する必要があります
もちろん高PERでも、PERの下落以上の利益の伸びが続けば、株価は上がりますが。


まとめ
・PER(株価収益率)、株価を一株利益(EPS)で割ったもので、一般的に小さいほど割安。
・同業種のライバル企業や業種平均と比べるとよい。
・PERは中長期投資に有効な指標
・高PERの銘柄は、バブル的な割高さの可能性も有る。PERが大きく下がる可能性があり、その際は株価も大きく下がる。
・低PERの銘柄は、PERが下がる余地が小さいので、その分株価が下がる余地も少なくなる。(もちろん企業の利益が少なくれば株価が下がる可能性は有る)


私の基本戦略
低PERで、かつ利益が右肩上がりで今後も成長が続くと思う企業を、中長期保有。短期投資の場合も、PER30倍以上の銘柄は買わない

続きを読む
にほんブログ村 株ブログ 株の基礎知識へにほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へにほんブログ村 株ブログ 投資信託へ
↑記事が参考になりましたら、どれか1つクリックお願いします。

EV/EBITDA倍率 

EV/EBITDA倍率EV(企業価値)がEBITDAの何倍になっているかを表す指標で、企業の買収に必要な時価総額と、買収後の純負債の返済に必要な金額を、EBITDAの何年分で賄えるかを表す。簡易買収倍率とも呼ばれている。


まず企業価値EVとは、時価総額+ネット有利子負債です。
ネット有利子負債 = 長期負債 + 短期負債 + 債券(CB含む) - 現金 - 有価証券
企業を買収するのに全部の株を買うのに必要なお金+買収した後返済しないとならない借金の合計。EV=買収にかかる費用 って感じ。

買収しようとすれば需給の関係で株価は上がるので、実際には時価総額の金額では100%買収は無理でしょうけど。

対して、EBITDAは税前利益+減価償却費+支払利息
こらまた大雑把に言ってしまうとEBITDA=1年間で回収できる金額

まとめると
EV/EBITDA倍率
=(時価総額+ネット有利子負債)/税前利益+減価償却費+支払利息)

=買収にかかる費用/1年間で回収できる金額
ようするに、買収費用を何年で回収できるかを大雑把に見るためのもの。

同じ買収でもPBRが企業を買収してそれを解体して売却したらどうなるかという数字なのに対して、EV/EBITDA倍率は企業を買収して、そのまま営業を続けたらどうなるかを表す指標。もちろん、前述したように時価総額で買収できるとは限らないし、今後も今と同じ収益を続けられるかはわからないです。あくまで、簡易買収倍率。

税引き後の利益で計算するPERだと会計基準の外国企業との単純比較はできませんが、EV/EBITDA倍率なら比較可能。機関投資家にも好まれる指標とのこと。

また実際に買収するつもりでない、個人投資家にとっても他の企業と比べて割安かだどうかの目安として使えると思います。

おすすめ関連リンク
EV.EBITDA
EV/EBITDA倍率 [かえるの気長な生活日記]
これによると、一般的にEV/EBITDA倍率が割安といえる水準は5倍以下との事。
この記事以外にもシンプルに良くまとまった記事が多く、読みやすいブログだと思います。

EV/EBITDA倍率も、他の指標と同じく同業他社との比較が有効だと思われます。

ちなみに、トヨタは9.57倍、日産が6.25倍。
東京電力が9.52倍、北海道電力が10.32倍、沖縄電力が8.30倍。

キリンビールが10.46倍、アサヒビールが8.39倍、サッポロが16.75倍。
そして今話題のブルドックソースが17.21倍。実際に敵対的に買収しかけようとすると、株価・時価総額は上がってしまいEV/EBITDA倍率も上がってしまうようです。

続きを読む
にほんブログ村 株ブログ 株の基礎知識へにほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へにほんブログ村 株ブログ 投資信託へ
↑記事が参考になりましたら、どれか1つクリックお願いします。

PSR 株価売上倍率 

PSR(株価売上倍率)=株価÷1株あたり売上

決算見るときは、まずは売上と営業利益と純利益をチェック。と書きましたが、売上と利益は、ファンダメンタル重視の株式投資においては最重要な数字だと思います。株価と利益との関係を数字にしたのが、PER(株価÷1株あたり利益)。

