信用取引 1元管理2元管理 保証金で比較 

信用取引は各証券会社によって、微妙に委託保証金率などの数字が違います。今回は各証券会社の委託保証金率などの数字を比較してみました。
なお、委託保証金率や最低保証金などの意味が分からない場合は、先に信用取引そのいちをお読みください。(←ちょっと長いけど…。)
また、手数料や金利に関する比較は信用取引 手数料・金利徹底比較をご覧ください。

  管理  最低保証金 委託保証金率  最低保証金維持率  代用掛け目 
イートレード証券 30万円   33%   30%  80% 
クリック証券 30万円  30%  25%  80%
ジョインベスト証券 30万円   33%   30%  80%
楽天証券  30万円   30%  20% 80%(名証単独上場銘柄は0%) 
オリックス証券 30万円   33%   30% 80%(整理ポスト、Q-Board、アンビシャスは0%) 
カブドットコム証券  30万円    33%   28%   80%
投資信託 前営業日の基準価額の80%(一般型のみ代用可。累投型、MMF、中期国債ファンドは不可)
マネックス証券  30万円   30%   25%   80%(マザーズ・ヘラクレス・セントレックスは70%。Q-Board・アンビシャスは50%。管理ポスト・整理ポスト・株価50円未満の銘柄は0%)
丸三証券 30万円  40%  30%  80%(JASDAQ・ヘラクレススタンダードは70%、マザーズ・ヘラクレスグロース・NEO・セントレックスは60%(2階建て規制・50円割れ銘柄規制有り)
国債95% 公社債投信85%
松井証券   30万円  31%  30%  80%(管理ポスト・整理ポスト等は規制有り)
岩井証券 50万円  33%  30%  80%(複数銘柄必要・2階建て規制有り)
そしあす証券    30万円  30%  25%  80%(整理・管理ポスト規制・2階建て規制有り)
野村證券   30万円  40%
(10%は現金)
 30%  80%以下
国債等の債券や、公社債投信等も代用可

1元管理と2元管理
信用取引をする場合、現金(信用保証金)と、現物株(代用証券)を担保にして取引をする事ができます。
証券会社により、現金を、信用保証金と現物取引用と一緒に取り扱う一元管理のところと、信用保証金と現物取引用の現金を別々に管理する二元管理のところとがあります。1元管理なのは、イートレード証券やクリック証券、マネックスや岩井など。2元管理なのは楽天証券やカブドットコム証券など。

1元管理のところは、100万円証券口座に入れていたとしたら、100万円分までの現物株を買う事ができますし、そのまま100万円を信用保証金として約300万円分までの信用取引を行う事もできます。現物株を買ったり信用取引をしたら当然口座余力は減ります。

2元管理のところは、100万円を証券口座にいれただけでは信用保証金にはならないので、必要な分だけ信用保証金に移す必要があります。
例えば50万円を信用保証金に移したら、それを担保に約150万円分までの信用取引を行えますし、残りの50万円で50万円までの現物株を買う事ができます。

代用掛け目(だいようかけめ)
現物株を担保にする場合、その株の時価×代用掛け目分を担保にできます。代用掛け目は80%に設定しているところが多いです。
例えば5月7日の新日鉄の終値は623円。これを現物で2000株保有している場合は、623×2000×0.80≒100万円の証拠金と同じように使えます。

80%が多いといいましたが、例えば楽天証券はセントレックスなどの名証単独上場銘柄は代用掛け目が0。オリックス証券は整理ポスト銘柄、福証Q-Boardや札証アンビシャス銘柄の掛け目が0なので、これらの銘柄は担保にする事ができません。
また、マネックス証券や丸三証券などは、株価が50円未満のいわゆるボロ株の掛け目を0にしています。
表で代用掛け目が単に80%となっているところも、「当社独自の判断により代用掛目が変更される場合がございます」などの注意書きが必ず書いています。

昨年の1月ライブドアに強制捜査が入った時に、この段階でライブドアの不正・上場廃止が明らかになる前に、マネックス証券がライブドア関連株の掛け目を0にして物議を呼び、ライブドアショックは別名マネックスショックと呼ばれたのは有名な話し。

丸三証券・岩井証券・そしあす証券などは、2階建て取引規制が有り、一つの銘柄(A株)が保有株の50%を超えてる場合、A株を信用買いする事はできません。また岩井証券は現物株を最低2銘柄以上保有しないと担保として使えません。

