コストが低めなTOPIX連動型ファンド一覧 

日経平均と並ぶ「日本株の代表的インデックス」TOPIXに連動するファンドの、コストとリターンを調べてみました。

 TOPIX連動型 購入手数料  信託報酬  信託財産留保額  1年リターン  5年リターン(/年)  販売 
0% 0.48%  0.05%  Link   イートレ楽天ジョインベストフィデリティ 
インデックスファンドTSP  0%  0.55%  0%  -28.3%  +9.8%  マネックスイートレ 
ニッセイTOPIXオープン  0%  0.55%  0.3%  -28.2%  +10.2%  ジョインベストフィデリティ・投信SC 
トピックスオープン  0%  0.65%  0%  -28.3%  +9.8%  楽天カブドットコム・イーバンク 
しんきんTOPIXオープン  0%  0.84%  0.3%  -28.5%  +9.7%  信金 
中央三井日本株式インデックスオープン  1.05%  0.63%  0.2%  -28.4%  +9.8%  フィデリティ・ソニー銀行
参考 中央三井DC日本株式インデックスF 0%  0.26%  0.2%  -28.2%  +10.2%  確定拠出年金専用 
参考 トピックスインデックス(確定拠出年金) 0%  0.59%  0%  -28.4%  +9.7% 確定拠出年金専用 
ETF 1306TOPIX連動型上場投資信託 0~  0.24%以内  0~  -29.0%+0.9%  +9.2%
+0.8%
各証券会社
表のリターン表示は、分配金を全て再投資(税金は考慮せず)した場合のリターンです(ETFを除く)。

ここ数年で、ネット証券などを中心に手数料無料(ノーロード)で買えるTOPIX連動型のファンドが増えました。5年以上の運用実績の有る代表的なノーロードファンドは、マネックスやイートレで購入可能だったインデックスファンドTSPと、楽天やカブドットコムで購入可能だったトピックスオープンが有ります。また、ニッセイTOPIXオープンもジョインベスト証券やフィデリティダイレクト・投信スーパーセンターなどでノーロードで扱われ始めました。
この3本のリターンを比べてみると、インデックスファンドTSPトピックスオープンのリターンは同程度、ニッセイTOPIXオープンのリターンがわずかながら良い結果となっています。
分配実績を見てみると、インデックスファンドTSPが毎年分配を出しているのに対して、ニッセイTOPIXオープントピックスオープンはここ5年以上分配金を出していません。(表のリターンの欄からのリンクで分配実績を見られます)
トピックスオープンが、インデックスファンドTSPよりも信託報酬が0.1%高いにも関わらず同程度のリターンを上げているのは、分配金を出す為の換金の必要が無いからというのもあるかも知れません。(ただ年0.1%程度のリターンの違いは誤差の範囲内とも言えそうですが)

ニッセイTOPIXオープンの5年リターンが高いのは、上記の無分配を続けているという点に加えてもう一つ、信託財産留保額を0.3%取っている事によるプラスの影響が有りそうです。ただし1年程度で解約した場合は、リターンの差以上に信託財産留保額が引かれてしまうので、信託財産留保額が0の2ファンドの方が有利です。
信託財産留保額    投資信託にかかるコストより抜粋

ファンド購入者がファンドの売買を頻繁に行い総口数が変化すれば、その分口座数の増減に伴う売買コストは増え、信託財産は目減りします。→基準価格が下がる。
この信託財産の目減り分を、売買した者に負担してもらう為の手数料が信託財産留保額です。一般的には売却時にかかりますが、購入時にかかるものも有ります。
購入手数料や信託報酬は、増えれば増えるほど信託財産から引かれていくのでファンド保有者の取り分は減ります。
それに対して信託財産留保額は、そのぶん信託財産が増える→基準価格が上がるのでファンド保有者の中でゼロサムになります。平均よりも短い期間で売買した者は相対的にコストの負担が大きくなり、平均よりも長期で保有した者は相対的にコストの負担が小さくなります。
短期で売る可能性が有る人、海外ETFへのリレー用として使う人にとっては、低い方が良いコスト。長期で保有する人には有った方が良いコスト。
おすすめ関連リンク
信託財産留保金とはなんですか? [さわかみ投信 よくある質問] 