それに対して、株価と売上の関係を数字にしたのが、PSRです。今の株価がその企業の何年分の売上にあたるかを見る指標です。1倍なら1年、2倍なら2年、0.5倍なら半年分の売上と株価が同じということです。

今回PSRについて調べるのに大変参考になったサイトは、
PSR (株価売上倍率)  [副収入の達人]  です。

こちらの記事によると、【アメリカでは1倍を切っていると安いと言われるそうですが、日本は全体的に低め】との事。やはりPERなどと一緒で同業他社と比べるのが良さそうです。

【利益ではなく売上を見ることで、「目的のための意図的な赤字経営を続けている企業」の株価を適切に判断することが可能】PERがマイナスあるいはすごく高いPERの新興企業の評価に使ったりする指標のようです。将来的なポテンシャルを測る指標といえそう。

また、【アメリカの過去45年のデータでは「低PER」よりも「低PBR」よりも、「低PSR」の銘柄を買い続けることが、最もパフォーマンスの高い投資方法だという結果が出た】そうです。ただし、あくまでアメリカの過去のデータですが。

低PSRとリターンの関係に関しては、
低PSR銘柄は、高PSR銘柄よりハイリターンである。 [REFIGHT投資研究所]
にも書かれています。興味深い内容です。



それでは、実際に日本企業のPSRを見てみましょう。参考の為に()はPERです。
(数字は楽天証券のものを使ってます。)

まずは、自動車業界を見てみると、
トヨタ1.06倍 (16.10)
ホンダ0.64倍 (13.68)
日産0.57倍 (12.30)
マツダ0.28倍 (10.94)、
スズキ0.55倍 (23.13)
ダイハツ0.24倍 (16.73) 

シェアが高い企業の方、PSR・PERともに高い傾向が見えます。
また、6社のPERは10.94~23.13で最大は最小の2倍強。PSRは0.24~1.06で最大は最小の4倍強。PSRの方がバラつきが大きい。別の言い方をすると株価は売上(PSR)よりも、利益(PER)に対して影響を受けやすいといえそう。

小売を見てみると、
ファーストリテーリング1.77倍 (24.91)
しまむら1.08倍 (20.96)

ローソン1.50倍 (20.92)
ファミリーマート0.98倍 (19.73)
サークルKサンクス0.89倍 (23.36)
ミニストップ0.52倍 (22.54)

大丸0.45倍 (22.16)
高島屋0.45倍 (23.66)

コジマ0.07倍 (15.92)
ベスト電器0.15倍 (30.59)

ダイエー0.21倍 (9.87)
イオン0.34倍 (24.39)
北雄ラッキー0.06倍 (15.14)
カウボーイ0.11倍 (28.17)
ダイイチ0.12倍 (13.39)
ポスフール0.13倍 (11.23)
マックスバリュ北海道0.18倍 (23.28)
アークス0.31倍 (15.98)

やはり業種によって、小売でもファーストリテーリングやしまむらなどや大手コンビニなど利益率の高い企業は、PSRは高めとなってます。
逆にPSRは薄利多売のスーパーや電気店などはPSRが低くなっています。ちなみに北雄ラッキー以下は聞きなれない企業が多いと思いますが、北海道のスーパーです。


まとめ
PSR(株価売上倍率)=株価÷1株あたり売上
今の株価がその企業の何年分の売上にあたるかを見る指標です。
低い方が割安。
業種によって数字はだいぶ違うので、同業他社と比べるのが良い。
株価は、売上よりも利益の方に連動しやすい。単純に言い切ってしまえばPSRよりPERの方が重要(先に見るべき数字だとは思う)

ただし、カイゼンやリストラにより利益率を上げれば、売上が高い企業ほど利益の伸びも高くなる。つまり、PSRが低めの企業はポテンシャル(潜在能力)が高いと言えそう。もちろん、その企業がポテンシャルを発揮できずにそのまま終わってしまう可能性もありますが。

短期投資においては、PERなどのファンダメンタルズよりも地合や需給、テクニカルに影響をうけやすく、PERは中長期投資にはかかせない指標だと個人的に思ってますが。
PSRはさらに長く、最低でも2年以上の長期投資向きの指標だと思います。実際、過去の例では、低PSR企業は高PSR企業よりもリターンが高いとの結果もでています

私は、今までPSRを見た事はなく、投資の参考にした事はありませんでしたが。。
今回いろいろな企業(記事に載せた以外もいろいろ)の数字を見て、結構おもしろかったです。特に中長期投資はの人は、保有銘柄・投資検討銘柄とそのライバル企業のPSRを見てみるといいかも。

続きを読む
にほんブログ村 株ブログ 株の基礎知識へにほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へにほんブログ村 株ブログ 投資信託へ
↑記事が参考になりましたら、どれか1つクリックお願いします。

祝!岩井証券が「逆指値+通常注文」を導入 

個人的にすごく嬉しかった事。
岩井証券が、来週から、ついに、ついに

株でも「逆指値+通常注文」(OCO注文)を始めるそうです!

