株価キャッシュフロー倍率(PCFR) 

株価キャッシュフロー倍率(PCFR)=株価÷一株あたりキャッシュフロー=株価÷(一株あたり純利益+一株あたり減価償却費)

PCFRについて分かりやすく書かれていて、参考にさせていただいたサイト
PCFR(Price Cash Flow Ratio) [野村證券 証券用語解説集
PCFR(株価キャッシュフロー倍率)で成長力を読む [株の初心者から株式投資家への道]
PCFRとは? [株50円ショップ 

PCFRはPERを改良した指数で、PERを補完するものです。PERが株価÷一株あたり純利益なのに対して、PCFRは株価を、一株あたりの純利益と減価償却費を足したもので割って計算します。PERと同じで高い方が割高、低い方が割安となります。業種にもよりますが、一般的に20~30倍が標準的で、10倍以下が割安との事。

減価償却費は帳簿上は支出として計上されますが、実際それを新しい設備投資に回すまではお金は企業から出ていきません。なので大雑把に言うと純利益と減価償却費を加えた物が、その年企業に残るキャッシュフローとなります。

野村證券 証券用語解説集]によると、国によって減価償却の方法が違う為、減価償却費を足し戻す事によって、減価償却方法の異なる企業の国際比較するのに使われるとの事。

また[株の初心者から株式投資化への道]では、将来へ向けて積極的に設備投資している企業は減価償却費が大きくなり、その分帳簿上の利益は小さくなる。将来へ向けて積極的に設備投資している企業の努力を評価する事で成長力を読む為の指標として取り上げています。

株50円ショップ]では、「PERは期間収益の有無に重きをおくのに対し、 PCFRは設備投資戦略を重視した指標である」 と書かれていて、やはり設備投資に焦点をあてています。

PERが高めなのに、PCFRが低い企業は、積極的な設備投資を行っていてその為利益が小さくなっている企業と言えそうです。

PCFRの数値は、楽天証券スクリーニング可能です 。で実際にどんな企業がPCFRが低いのか調べてみました。

PCFRの低さ順で並べた場合、1位のユニココーポレーションを筆頭に上位にはずら~っとリースなどの「その他金融」が並びます。その後はガス会社、自動車部品メーカーなどが続きます。業種によってのバラつきが非常に大きいようです。
同じ業種での比較、さらにPERと合わせての比較、がやはり適している のではないかと思います。

小売を比較してみると、

スーパー大手

PER  PCFR 
セブン&アイH 24.29 14.82 
イオン 21.27  10.16
ダイエー  39.50  10.58 

コンビニ

   
ローソン 18.18  9.51 
ファミリーマート 20.02  11.76 
サークルKサンクス 16.84  9.47 

北海道のスーパー

   
アークス 15.94 9.59 
マックスバリュ北海道 151.26  15.78 
ポスフール  -4.78  -11.72
北雄ラッキー -49.89 10.00 
ダイイチ 19.73  6.48

牛丼

   
吉野家 67.71 23.81 
ゼンショー  29.01  18.16 
松屋フーズ 45.02 8.13 
スーパー大手は、PCFRが10倍前後と良い数値のところが多いです。ダイエーがPERの割にPCFRがいいのは、過去の設備投資額が大きかったからでしょう。単純に減価償却が大きい・小さい・だけでなくその質も大事そうです。
コンビニ各社も、10倍前後のところが多いです。
北海道のスーパーは、マックスバリュ北海道や北雄ラッキーが、来期の利益予想が低くPERがひどい数字になっていますが、PCFRでみるとまともな数字で、キャッシュフローではそれ程問題がない事が分かります。PERが低い、アークスやダイイチはPCFRが1桁と、優秀な数字になっています。

牛丼チェーンは、PERと比べて、PCFRが低い所が目立ちます。利益に対して、積極的に設備投資(出店)してるって事でしょうか。

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コメント

ファミリーマートは、誰が売っているのですか?売られすぎのような、、、、

なしさん こんにちは。
ファミリーマートの事はよく分からないのですが。2月決算の小売企業は今月売られているなあと私も感じてました。

注意が必要ですね

拡大=成長ではないですから。
肉体が大きくなっても、心臓が大きくならない遺伝子疾患がありますが、企業も同じですよね。
PCFRが「一般に良好な水準」であればむしろ警戒しなくてはならないケースもあるでしょう。
無理な設備投資や無意味なM&Aはかのウォーレン・バフェット氏が最も嫌うひとつです。
やはり最後は財務諸表を見るしかないなと、常々思ってます。

眞鍋かとりさん こんにちは。

そうですね。最後は財務諸表となるでしょうね。

コメントを読んで、スクリーニングなどで見る時は、PCFR単独ではなく、ROAと組み合わせると相性が良いかなと思いました。

賢明ですね

おっしゃるとおり、企業活動の効率性を示すROE,ROAと組み合わせるとこの指標もより有用かもしれませんね。
このエントリーを書かれた頃とちがって、企業の純利益が軒並み激減してる昨今、PERが使いにくくなりPCFRを代わりに使おうという投資家が増えているようですが、どの指標と組み合わせてスクリーニングすればよいかを的確に判断するには、管理人さんのように会計を理解できていなければならないのでしょうね。
財務諸表を五年分読むだけで大変な労力ですから、それを避けたがる個人投資家も多いようですが。

眞鍋かとりさん 
お返事が遅くなり申し訳ないです。

財務諸表を、じっくり読むのは確かに大変ですよね。分かったつもりになっても、その後の動きが予想通りとならない事もありますし。

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  • [2007/02/12 06:16]
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