この表に書いたネット専業証券では唯一、カブドットコム証券のみが投資信託も代用証券として使用できます。掛け目は80%です。
野村證券や丸三証券は、国債などの債券や公社債投信(MMF・MRF等)を代用証券として使用できます。

最低保証金
最低保証金は、保証金(現物分含む)がこの金額以上ないと新規で信用取引ができないという金額です。30万円としているところが多いです。
岩井証券はちょっと高めの50万円です。

また信用の建て玉が有る状態でこの金額を下回ると、追証になります。例えば最低保証金が30万円の証券会社で、保証金が25万円に減ってしまった場合は、5万円以上の入金が必要になります。

委託保証金率
必要保証金=信用建て玉×委託保証金率です。式を変形すると信用建て玉=必要保証金÷委託保証金率
つまり保証金÷委託保証金率の分まで信用取引を行えます。
証券会社によって30%〜40%です。野村證券は10%分は現金での保証金が必要です。
例えばイートレード証券の場合委託保証金率は33%なので、99万円の保証金があれば99万÷0.33=300万円までの取引ができます。

委託保証金率が低いところほど、同じ保証金で大きい取引ができます。日計り取引だと追証はかからないので、デイトレなどで少しでも多くの取引をしたい人は委託保証金率が低い所の方が良い。
ついつい買いすぎてしまうって人は、委託保証金率が高いところにすれば良いと思います。

最低保証金維持率
最低保証金維持率は、この数字をきったばあい、追証になるラインです。証券会社によって20〜30%です。
数字が小さい方が追証がかかりにくいという事です。
委託保証金率と最低保証金維持率の差が小さい証券会社は、信用余力目一杯まで保有してしまうと、すぐ追証ラインになってしまいます。
逆にこの差が大きい証券会社は、追証がかかりにくいです。ただし実際追証になった場合、委託保証金率の数字(イートレなら33%)になるまでの金額が必要なので、入金に必要な金額は大きくなります。


私は岩井証券を使ってますが、岩井は最低保証金が50万円だったり、現物株は2銘柄以上保有しないと担保として使えなかったりと若干使い勝手が悪いかもしれません。私の場合は分散投資派なので、別に不自由に感じる事は全くありませんけど。
一点集中で取引をする人には岩井証券向かないと思いますし、2階建て規制のある丸三やそしあす等も向きません。
マネックス証券は信用掛け目について他社よりも厳しめ。これを不自由で使い勝手が悪いと感じるか、リスクの高い取引を規制する親心と見るかは人それぞれだと思いますが。
委託保証金や最低保証金率の数字は、もちろん大事ですが。そんなギリギリまで建てないで余裕をもって取引をしている人にとってはそんなに気にする必要もないかなと思います。最大でも10%の違いですし。

これらの項目を気にして証券会社を選ぶにしても、選ばないにしても。信用取引しようって人は、最低限自分が使っている証券会社がどういうルールになっているかは把握しておいた方がいいと思います。

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コメント

こんばんは。
私は、楽天で信用をやっています。
手数料などいろいろ検討すると
あまりよろしくないとは思いますが、
楽天にした理由は逆指値ですね。
当時、逆指値使えて、手数料がそこそこ
という会社はありませんでしたから♪
今はイートレがいいと思いますが、
開くのは、どうしようという感じです。
信用取引をするにあたって、
MRFを解約しないといけないし、
委託保証金は、万が一の時には分別ですが、
建て玉があって、経営破たんした場合、
ぽしゃる可能性がありますからね(笑)
信用開いたら、委託保証金のままで放置より
どちらかというと建て玉で持っている時間の方が
私は長かったりしますので。
まあ経営破綻なんて心配してもしょうがないし、
イートレが・・・なんて心配はしてないけれど、
なるべく信用口座は沢山開きたくない
というのが本音です♪
MRFも1円2円でもうれしかったりしますしね(笑)

こぎぱおさん こんばんは
楽天証券、手数料はおいておくとして、逆指値が普通の注文と同時にだせる(OCO)ので、使い勝手はいいと思います。
私は岩井使ってますけど、逆指値は単独でしか使えないので、ちょっと不便に感じます。イートレもOCO注文できないです。
http://kabuohazimeru.blog22.fc2.com/blog-entry-135.html

MRFの利子って、普通預金の利子に慣れてる身にとっては、ちょっと嬉しいですよね。

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