インテリジェント・インデックスETF ってなんだ? 

楽天証券がインテリジェント・インデックスに連動するETFなど海外ETF6本を5/16から新規に取り扱うとの事です。

ETF銘柄名 信託報酬
グローバル・地域
PUA パワーシェアーズ・ダイナミック・アジア太平洋ポートフォリオ 0.80%
PFA パワーシェアーズ・ダイナミック・世界先進国オポチュニティーズ・ポートフォリオ 0.75%
PEH パワーシェアーズ・ダイナミック・ヨーロッパ・ポートフォリオ 0.75%
PAF パワーシェアーズ FTSE RAFI アジア太平洋(日本を除く)ポートフォリオ 0.80%
PXF パワーシェアーズ FTSE RAFI 先進国市場(米国を除く)ポートフォリオ 0.75%
PEF パワーシェアーズ FTSE RAFI ヨーロッパ・ポートフォリオ 0.75%
スペシャリティー
PBD パワーシェアーズ・グローバル・クリーン・エネルギー・ポートフォリオ 0.75%
PIO パワーシェアーズ・グローバル・ウォーター・ポートフォリオ 0.75%

こちらについては、既にいろいろなところで取り上げられて知りました。

で気になるのは、インテリジェント・インデックスとはなんぞやという事ですね。

楽天証券のHPより
「連動を目指す指数の構成比率を時価総額ベースではなく、インデックスの提供を行う会社が企業のファンダメンタルズ等を基に独自の手法を用いて、マーケットインデックス+アルファが期待できる「インテリジェント・インデックス」を組成し、インベスコ・パワーシェアーズがそのインデックスとの連動を目指して運用をおこないます。

指数との連動を目指すパッシブ運用ながら、アクティブ運用の特性をあわせ持つ特徴が魅力です。投資家は、一般的なアクティブ型投資信託よりも低コストで、マーケット+アルファのETFに投資をすることができます。 」 


分かるような、分からないような。
「企業のファンダメンタルズ等を基に独自の手法」というのが、どんなものなのかが気になるところですね。
気になってましたが、インベスコ・パワーシェアーズの英語のサイトをがんばって読む気が無かったので、(そもそもがんばったとしても、ちゃんと理解できるほど英語力無いだろ という話しもありますが。。)
楽天証券のサイトに日本語で外国証券内容説明書がUPされるのを待ってました。
そちらから、抜粋すると、

PFA PowerShares Dynamic Developed International Opportunities Portfolio

構築法は、予想される株価上昇の指標(バランス・シートの健全性、資本構造、レバレッジ、収益の成長性、収益の質および株価モメンタム)に基づく独自のマルチファクター・モデルを用いて、四半期毎に企業の評価を行い、その累積得点に基づいてランク付けおよび分類を行う。QSG世界先進国オポチュニティーズ・インデックスの構成銘柄は、米国銘柄以外の銘柄を母集団として、その中で上位の累積得点(以下「モデル・スコア」という。)を有する企業から選定される。

インデックスの構成
対象インデックスの構成は、以下の基準に基づき、四半期毎に見直しが行われる。
(1) 世界の先進国市場全般で取引される1,200銘柄(流動性調整後の時価総額による)が、構築法を用いて、潜在的な投資対象として評価される。
(2) インデックス・プロバイダーは、かかる米国銘柄以外の銘柄を母集団としてその中からモデル・スコアの高い順に251銘柄を選ぶ。当該251銘柄は均等に加重される

PXF PowerShares FTSE RAFI Developed Markets ex-U.S. Portfolio
かかる株式は、企業規模の測定のための4つのファンダメンタルズ指
標(企業簿価、キャッシュ・フロー、売上高および配当)に基づき選定され、加重される。
2007年12月31日現在、FTSE RAFI先進国(米国を除く)インデックスは、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、中国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、香港、アイルランド、イタリア、日本、ルクセンブルグ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、タイおよびイギリスに本店を置くかまたはこれらの国の証券取引所に主として上場する時価総額約1,800万米ドルから約3,980億米ドルまでの間の企業の株式981銘柄で構成されている。
ファンドの投資目的および上記の80%の投資方針は必須のものではなく、変更の際には、変更の60日前までに書面で受益者に通知することが要求されている。

