世界の株価指数と為替、2001~2003安値との比較。 

ITバブルがはじけた後、2003年に日経平均は7603.76のバブル後最安値をつけました。2001~2003年にかけては、世界的に株価が下がりました。
そして2008年の今、日経平均は再び下がりその時の安値に迫ろうとしています。
日経平均に限らず、世界の株価指数と為替(対円)について調べてみました。
下の表は左から、指数名とチャートへのリンク(月足にして見てください)、2001~2003年の間につけた安値、2007年頃(日本の新興市場は2006年、原油は2008年)につけた高値、先週末2008/10/10頃につけた直近の安値、2001~2003年の間につけた安値→2007年頃高値への騰落率、2007年頃高値→先週末2008/10/10頃につけた直近の安値への騰落率、2001~2003年の間につけた安値→先週末2008/10/10頃につけた直近の安値への騰落率。

  2001~2003
安値
2007頃
高値
直近安値 安値
→高値
高値
→安値
安値
→安値
日経平均 7,603.76 18,300.39 8,115.41 140.7% -55.7% 6.7%
TOPIX 770.46 1,823.89 823.46 136.7% -54.9% 6.9%
JASDAQ指数 36.36 142.87 40.36 292.9% -71.8% 11.0%
マザーズ指数 997.11 2800.68 261.61 180.9% -90.7% -73.8%
ヘラクレス指数 1000 4234.52 420.78 323.5% -90.1% -57.9%
REIT指数 1000 2636.23 711.3 163.6% -73.0% -28.9%
NYダウ 7286.27 14164.53 8451.19 94.4% -40.3% 16.0%
SP500 776.76 1565.15 899.22 101.5% -42.5% 15.8%
NASDAQ 1108.49 2861.51 1542.45 158.1% -46.1% 39.1%
ドイツDAX 2202.96 8105.69 4544.31 267.9% -43.9% 106.3%
イギリスFT100 776.76 1565.15 899.22 101.5% -42.5% 15.8%
インドSENSEX 2600.12 20873.33 10527.9 702.8% -49.6% 304.9%
ブラジル 8371 73516 35609 778.2% -51.6% 325.4%
ロシア 131.02 2487.92 761.63 1798.9% -69.4% 481.3%
上海A株 1376.704 6395.757 1990.9 364.6% -68.9% 44.6%
香港H株 1678.57 20609.1 7135.8 1127.8% -65.4% 325.1%
米ドル 101.83 124.14 97.88 21.9% -21.2% -3.9%
ユーロ 114.67 171.15 135.84 49.3% -20.6% 18.5%
英ポンド 184.1 254.56 172.84 38.3% -32.1% -6.1%
豪ドル 59.51 109.68 68.24 84.3% -37.8% 14.7%
NZドル 49.44 99.59 61.2 101.4% -38.5% 23.8%
カナダドル 75.84 126.56 87.16 66.9% -31.1% 14.9%
原油WTI 17.45 145.29 77.7 732.6% -46.5% 345.3%

2001~2003年の間につけた安値→2007年頃高値への騰落率
NYダウが+94.9%でわずかに2倍に届かなかった以外は、世界中の株価指数は倍以上になりました。日経平均は+140.7%(2.4倍)、ヘラクレス指数は+353.5%(4.5倍)、米NASDAQは+158.1%(2.6倍)、ドイツDAX+267.9%(3.7倍)。BRICsの上昇幅はさらに強烈で、インド+702.8%(8倍)、ブラジル+778.2%(8.8倍)、ロシア+1798.9(19倍)、上海A株+364.6%(4.6倍)、香港H株+1127.8%(12倍)。
為替もこの間、高金利通貨や資源国通貨を中心に円安に進みました。米ドルは+21.9%(1.2倍)、ユーロは+49.3%(1.5倍)、豪ドルは+84.3%(1.8倍)、NZドルは+101.4%(2倍)。
ちなみに原油WTIは、2002年に17.45$だったのが、今年2008年には145.29$と8倍になりました。

2007年頃高値→先週末2008/10/10頃につけた直近の安値への騰落率
しかし、去年から現在にかけて1年ちょっとで、5年程度かけて上がっていたものが急劇に下がりました。
日経平均は-55.7%(1/2弱)、ヘラクレス指数は-90.1%(1/10)、NYダウは-40.3%、インド-49.6%(1/2)、ロシア-69.7%(1/3弱)、香港H株-66.7%(1/3)。為替も、米ドル-21.2%、ユーロ-20.6%、豪ドル-37.8%。
原油WTIは、わずか数ヶ月で145.29から77.7へ約半分になりました。

2001~2003年の間につけた安値→先週末2008/10/10頃につけた直近の安値への騰落率
日本の新興市場はダントツに酷い。ヘラクレス指数は-57.9%(半分以下)、マザーズ指数は-73.8%(約1/4)。
日本やアメリカ、ヨーロッパなどの主要株価指数は、ITバブル崩壊後の2002~2003年頃の安値にだいぶ近づいているが、まだ上に有る。日経平均+6.7%、NYダウ+16.0%、イギリスFT100+15.8%
BRICsは、2001~2004年頃の安値からすごい幅で上昇していた為、その当時と比べると今はまだまだ高い状態。インド+304.8%(4倍)、ブラジル+325.5%(4.2倍)、ロシア+481.3%(5.8倍)、上海A株+44.6%(1.4倍)、香港H株+325.1%(4.2倍)その頃に新興国投資をしていた人は、下がってもなお利益になっていると思われる。ただし、2007年の高値から見ると下げ幅は大きい。既に大きく上がった状態から買った人は損失が大きかったと思われる。

