走っているバスと停まっているバス
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今日は日経平均で-752円で12573円とずいぶん下がったんですね。
私が投資を始めたのは2005年8月。その時もちょうど日経平均は12000円台でした。その時の水準に逆戻り。
買い増していったので、通算の成績は今月でマイナスになりました。投資は長く続けたもん勝ちだと思っているので、気にせず買い続けますけどね。長期戦になるのも覚悟のうえで弾切れにならないようなペースでちびりちびりとですが。
長期投資の人向けの話しです。
今読んでいるグレアム新
賢明なる投資家
上によれば
「株と債券への基本的には50:50にすべきだ。昔ながらの考え方によれば、長引く弱気相場によって株価が「割安」となった時には、株式の割合を上げるのが堅実な選択といえるだろう。逆にいえば、相場水準が危険なまでに高くなったと投資家が判断すれば、株の割合を50%以下に下げよという事になる。
こうした平凡なやり方は、言うは易くとも、いざ実行するとなると難しいものだ。なぜならそうしたやり方は、強気相場や弱気相場の行き過ぎを生み出している、人間の本質に反しているからである。」
グレアムもっと早くに読んどけばなと思いました。まぁ長い投資生活のまだ2年半だからそれほど遅くもないのかも知れませんが。
私が投資を始めた2005年は夏に12000円だった日経平均が16000円台へと駆け上がっていきました。
マザーズやヘラクスレスなどの新興市場はさらに早いスピードで上昇していました。さらにそれを信用買いでレバレッジをかけていた人は、1年で資産を2倍あるいはそれ以上にした人も多かったようです。そこまでいかなくても、買いで入っている人はほとんどが儲かっていたんじゃないかと思います。
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こちらは、2006年1月10日に書かれた記事です。日経平均やTOPIXなどはその後もしばらく上がりましたが、新興市場に関してはまさにドンピシャなタイミングな記事ですね。
で、以下私なりの例えを書くと、
今、バスはバスターミナルで停まった状態なのかなと。
ただし、日本のバスみたいに定時に発車のバスではなく、途上国なんかでよく有るような乗り合いの乗客が集まったら発車するようなタイプなバス(←イメージ湧きにくいかもしれませんが。)
今からバスに乗り込んでいても乗客が集まらないので、まだまだ発車しないかもしれません。
要領のいい人だったら、発車ぎりぎりまで他の用事を足したり、喫茶店でゆうゆうお茶を飲んでいるかもしれません。
要領の悪い人だったら、同じ様に発車ぎりぎりまで他の用事を足したり、喫茶店お茶を飲んで、結果バスに乗り遅れるかもしれません。もしくはそこから走って追いかけて飛び乗るか。
気が短かめの人には、走らないバスにずっと乗って待っているのはイライラしてしょうがないかもしれません。そういう人には無理にバスに乗ってろとは言いません。
気が長い人だったら、バスターミナルで行き先をよく確認したうえでバスに乗り込み、缶ジュースでも飲みながらゆっくりと本でも読みながら時間を過ごすかもしれません。いつ発車になるんだとそわそわしたりイライラしても、出発が早くなるわけじゃないですしね。
ちなみに新興諸国のバスは、ここ数年猛スピードで飛ばしてましたが、まだ停まってないかもしれませんけどだいぶスピードが緩んできましたね。
まぁ、発車はまだかもしれませんし、上がる時も下がる時も行き過ぎるのが相場ですので、無理してでも今買いだとは思いませんが。
2005年の秋~2006年にかけての様な時と、今みたいな時。これからどっちがより下がる危険性が大きいのか。投資をする(投資をはじめる)にはどちらが向いているのか。



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コメント
証券マン
就職で証券会社を考えているのですが、証券会社の社員は現役でも退職後でも、個人投資家にはなれないのでしょうか?
証券業界で働いているわけではない私に聞かれましてもですが。
ただ少なくとも、退職後に個人投資家になれないって事はないと思いますよ。また、在職中は投資信託や株の長期投資は良いけど短期での売買は駄目と聞いたことがありますが。そこらへんはその証券会社によって違うと思いますので、企業訪問の時などに確認されるのが確実だと思います。
こんにちは。市場の状況をバスに例えた話、非常に興味深く読みました。今後、市場がどう動くかは、だれも分からないわけで、その様な不確定な面に対して、長期的に安定して利益を上げるための、最も合理的な手法を書いた本が、新賢明なる投資家 だと思います。私も、もう一度、読み返してみようと思います。
ところで、アメリカだと市場の動き等を、バスではなくて電車に例えた表現を使ったのを何回か目にしたことがあります。似た様な趣旨だと思いますが、特に、「一旦動き出すと、電車は急には止まらない」と言った様な部分は、ある面、いい得て妙だと、その時、思いました。
結局
こんにちは。
例えに対してコメントとか無かったのでつまらなかった、あるいは分かりにくかったのかなと思ってたので、
コメント嬉しいです

電車の例えは、上がる時だけではなく下がる時もって事ですかね。
ダモさん
そんなあたなにドルコスト。
単元株で正確なドルコストにするのは難しいと思いますが。
もし300円で1000株買い(30万)、600円で売ったら+30万。
そこからまた600円で1000株買って(60万)、300円で売ったら-30万円。
もし300円で2000株買い(60万)、600円で売ったら+60万。
そこからまた600円で1000株買って(60万)、300円で売ったら-30万円。
安い時と高い時では買う枚数を一緒にするのではなく、なるべく買う金額を揃える。単元株じゃ難しいですけどね。
いつもありがとうございます
また、お礼の挨拶が遅れてすみません。
中国株を持っていると「走っているバスから飛び降りるのはむずかしいなぁ。。。」と思います。
「スピードが緩んだら降りよう」なーんて思ってると、全く緩めずぐんぐん加速、最後は追突。
っていやですもんね。
安全に信号停車した瞬間に一息ついて降りてみたいものです。
こんにちは。
あまり降りる事は想定せずにこの記事を書きましたが。
スピードが出ているバスから、降りるのもなかなかできないですよね。
私も中国のバスはいちじ飛ばしすぎかなと思ってましたが、そのまま乗ってます。
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