あの人は今~東証規模別・業種別ETFのその後 

さて忘れられてた方も多い?かもしれませんが、3/24にTOPIX規模別ETFが、3/25にTOPIX業種別ETFが上場いたしました。

これらのETFは出来高がどうなんだろうと心配されていた方もいるんじゃないかと思います。
あくまでも私の考えですが、中長期で少ない単位だけ取引する人ならば出来高が有る程度少なくても、指数との連動性が高いならばよいかなと思います。

そこで、4月3日の指数とETFの価格と(前日比)を見比べてみて、指数との連動性がどの位有るのか調べてみました。

  指数(4/3)  ETF(4/3)  コード  4/3までの
総出来高 
大型株 TOPIX 100 943.61(+14.97) 943(+14) 1316 12600 
中型株 TOPIX Mid400 1263.06(+13.98) 1263(+8)  1317  2100 
小型株 TOPIX Small 1144.35(+4.62)  1156(-12) 1318  3600 
食品 182.89(-0.24)  取引なし 1617 80
エネルギー資源  179.29(+6.40)  17900(+530)  1618  440 
建設・資材  144.69(+2.67)  取引なし  1619  110 
素材・化学 144.62(+2.17)  14390(+140) 1620 280 
医薬品 132.68(+1.78)  13370(+210)  1621  480 
自動車・輸送機 155.12(-0.77)  取引なし  1622 90
鉄鋼・非鉄  334.59(+5.93)  取引なし 1623 80
機械  231.48(+3.62)  取引なし  1624  80 
電気・精密  138.77(+1.97)  取引なし 1625  30
情報通信・サービスその他  119.43(+1.82)  取引なし  1626 10 
電力・ガス 138.03(+1.12) 取引なし  1627 100 
運輸・物流 148.89(+0.13) 14900(+0)  1628  110 
商社・卸売 290.39(+7.59)  取引なし  1629 30 
小売 112.56(-0.28) 取引なし  1630  140
銀行  173.34(+3.17) 取引なし  1631  550 
金融(除く銀行) 162.55(+5.69)  16020(+680) 1632  340 
不動産  289.53(+5.90) 28980(+980)  1633  160 
TOPIX  1299.64(+17.57) 1328(+15)  1306
26317700
3/25以降 

表を作っていて、業種別ETFのあまりの人気のなさにかなしくなってきました。。

まず先に規模別ETFを見てみましょう。
3/24の上場開始から4/3までの総出来高を見てみると、大型株が12600口、中型株が2100口、小型株が3600口となっています。取引単位は100口です。大型株はそれなりに取引が成立しているようですが、中型株や小型株は人気が有りませんね。
4/3を見てみると、
大型株は指数が943.61(+14.97)に対してETFは943(+14)
中型株は指数が1263.06(+13.98)に対して1263(+8)
小型株は指数が1144.35(+4.62)に対して1156(-12)
大型株は0.1%程度の乖離しかありません。小型株は1%程度の乖離。ちょっと微妙なところ。

業種別ETFを見てみましょう。
3/25の上場開始から4/3までの総出来高を見てみると、最も多い1631銀行で550口、最も少ない1626情報通信・サービスその他は10口。
業種別ETFは、全て取引単位は10口ですので、1626はたった1単位しか取引されてないという事になります。
4/3を見てみると、17本中11本が取引なし。
一方取引成立した6銘柄を見てみると、上海ETFが上場した時に見られたような指数との大幅な乖離はありません。
1632以外は1%以内の乖離に収まっていますし、1632についても最後に取引が成立したのが引けではなく10:25でしたので、その時の指数との乖離は1%以内に収まってます。また、3月配当銘柄の配当落ちも有るので、多少(0.数パーセント)は指数よりもETFの方が高くてもおかしくはありません。

記事の最初の方で「中長期で少ない単位だけ取引する人ならば出来高が有る程度少なくても、指数との連動性が高いならばよいかなと思います。」と書きましたが、その意味では1316大型株ETFは及第点かなと思います。
それ以外は、出来高が有る程度少なくてもというレベルではなく、少な過ぎ。
ただ上海ETFや韓国ETFと違い、指数との大幅な乖離が見られないところは救いです。この辺は信用売りが可能な貸借銘柄であることと、東証がリアルタイムの指数を表示しているのも、影響しているかもしれませんね。

<追記>4/4、前引け時の板

1316 TOPIX大型株 指数は約940
売気配株数 気配値 買気配株数
    --    
    --    
50,000   954    
50,000   952    
48,900   950    
    940   50,000
    930   300
    929   100
    900   200
    860   200

1618 エネルギー資源 指数は約177.2
売気配株数 気配値 買気配株数
    --    
    --    
    --    
400   17,790    
400   17,780    
    17,710   400
    17,700   400
    16,980   10
    16,920   10
    16,700   30

これを見ると、1316大型株の方で出されている50000単位の注文と、1618エネルギー資源で出されている400単位の注文は、おそらく運用会社(日興アセットと野村アセット)が出している注文だと思われます。
運用会社が今後もずっと、こういった形でマーケットメイクし続けてくれるなら、流動性の問題はそれほど気にしなくてもよいんですけどね。
それから売気配と買い気配では、大型株の方で10円(1%)、エネルギー資源の方で70円(0.4%)の開き(スプレッド)が有ります。もしこれらを売買するなら、流動性が低い為に、売買手数料の他に往復で0.4~1%程度の見えにくいコストがかかるというのは、知っておいた方がいいかもしれません。

投資信託でも、業種別インデックスファンドが有りますジョインベスト証券(野村)やマネックス証券(日興)などで取扱いが有りますが、購入手数料が2.1%かかります。小額での購入ならこちらが良いかと思います。

業種別ETFの方は、取引単位を10口ではなく1口にすれば、業種別インデックスファンドを買っていた層もある程度取り込めるのになと思います。

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コメント

こんにちは、水瀬です。
業種別ETFは機関投資家のニーズに基づいて作られたらしいですが、出来高はひどいものがありますね。
関連記事をトラックバックさせていただきました。

ほんどひどい出来高ですよね。

記事での紹介とTBありがとうございました!

水瀬さんのブログの方にコメントさせていただきました。

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