上の表の解釈の仕方は2つ有ると思います。(もっと有るでしょうが)
・現在の状況は何十年に一度というひどいものなので、2001~2003年頃の値より下がってもおかしくない、まだ下げ余地が有る?
・世界恐慌?と大騒ぎしているが現状の株価や為替は、なんだかんだで5年前くらいの水準に戻った(近づいた)にすぎない。

いろいろなチャートを見てみて、大きく騰がった後での高値掴みは怖いなと改めて思いました。

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コメント

参考になりました。

参考になりました。ありがとうございます。
今回の下げは衝撃的でしたが、staygoldさんの言うように、5年前に戻ったくらいで、落ち着くような感じではないかもしれません。

Yahoo!FINANCEのVIX指数を見ても、70オーバーになっていて、投資家心理としては、相当な恐怖感を感じています。
1929年の世界恐慌の時のVIX指数がどのくらいかは分かりませんが、そのときのことを考えてもまだ下がるかもしれません。

なんか記事書くタイミング悪くって、不安を煽るようなタイミングになってしまいましたが。

バンガードさん こんにちは。
今回の金融危機、実体経済(特に周りの日本や新興国など)にどこまで影響するのか、よく判らないってのが正直な所だと思います。分からないからこそ不安になるんだと思います。
今回の記事はもっと下がるんじゃないかと言いたかったわけではない、下がらない事を望んでいますが。下がったとしてもおかしくはない、仮に下がったとしても続けれられるペースで投資をしていきたいなと思ってます。

レスありがとうございます。

staygoldさん、レスありがとうございます。
>今回の記事はもっと下がるんじゃないかと言いたかったわけではない、下がらない事を望んでいますが。
記事の解釈を間違えました。
楽天証券で、海外ETFのTOKとEEMを買おうか思案していて迷っているところです。
当面の金融危機は回避されましたが、今後は実体経済が低迷すると思われます。
デパート売り上げ7ヶ月減少のニュースから、個人消費の減少は続くのではないでしょうか?
そうすると、株価も今より2、3割下がるかも?
ただ、割安なことに変わりはないので、本当に判断に迷います。

バンガードさん こんにちは。
私の主観よりも、表のデータの方を見て、バンガードさんなりに判断された方が良いかと思います。

そうですね。いつかは日経平均もダウも10000をまた回復すると私は思いますけどね。それが来週・来月・来年・10年後かなのかは分かりませんが。

無難な回答をするのであれば、たとえ今より2割3割下がったとしても後悔しない程度の金額だけ買う。ってなるんでしょうが、海外ETFだと購入単位がどうしても大きくなるので判断がより難しいですね。

こんにちは

こんなのが参考になりますかねぇ。
http://oyajidancer.blog22.fc2.com/blog-entry-488.html
オプショントレーダーとしてIVは常に注目しています。ただ、VIXが恐怖指数といわれ、これがあがると下落するというのはちょっと違うと思います。これは、逆で、変動率と変動速度が大きいとVIXがあがるというのが正解でしょう。で、IVが高いとは、大きく下げたものは、大きく上がる”かもしれない”ことも示唆しているわけです。さらなる下落を否定するものでありませんが。株・投信の人は、ここから少しずつ買うとかということになるかもしれませんが、オプショントレーダーからすると、想定レンジを通常の2倍にとり、上昇下落に関係なく、IVの高低とセータで稼ぐということになります。今のところ、今月は、3月に次ぐ今年2番目の利益となっています。

不安定な市況が続きますね

不安定な市況が続きますね。数日前の私の予測どおりになってしまいました。

このたびの株価急落に関して、歴史・政策の観点からのレポートを書きましたので、興味がありましたら当方のBlogの、最新2つの記事をご一読ください。(10月21日に、次の記事を予定しています)

たった数日前の予測ですが、楽観論を吹き飛ばすのに十分な内容でした。そして昨日、日経平均は1000円下げました。本日は少々、反発しましたが。

週刊文春によると、REITを売っている東証一部上場企業の破綻リスク第9位は、なんと野村不動産HD(転売用不動産を除いた当座比率ワースト10にランクイン)であり、スイスの銀行大手UBSは国家規模より4倍も大きく、UBSの破綻はそのまま国家の破綻につながる可能性があるとのこと。

お気に召しましたら、当方の麻生ロゴを個人ブログのサイドバーなどに貼っていただけますと、幸いです。この不況は政治の不手際で拡大する恐れがあります。

よろしくお願いいたします。

すみパパさん こんにちは。
おやじダンサーさんの記事、参考になりました。
すみパパさんは簡単に書かれていますが、日経平均とⅣの乱高下でポジション管理が、OPトレーダーにとっても難しい相場だったんじゃないかと思います。さすがとしか言いようがないです。

harepandaさん
コメントありがとうございます。ブログの方読ませていただきましたよ。

バンガードさんへ 補足。
>今後は実体経済が低迷すると思われます。
それはもう既にコンセンサスになっていると思います。だからこその低PER,高配当利回り。
過去の不況と同じようなレベルなのかどうなのか、が問題なのかなと。

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