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世界の株価指数で見る、世界同時株安 

2月27日突如起こった世界同時株安。ここのところは落ち着きを取り戻したようです。
この世界同時株安、世界のいろいろな株価指数でどの位株価が下がり、現在どこまで回復したのか?
気になったので調べてみました。

まずは日本の日経平均。2月26日高値18300→3月5日安値16533(-9.7%)→3月23日17535(-4.2%)
TOPIXは、2月27日高値1823.9→3月5日安値1656.7(-9.2%)→3月23日1745.6(-4.3%)
日経平均・TOPIX共に1週間で10%近く下落した後、現在半値戻しの状態です。

では日本の新興市場はというと?
JASDAQ指数は、2月26日高値92.43→3月19日安値83.40(-9.8%)→3月22日85.71(-7.3%)
マザーズ指数は、2月26日高値1197→3月5日安値987(-17.5%)→3月22日1045(-12.7%)
ヘラクレス指数は、2月26日高値1925→3月19日安値1627(-15.5%)→3月22日1691(-12.2%)

JASDAQ指数は落ち幅は日経平均等と同じ位ですが、3月19日に3月5日以上の安値をつけ、戻りが遅い状態です。
マザーズ指数にいたっては、1週間で17.5%もの暴落です。安値から3割程度戻してますが、それでも1ヶ月前より10%以上下がったままです。
新興市場は今回の同時株安の原因と言われた、円キャリートレードの巻き戻し懸念それによる円高懸念、アメリカの景気の行方、なんかでは業績左右される銘柄少ないと思うのですが。結果は日経平均やTOPIX以上に下落しました。やはり新興市場は一度値が動いたらそちらの方向へ進むスピードが早いようです。

今回の世界同時株安のきっかけと言われた上海A株はどうだったんでしょう?
2月26日高値3193→2月27日安値2911(-8.8%)→3月23日3230(+1.2%)
わずか1日で8%以上の急落!しかし上海A株はここが底でした。現在は急落前の株価よりも上がってます。。あくまできっかけだったって事ですね。

上海A株は中国人向けの市場ですが、
外国人向けの上海B株は、2月26日高値188.9→3月5日安値161.4(-14.6%)→3月23日178.0(-5.8%)
香港は、2月22日高値20809→3月5日安値18665(-10.3%)→3月23日19693(-5.4%)
比較的、日本と同じ様な動きです。こちらは急落前の株価までは戻せてません。

今回の世界同時株安の真の震源地といわれるアメリカは?
NYダウは、2月20日高値12796→3月14日安値11940(-6.7%)→3月23日12511(-2.2%)
S&P500は、2月20日高値1460→3月5日安値1374(-5.9%)→3月23日1436(-1.6%)
NASDAQは2月22日高値2531→3月14日安値2332(-11.8%)→3月23日2460(-2.8%)
サブプライムローンがどうだとか、景気減速懸念だとか言いながら、NYダウやSP500は日本よりも下がってません。
NASDAQは日本の新興市場とは違いマイクロソフトやデルなどの大企業も入ってますが、それでもやはり株価はダウやSP500よりも大きく動くようです。
どの指数も安値からは3分の2以上戻してます。
「アメリカがくしゃみをしたら日本が風邪とひく」とは言いますが、アメリカ以上に下げて戻りも遅い日本。。まあ、日本の場合は円高懸念というのも株価の上昇を抑える要素になってるんでしょうけど。

ヨーロッパ各国の株価指数はどうだったんでしょう?
ドイツDAX、2月26日高値7028→3月14日安値6448(-8.3%)→3月23日6899(-1.8%)
イギリスFT100、2月19日高値6444→3月14日安値6001(-6.9%)→3月23日6339(-1.6%)
フランスCAC40は、2月末高値約5750→3月14安値約5300(-7.8%)→3月23日約5640(-1.9%)
(※CAC40はゴールデンチャートに入ってなかったのでフランスのヤフーファイナンスでみた大体の数字)
どの指数も比較的同じ様な形のチャート、下げ幅です。
安値からは4分の3ぐらい既に戻してます。
この1ヶ月間、ヨーロッパの株価はアメリカの株価や日本をはじめとするアジアの株価などに反応して、上下してた印象があります。
逆に言うとヨーロッパ自体の懸念ではなかったので、戻りも早かったのかもしれません。

中国以外のBrics各国は?
インドSENSEXは、2月8日高値14652→3月5日安値12415(-15.3%)→3月22日13308(-9.2%)
世界同時株安前の2月は、世界的に株価が上昇していた国が多いのですがインドは、2月8日を高値に一足早く下落していました。
2月27日前後の株価は14400位だったので、ここから見ると→(-13.8%)→(-7.7%)
ブラジルは2月22日高値46452→3月5日安値41179(-11.4%)→3月21日45630(-1.8%)
ロシアは2月26日高値1971→3月5日安値1738(-11.8%)→3月23日1914(-2.9%)
Brics諸国は4カ国とも3月5日が安値で10%以上の下落でした。

株価ではないですが、為替のチャートも見てみると、
米ドル/円は2月22日高値121.63→3月5日安値115.15(-5.3%)→3月23日118.06(-2.9%)
ユーロ/円は、2月23日高値159.63→3月6日安値150.72(-5.6%)→3月23日156.85(-1.7%)
NZドル/円は、2月27日高値85.77→3月6日安値77.38(-9.8%)→3月23日84.00(-2.1%)
スイスフラン/円は2月26日高値98.30→3月5日安値94.26(-4.1%)→3月23日96.81(-1.5%)
3月5日・6日を底値に反転してます。
またNZドルなどの高金利通貨の下落幅が大きく、あまり金利が高くないスイスフランの下落幅が比較的小さかったです。

まとめ
2月28日前後に急落し、3月5日前後と3月14日前後のダブルボトムになった国が多かったです。アメリカやヨーロッパ・日本などは典型的なダブルボトム型のチャートになってます。
一方、Brics諸国は3月5日まで大きく下がり、3月14日にはそれ程下がりませんでした。円から見た為替も2月27日から3月6日位にかけて大きく下げてますが、その後だいぶ戻しています。
今回の世界同時株安は、2月27日に上海A株が急落した事がきっかけに始まった3月5日前後までの円キャリー取引の巻き戻し・リスクマネーの収縮懸念といった前半と、サブプライムローン問題が引き金になったアメリカの景気減速懸念の後半の2つに分けられそうです。NZドル/米ドルの為替チャートを見ると分かりやすく、3月5日ぐらいを境に反転してます。

アメリカやヨーロッパといった国は6~8%程度の比較的値下がり幅が小さい落ち着いた動き。日本の東証1部は9~10%。Bricsや日本の新興市場・アメリカのNASDAQなどは10%越えの下落でした。
ちなみに円建てベースで見ると、今回は円高も同時に進行した為、アメリカやヨーロッパ株の落ち込みは日経平均よりも大きかったです。
Bricsはここ何年か10%以上の上昇でしたし、日本の新興市場は2005年なんかは5割以上の上昇でした。新興国の市場や、先進国の新興市場は、値動きが大きく上昇を期待できる半面、世界同時株安などの局面など下がる場合も大きく反応する傾向があるようです。

今回の世界同時株安のきっかけと言われた上海A株だけが、2月27日を底に3月5日も3月14日もそれほど下がらず、ついにはいち早く急落前の株価に戻りました。Going my wayな中国人。
一方世界同時株安と言われたこの間に大きく下げ戻りが遅いのは日本の新興市場。

(念のため注:中国の株価がどんどん騰がっていくのがいい事だと言ってるわけではありません)

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