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営業利益率と営業利益の関係 

売上高営業利益率(以下、営業利益率と略)は、営業利益売上高で割った物で、効率の良い・コストをおさえた経営が出来ているかを表してます。営業利益率が10%なら、100万円の売上が有った時に、仕入れ原価や従業員の給料や家賃なんかの運営費を全部引いても10万円利益が残るってことです。売上高営業利益率が1.8%なら100万円の売上で1万8千円の利益が残るって事です。多い方が経営としては良いですが、業種によって大きな違いがあります。

売上高営業利益率=営業利益/売上高 です。
これを変形すると、
営業利益=売上高×営業利益率 となります。

ようするに利益とは、「どんだけたくさん売るか」と「どれだけ効率的な経営をするか」の掛け算です。

  売上 売上高
伸び
営業利益率 営業利益率伸び 営業利益 営業利益
伸び
◎04. 3 17,294,760   9.6%   1,666,890  
◎05. 3 18,551,526 7.27% 9.0% -6.48% 1,672,187 0.32%
◎06. 3 21,036,909 13.40% 8.9% -0.94% 1,878,342 12.33%
◎07. 3 23,948,091 13.84% 9.3% 4.70% 2,238,683 19.18%
◎08. 3 26,289,240 9.78% 8.6% -7.62% 2,270,375 1.42%
◎09. 3予 25,000,000 -4.90% 6.4% -25.89% 1,600,000 -29.53%

トヨタを見てみましょう。売上は03年~08年3月期にかけて一貫して伸びています。売上高/営業利益率は8.20~9.60%の間で比較的安定しています。で、営業利益を見てみると、売上高・営業利益率ともに伸びた04年3月期は、31%もの大幅な伸びです。一方、05年3月期や08年3月期は、営業利益率の減少によって売上の伸びが相殺されて、営業利益の伸びはほとんど有りません。
営業利益率が9.30%から8.60%に下がるのは、0.6ポイント下がっただけと感じてしまうのですが、それは売上が7.62%下がるのと同じ影響を与えます。
09.3月期の予想は30%もの大幅減益の見通しです。不況やガソリン高等により売上が下がるとの予想です。しかしそれよりずっと大きな割合で営業利益を押し下げるのは営業利益率の低下です。主だった営業利益率を下げるであろう要因は、為替の円高と原材料高。それに大型車など利幅の大きい車種の販売不振、値引きなどです。

イオン 売上 売上高
伸び
営業利益率 営業利益率伸び 営業利益 営業利益
伸び
連03. 2* 3086504   4.3%   132,172  
連04. 2* 3546215 14.89% 3.7% -12.94% 132,212 0.03%
連05. 2 4195843 18.32% 3.5% -6.17% 146,777 11.02%
連06. 2 4430285 5.59% 3.7% 7.18% 166,105 13.17%
連07. 2 4824775 8.90% 3.9% 4.88% 189,728 14.22%
連08. 2 5167366 7.10% 3.0% -23.21% 156,040 -17.76%

続いては、イオン。こちらも利益を毎年一貫して伸ばしています。しかし営業利益率は、伸び悩みというか下がり気味です。

ニコン、「普通の会社」を目指して大改革 [ザ・ターニングポイント 日経NBオンライン
できましたら↑の記事を読んでいただいてから、続きをお読みください。


「映像カンパニーでは、コスト面での改革も進められた。かつてのニコンの設計者たちには、「いかに安く作るか」というコスト意識が欠けていた。「乾いたぞうきんを絞るようにしてコストを削る会社もある。それに比べると、ニコンはまるで濡れ雑巾のような会社だった」(木村氏)という。絞れる水(コスト)がいくらでもあるという例えである。 」

それでは気になるニコンの数字を見てみると、

ニコン 売上 売上高
伸び
営業利益率 営業利益率伸び 営業利益 営業利益
伸び

連03. 3

468958

 

0.9%

 

4,186

 

連04. 3

506378

7.98%

0.7%

-18.72%

3,674

-12.23%

連05. 3

638468

26.09%

4.8%

559.38%

30,545

731.38%

連06. 3

730943

14.48%

9.1%

90.42%

66,587

118.00%

連07. 3

822813

12.57%

12.4%

36.09%

102,006

53.19%

連08. 3

955791

16.16%

14.1%

14.07%

135,169

32.51%


デジタル一眼レフの好調な売上などで、年10%以上の割合で売上が伸びています。そしてそれよりもずっとすごいのが利益率の伸びです。05年3月期には+559%、続く06年3月期も+90.42%と圧倒的な伸び。それにより営業利益も08年3月期は4年前の30倍以上となっています。2003年に700円台まで下がった株価は、現在3700円台です。

同じ様なパターンがコマツです。

コマツ 売上 売上高
伸び
営業利益率 営業利益率伸び 営業利益 営業利益
伸び
◎03. 3 1089804   3.00%   33,178  
◎04. 3 1196418 9.78% 5.50% 81.00% 65,926 98.70%
◎05. 3 1434788 19.92% 7.10% 28.92% 101,923 54.60%
◎06. 3 1701969 18.62% 10.40% 45.95% 176,453 73.12%
◎07. 3 1893343 11.24% 12.90% 24.68% 244,741 38.70%
◎08. 3 2243023 18.47% 14.80% 14.80% 332,850 36.00%
こちらも、Bricsの経済発展などにより大きく売上を伸ばしていますが、それ以上に利益率が伸びています。08年3月期の営業利益は5年前の10倍となっています。2003年に400円台だった株価は、昨年10月には一時4000円となり、現在は2300円程度となっています。
現会長の坂根正弘氏の就任後の経営改革については、カンブリア宮殿で放送していましたね。

それでは、ニコンやコマツが今後もこんなペースで営業利益を伸ばしていけるかというと、今の景気の状態は置いといたとしても、難しいかと思います。営業利益率は、青天井で上がるものではないからです。雑巾を絞る余地が少なくってきているからです。もし今後利益率が横ばいになるとすれば、営業利益は売上と同程度の伸びとなります。


まとめ
営業利益=売上高×売上高営業利益率
利益とは、「どんだけたくさん売るか」と「どれだけ効率的な経営をするか」の掛け算
「売上の伸び」と、「営業利益率の伸び」は、営業利益の伸びに対して同等の影響が有る。

一新興企業の一部を除くと、売上の伸びは調子の良い会社でも年10~20%程度。それに対して、利益率は1年で大きく改善する可能性が有る。

利益を出せる体質へと変わっていく最中の企業に投資する事ができれば、大きな利益を得るチャンスが有る。

ただし、売上はずっと上がり続けていく可能性があるが、利益率は業種などによっておのずと限界が有る。
また既に営業利益が大きく伸びてきている企業は、投資家に今後も同じ様に上がるだろうと、過剰な期待を持たれてしまっている可能性が有る。それが剥げると、コマツの例の様に数ヶ月で4000円→2300円といった形で大きく株価が下がる可能性がある。

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