これまでも岩井証券では逆指値注文は可能だったのですが、通常の指値とは一緒にだせなかったのがネックで正直、ちょっと使いにくかったです。
参照記事 岩井証券のメリット
「逆指値+通常注文」は多くの岩井証券ユーザーが待ち望んでいた事だと思います。

もちろん今までも、カブドットコムやマネックス、楽天、松井なんかではOCO注文できましたけど。それらの証券会社よりもずっと安い手数料の岩井証券で、使えるってのが意味が有ります!

いやーほんとに嬉しい。

続きを読む
にほんブログ村 株ブログ 株の基礎知識へにほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へにほんブログ村 株ブログ 投資信託へ
↑記事が参考になりましたら、どれか1つクリックお願いします。

決算の読み方 勉強になるサイト 

決算発表シーズンも、そろそろ後半ですね。
ところで、決算の数字はちゃんと見てますか?短期投資ならばちゃんと見なくてもいいかもしれませんが、中長期だと見ておきたいところですね。

最低でも、売上高や営業利益、純利益あたりはおさえておきたいところ。

財務データの読み方1、売上げ・経常利益・営業利益 
財務データの読み方2、売上高営業利益率・売上高経常利益率 
財務データの読み方3、キャッシュフロー あたりを読んでみてください。
また、決算や会社四季報の読み方に関する記事を、ひとつのカテゴリーに分けました。

そして、さらにくわしく勉強したい方は、
決算書の読み方 [株式十八番]
企業を分析する [大学生の株日記]
の二つがおすすめです。
どちらも相互リンクさせていただいているサイトですが、非常に細かいところまで書かれています。
勉強になります!

にほんブログ村 株ブログ 株の基礎知識へにほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へにほんブログ村 株ブログ 投資信託へ
↑記事が参考になりましたら、どれか1つクリックお願いします。

確定拠出年金(DC)向けファンド 

格差をあらためて実感  [rennyの備忘録]
投信手数料高止まり [NightWalker's Investment Blog]
私が参考にさせていただいてる2つのブログで、信託報酬が低い確定拠出年金(DC)用のファンドについて書かれていました。

モーニングスターで、「確定拠出年金」や「DC」のキーワードで検索をすると、たくさんの低信託報酬のファンドがでてきます。
[rennyの備忘録]で書かれているいる、三井住友・DC外国株式インデックスファンドS (三井住友)は国際株式型のファンドで信託報酬が0.1785%。
[NightWalker's Investment Blog]であげられている、三井住友・DC外国債券インデックスファンドS (三井住友)は国際債券型で信託報酬が0.168%。

こんな風に、確定拠出年金向けのファンドにすごい低信託報酬のファンドがあるのは事実です。
ただ、会社が確定拠出年金だとしても、よりどりみどりで選べる訳じゃないんですよね。その企業ごとにせいぜい10~15位のファンドから選択という事になるんじゃないでしょうか。

いい機会なので、私が勤めてる会社の、確定拠出年で選択可能なファンドの信託報酬とリターン(4月30日までの過去5年の平均)を調べてみました。
下の表が選択可能なファンドの一覧です。この他に元本保証型の積立預金がいくつかあり、選択する事もできます。ちなみに運営会社はJ-PEC です。
比較のために、ネット証券やネット銀行でノーロードで買えるファンドで比較的信託報酬の低いものも表にいれました。黒字

    信託報酬  平均リターン
(5年) 
国内株式型  トピックス・インデックス(確定拠出年金) 
(野村)
0.5985 %
10.1% 
  フィデリティ・日本成長株・ファンド 
(フィデリティ)
1.7115 % 8.5% 
  大和住銀 DC日本バリュー株ファンド
『愛称 : DC黒潮』
 (大和住銀)
 