インデックス構築手法
FTSE RAFI先進国(米国を除く)インデックスの構築手法は、FTSE RAFI先進国(米国を除く)大型株/中型株インデックスの構成銘柄のうち最大のファンダメンタル評価を有する銘柄の実績に連動させるために設計されている。
株式の選定は、企業規模の測定のための4つのファンダメンタルズ指標(企業簿価、キャッシュ・フロー、売上高および配当)に基づき、年一回行われる。株式は、これら4つの各ファンダメンタルズ指標で加重平均される。全体的な構成比率は、各銘柄について、各ファンダメンタルズ指標を同等に加重して算定される。配当を支払っていない企業については、配当の指標は平均値から除外される。FTSE RAFI先進国(米国を除く)インデックスの構成銘柄は、FTSE RAFI先進国(米国を除く)大型株/中型株インデックスの構成銘柄のうち累積得点(以下「ファンダメンタル価値」という。)が上位にランクされた企業から選定される。  


まとめ
インテリジェントETFは、アクティブ的な要素で作成されたインデックスに基づき、そのインデックスに対してはパッシブに運用される。インデックスファンドとアクティブファンドの中間的存在。信託報酬は0.75~0.80%と、一般のインデックスに連動する海外ETFよりは高め。日本で売られているインデックスファンドよりはやや低め、アクティブファンドよりはかなり低い。(ただし、購入手数料や為替手数料がかかり、小口購入には向かない)

ダイナミック指数ETFは、
① ETFが組み入れるには流動性の低い銘柄は除外し、残った中から選ばれる。
② 予想される株価上昇の指標(バランス・シートの健全性、資本構造、レバレッジ、収益の成長性、収益の質および株価モメンタム)に基づき、指標の累積得点の高い順に企業を選ぶ。
④ 選ばれた企業は均等に加重される。(実際の組み入れ銘柄の構成比を見てみると、0.40%が多いですが0.10%や0.30%・0.50%・0.60%などのものも有り、完全に均等ではなくクラス分けされているようです)
⑤ 四半期毎に企業の評価を行う。

RAFI指数ETFは、
① 大型株/中型株インデックスから選ばれる。
② 企業規模の測定のための4つのファンダメンタルズ指標(企業簿価、キャッシュ・フロー、売上高および配当)に基づき選ばれる。
③ ②のファンダメンタルズ指標を同等に加重して算定される。
④ 株式の選定は年一回行われる。

ダイナミックの方が企業数を絞られいて見直しも年に4回と、アクティブ的な要素が強そうな感じです。

インテリジェント・インデックスETF、面白そうだなと思います。
一般的なインデックスファンドの多くが連動するインデックスは基本的に時価総額などに基づいて構成され、ファンダメンタルズには直接的には考慮されていません。(良い企業は株を買う人も多いので株価も高くなり時価総額も上がる という考えも有るでしょうが。)
それに対して、インテリジェント・インデックスETFが連動する指数は、ファンダメンタルズ面が考慮されています。
私が個別株投資する時は、バランスシートやキャッシュフロー・売上高や収益などファンダメンタルズ面を見てからじゃないと投資しませんし、ファンダメンタル面も考慮されているというのは、良さそうな感じがしますが。
要はその効果が、他の海外ETFとの信託報酬の差以上の差になるのか?という事ですね。

私個人的には、銘柄選定条件をもっと細かく提示してくれて、さらにもう少し信託報酬が低ければ、こっちを買ってみてもいいかなと思うのですが。しばし様子見といったところです。
それにしても、海外ETFの取扱い銘柄が、どれを買うか迷うほどに増えてきましたね。

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記事にUPされるのが早いですよね。皆さんの記事のおかげで私は今回の取扱いを知りました。

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コメント

弊ブログの記事を取り上げて頂き、ありがとうございました。

最近は海外ETFの種類が増え、色々迷いが生じています。
しかしパワーシェアズのETFは、インデックス自体のリターンは示してあっても、ETF自体の運用実績が浅いのが難アリかな、と思っています。

やはり本命はAWCIかな、とiSharesの逆襲を楽しみに待つ日々です。

かにマジンさん こんにちは
そうですね。AWCI私も待ち遠しいです。
パワーシェアズのETFは、もう少し見守りたいと思います。

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