今年の1月に設定されたばかりでまだ実績は有りませんが、STAM TOPIXインデックスオープンは、ノーロードで信託報酬が0.48%と低コストですので、これからに注目したいと思います。

中央三井インデックスファンドは、リターンを見ると決して悪くはないのですが、購入手数料をかけてこのファンドを選ぶほどの利点が有るかというと(私には)見当たりません。

一般では買えませんが、同じ中央三井のマザーファンドを使用している確定拠出年金専用の中央三井DC日本株式インデックスFは、信託報酬が0.26%と低いため、その分リターンは高めとなっています。
モーニングスターでTOPIX型ファンドを信託報酬の低い順で並べると、確定拠出年金専用ファンドが上位を独占します。もっとも低いファンドの信託報酬は、なんと0.17%です。

ただし、確定拠出年金だったら、これらのファンドの中からよりどりみどりかと言うと、そういう訳では有りません。企業(個人向けの場合は証券会社)によって選択できるファンドはあらかじめ決まっているからです。
ちなみに私の働いているところも確定拠出年金なのですが、よりによって選択可能なTOPIX型ファンドは信託報酬が0.59%と市販のファンド並みのトピックスインデックス(確定拠出年金)(野村)です。当然リターンも市販のファンド並みです。。


コストが低いTOPIX連動型のファンドとしては、株と同じ様に取引ができる上場投資信託ETFが有ります。出来高が最も多く代表的な1306TOPIX連動型上場投資信託(野村)の場合で、信託報酬は0.24%以内と一般のファンドより低い信託報酬になっています。

株と同様に、購入時と売却時には取引手数料がかかります。

売買手数料(片道)  1単位(12万円)  2単位(24万円)  5単位(60万円)  10単位(120万円) 
丸三証券(一日定額)  無料(0%) 252円(0.11%)  約500円(0.084%)  約1000円(0.084%) 
岩井証券(一日定額)  168円(0.14%)  252円(0.11%)  504円(0.085%)  1680円(0.14%) 
イートレード(一日定額)  250円(0.20%)  315円(0.13%)  900円(0.15%)  1320円(0.11%) 
松井証券(一日定額)  315円(0.26%) 315円(0.13%)  1050円(0.175%)  2100円(0.175%) 
そしあす証券(ワンショット)  231円(0.19%)  231円(0.10%)  462円(0.08%)  462円(0.04%) 
クリック証券(ワンショット)  105円(0.09%)  315円(0.13%)  525円(0.09%)  735円(0.06%)
ジョインベスト(ワンショット)  200円(0.17%)  300円(0.125%)  750円(0.125%)  900円(0.075%) 
詳細は、一日定額手数料値下げ競争 ワンショット手数料値下げ競争
 
ETFは分配金を直接再投資する事はできない為、表のリターンは上段が基準価格の変化によるリターン(キャピタルゲイン)、下段が分配金によるリターン(インカムゲイン)です。この2つを足すと、年間で0.1~0.3%程度一般の投資信託よりも高いリターンとなります。逆に言うとこの程度の違いです。
またマネックス証券カブドットコム証券の「貸し株」を利用すると、それにそれぞれ0.3%、0.5%程度リターンを上乗せできます。ただし各証券会社に対する信用リスクを負うことになります。

ETFの方が普通のファンドよりも優れている点
・株式と同じ様に、指値注文ができる。証券会社によっては逆指値などより複雑な注文方法も可能。
・一日一回の終値ベースだけでなく、ザラ場中取引が可能。デイトレなど短期取引にも向いている。
・信託報酬が低めなので、長期投資にも向いている。
信用取引が可能な為、レバレッジを掛けたり、空売りすることも可能。
普通のファンドがETFよりも優れている点
・ETFが(12万程度)が1単位なのに対して、普通の投信は1万円から投資可能。小額投資に向いている。ドルコストによる毎月の積立などに向いている。 
・ノーロードで信託財産留保額を低いファンドを選べば、数週間~半年程度の保有では、ETFよりもトータルコストが安くなる場合も。

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