1.6023 % 
11.7% 
  インデックスファンドTSP (日興)
0.5544 %
10.1%
国際株式型  野村 外国株式インデックスF(確定拠出年金)
 (野村)
0.2625 % 
10.5% 
  大和住銀 DC外国株式ファンド
 (大和住銀)
1.91835 % 
11.9% 
  三井住友・グローバル株式年金ファンドB 
(三井住友)
1.575 % 8.7% 
  ステート・ストリート 外国株式インデックス
 (ステート)
0.9975 % 9.8%
国内債券型  三菱UFJ <DC>日本債券ファンド
 (三菱UFJ)
 
0.4095 %
0.5% 
  明治ドレスナー DC日本債券オープン
『愛称 : DCしあわせ宣言』
 (明治ドレスナー)
 
0.6321 % 
0.5% 
  PRU 国内債券マーケット・パフォーマー
 (プルデンシャル)
 
0.53025 % 
0.9%
国際債券型  ステート・ストリート DC外国債券INDEX
 (ステート)
0.5775 % 
8.6% 
  三井住友・DC外国債券アクティブ
 (三井住友)
 
0.9765%  8.2% 
  PRU 海外債券マーケット・パフォーマー
 (プルデンシャル)
 
 
0.68775 %
8.5% 
バランス型  三井住友・年金プラン30 (三井住友)
0.945 % 
4.1% 
  三井住友・年金プラン50 (三井住友) 
1.155 % 
5.7% 
  三井住友・年金プラン70 (三井住友) 
1.365 % 
7.2% 
  ドイチェ・ライフ・プラン30 (ドイチェ) 
1.3965 %
(手2.1%)
3.4% 
  ドイチェ・ライフ・プラン50 (ドイチェ)
1.6065 %
(手2.1%)
5.3% 
  ドイチェ・ライフ・プラン70 (ドイチェ) 
1.8165 %
(手2.1%) 
6.2%

まず国内株式型ですが、TOPIX連動のインデックスファンドが1本、アクティブファンドが2本の計3本です。

アクティブファンドは、2本とも信託報酬高いですね。特にフィデリティ・日本成長株・ファンド は、DC専用ではなく一般に発売されいるのと同じものです。(一般ではノーロードでは買えませんが)。トピックス・インデックスと、信託報酬とリターンを比べると、信託報酬の差分リターンで負けてる感じです。
一方、大和住銀 DC日本バリュー株ファンドの方は信託報酬は低くないですが、過去のリターンはTOPIXを上回っています。
選択可能な3本の中で最も信託報酬の低いトピックス・インデックスですが、一般向けに市販されているTOPIX型のファンドと大差がありません。


次に国際株式型を見てみます。MSCIコクサイに連動のインデックスファンド1本と、アクティブファンドが2本(ベンチマークは、それぞれMSCIコクサイとMSCIワールド)の計3本です。

インデックスファンドの外国株式インデックスFは、信託報酬が0.2625%とすごく低いです。DC向けファンドならではですね。同じMSCI KOKUSAI連動で、楽天証券やカブドットコム証券で購入可能なステート・ストリート 外国株式インデックス(信託報酬0.9975%)とリターンを比べると、平均リターンで0.7%上回っており、信託報酬の差がそのままリターンの差となっています。

アクティブファンドを見てみると、どちらも信託報酬は低くありません。リターンを見るとここでも大和住銀のDC外国株式ファンドがインデックスファンドを上回っています。
国内株式型に続き、大和住銀のアクティブファンドはインデックスファンドを上回るリターンです。この2つはどちらもDC専用ですが、それほど信託報酬が低い訳でもありません。もちろんインデックスファンドが常に一番リターンが高い訳ではないので、アクティブがインデックスを上回るのが珍しいわけではないですけど。
大和住銀が国内株式型と国際株式型両方のファンドでインデックスファンドを上回っているのは、たまたまなのか?あるいは大和住銀にキレもののファンドマネージャーがいるのか??


国内債券型は、信託報酬が0.4095 %の三菱UFJ <DC>日本債券ファンド と、0.6321 %の明治ドレスナー DC日本債券オープンです。リターンは、どちらも0.5%。
比較の為に、イーバンクで購入可能なPRU 国内債券マーケット・パフォーマーのリターンを調べてみたところ、リターンは0.9%とちょっと高めでした。何ででしょ?

ただどっちにしても国内債券型は今の日本の金利だとせいぜい1%程度のリターンしか見込めないので、今はポートフォリオに組み入れるつもりは今のところなし。


国際債券型
は、信託報酬が0.5775 %のステート・ストリート DC外国債券INDEXと、0.9765%の三井住友・DC外国債券アクティブの2つです。リターンを比べると、これまた信託報酬の差がそのまま出て、8.6%と8.2%です。
比較は、イーバンクで購入可能なPRU 海外債券マーケット・パフォーマー。信託報酬は2つのファンドの間の0.68775 %。リターンも2つのファンドの間の8.5%。
国際債券型は、比較対象も含めて3つのファンドが、ほぼ信託報酬の差分だけリターンの差になりました。

次にバランス型です。年金プラン30が株30%債券70%。年金プラン50が株50%・債券50%、年金プラン70が株70%・債券30%です。
国内と国外両方を投資対象にしていますが、国内の方が割合が高めです。リターンの低い国内債券の比率が高くなる年金プラン30が一番悪いパフォーマンスとなっています。

バランス型は、一般向けではマネックス資産設計ファンドセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドがノーロードの他は、販売手数料がかかります。しかしこれらのファンドは最近できたばかりで過去リターンを比べられないですし、一番性格が似てそうな、イートレード証券などで購入可能なドイチェ・ライフプランを比較対象にしました。
それぞれの割合で比較すると、三井住友年金プランの方がドイチェ・ライフプランよりも信託報酬が低く、リターンは高くなっています。
バランス型のファンドとしては条件が悪くないのかもしれません。

しかし確定拠出年金だと自分で指定した割合で毎月積み立ててくれるので、国内株型・国際株型・国内債券型・国際債券型で低信託報酬のものをそれぞれ買った方が、ずっと良さそう。
まあただ、確定拠出年金の場合は、資産運用に興味が無い人でも、勤めている会社が導入すれば否応なしに使わなければならない。そういう考えたくない人向けにバランス型のファンドは選択肢に有った方がいいとは思います。


確定拠出年金じゃない人向けのまとめ

こうやって見てみると、同じタイプのファンドの場合信託報酬とリターンには密接な関係があると、改めて感じました。
特に値動きが小さくファンドの特色が出にくい、債券型や株式インデックス型のファンドでは、信託報酬の差がそのままリターンの差となってます。

こんなに大事な信託報酬ですが、会社で確定拠出年金が導入された3年前、私は知りませんでした。当然、そんな事は気にせずてきとーにファンドを選びました。多分私の会社の社員で信託報酬というのを知っていて、それを見てファンドを選んでる人はせいぜい1割か2割じゃないかと思います。
同様に、銀行や郵便局で勧められたから投資信託を買ったという人は、信託報酬なんて知らずに買っている人が多いと思います。金融機関側からすれば、信託報酬が高めで販売手数料も得られる投資信託を買ってくれるなら、それをお薦めするのが当然の経済的合理的行為です。
購入する側が少し賢くなって、コストを気にするようにならないと、販売側の姿勢は変わらないと思います。

続きを読む
にほんブログ村 株ブログ 株の基礎知識へにほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へにほんブログ村 株ブログ 投資信託へ
↑記事が参考になりましたら、どれか1つクリックお願いします。

あのB・N・F氏も見ているサイト 

相互リンクしている、[クローズアップ株式]の記事を読んでたら、B・N・F氏の動画が有りました。

知ってると思うけど念の為まめ知識
B・N・Fさんはジェイコム株の誤発注騒動の時、20億円の大儲け。
現在は150億越えの資産を運用をしている凄腕株トレーダーです。
B・N・Fさんについて詳しく知りたい方は、2chのまとめサイト「【BNF参上】ジェイコム株で20億稼いだジェイコム男B・N・F]や、最初にも書いた[クローズアップ株式]がとても詳しいですので、見てみてください。

で、その動画というのがこれ↓

この動画、B・N・F氏についてある程度知ってる人なら既存の情報がほとんどだと思います。
で、個人的に興味があったのは、その取引画面。(※別に真似しようってわけではないです。ただ単にちょっと興味があっただけ)
楽天証券のマケスピを使ってるっていうのは、有名な話し。

でもう一つ、場中に、上海などのアジア株の値動きを見るのに見ていたのが、[リアルタイム世界の株価指数と為替]
このサイトはダウやNASDAQをはじめ世界の多くの株価指数やドル円のチャートを一遍に見られるサイトです。私もリンク集に入れてたまに見てます。

なんかもっと普通の人が知らない裏情報みたいなものを見ながら取引してるのかなあと思いましたが、見ているのはいたって一般的なマケスピと[世界の株価指数]のサイトなんですね。ちょっと親近感。
もちろんTVでは映してないがあるのかもしれませんが。

デイトレや短期売買でB・N・Fさんみたいになりたい人は、[リアルタイム世界の株価指数と為替]は要チェック!   かな?

続きを読む
にほんブログ村 株ブログ 株の基礎知識へにほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へにほんブログ村 株ブログ 投資信託へ
↑記事が参考になりましたら、どれか1つクリックお願いします。

5月は下がるのか?? 

今日は日経平均が125円安でした。5月は、ヘッジファンドの決算月でそれに絡む売りがあるので、下がる事が多いというアノマリーがあります。実際はどうなのか調べてみました。

去年の12月の記事でも使わせてもらった、こちらのサイト 日経平均の月別変化 [Trading Solution]
1975年2月から2003年6月までの月ごとのプラス回数・マイナス回数が載ってます。素晴らしい!

これによると、5月は前月比プラス回数は13回、マイナス回数は15回で、前月比プラス確率は46.43%。
確かにマイナス回数の方が多く、プラス確率では、7月・9月に次いで3番目に悪い数字です。他の月と比べて下がる確率が高いと言えそうです。
ただし、逆にいうと28年中13回は上がってるっていうのも、また事実です。

次に過去10年間の5月の4本値を調べてみました。

  始値 高値 安値 終値 終値-始値 安値-始値 終値-安値 安値日
2006 16930 17375 15443 15467 -1463 -1487 25 5月31日
2005 10954 11303 10789 11277 322 -166 488 5月17日
2004 11777 11785 10490 11236 -541 -1288 747 5月17日
2003 7804 8462 7746 8425 620 -58 679 5月1日
2002 11540 12081 11251 11764 224 -289 513 5月7日
2001 14096 14556 13217 13262 -834 -880 46 5月31日
2000 17979 18586 15870 16332 -1647 -2109 462 5月26日
1999 16763 17301 15887 16112 -651 -876 225 5月28日
1998 15656 15973 15020 15671 15 -636 651 5月7日
1997 19232 20612 19188 20069 836 -45 881 5月2日
        平均 -312 -783 472  


これを見ると、上がった月5回、下がった月5回でプラス確率は50%です。しかし、昨年2006年は-1463、2000年は-1647と爆下げが2回、下がった残りの3回も500円以上下げてます。よって過去10年間の5月の騰落の平均は-312円とマイナスになっています。

次に、安値-始値を見てみましょう。月初めから一番下がった時どこまで下がったか?
ITバブル崩壊の2000年は-2109円と恐ろしい数字になってます。10年間の平均では-783円。結構下がってますね。一番下がってない年で1997年の-45円。
という事は過去10年の例では、5月の始値で先物や先物ミニを売り建てて、40円下で買い戻せば、10戦10勝。
あ~これ昨日調べてれば良かった。そしたら今日の寄りで先物ミニ売り建てたのに!

安値をつけた日付を見てみると、2003年と1997年が月初め、2002年と1998年がGW明けの5月7日、2005年と2004年が月半ばの17日、2000年と1999年がそれぞれ26日と28日。2006年と2001年が月終わりの31日でした。特に目立った傾向は見られず。

次に終値-安値を見てみましょう。5月の底から5月の終わりまでにいくら戻したか。
平均は+472円。ただ、2001年や2006は最安値をつけた日が31日で、数十円しか戻してません。リバウンド狙いってのは難しいかも。

4月の騰落と5月の騰落が関係あるかも調べてみましたが、関連性は見つけられませんでした。

まとめ
5月は他の月と比べて、上がるよりも下がる事が多い。ただし、上がる確率も45%以上ある。よって、下がる事を想定して必要以上の空売り等は危険。
下がる年は、大きく下がる傾向が有る。大きく下がる可能性も有る事を想定して相場に臨む必要が有る。まあこれは5月に限らずでしょうけど。一応他の月以上に注意しといた方がいいかもしれません。

にほんブログ村 株ブログ 株の基礎知識へにほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へにほんブログ村 株ブログ 投資信託へ
↑記事が参考になりましたら、どれか1つクリックお願いします。
アクセス解析アクセスランキング