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粗利 ~ビジネスモデルを数字で見る1 

その企業を数字にできますか? [かえるの気長な生活日記。]
に刺激を受けて、数字で考えてみました。(考えたといっても、ごく一般的な数式・内容だと思いますが。。)

売上=数量×売価
粗利=数量×(売価-原価)  
利益=粗利-固定費
       ※固定費≒原価以外の会社運営上の費用

話しが長くなりそうなんで、今回は粗利=数量×(売価-原価)について。

数量はたくさん売れると粗利は大きくなる。これは当然ですね。ただしたくさん売れる物は他社でも作っていて競合する可能性が高い。

売価は、独占的な商品で高くても買ってくれる魅力的な商品の場合、売価を高めに設定できます。

同じ品質ならば原価は低く抑えられた方が荒利は大きいですね。一円でも抑えるためにトヨタのカイゼンが有ったり。あるいは人件費の安い海外で生産したりであるとか。小売なら規模が大きく仕入れ量が大きくなる事によって、仕入れ原価が下がったりします。例えば町の電気店の仕入れ値以下でヤマダ電機が販売できたりだとか。

売価は高い方が、原価は低い方が、利ざやは大きくなる。ただし、売価を上げると数量が落ちる可能性が有る。数量と売価は基本的にはトレードオフ

(例) 原価120円の売価200円の商品が有ったとして、それが1000個売れていた。(粗利率40%)
荒利=1000×(200-120)=8万円

資源高などにより原価が140円に上がったします。
そのまま売価200円の場合。(粗利率30%)
荒利=1000×(200-140)=6万円

原価が上がった分だけ売価を20円上げた場合。(粗利率36%) 
売れ数をAとすると
A×(220-140)=6万円
80A=60000 A=750
20円値上げしても、750個以上売れるのならば、値上げした方が良い。

売価を10円だけ上げた210円にした場合。(粗利率33%) 
売れ数をBとすると
B×(210-140)=6万円
70B=60000 B≒857
もし、857個以上売れるなら10円だけ値上げの方が良い。

数量×(売価-原価)=粗利が最大になるであろう価格設定をします。上の例を見ての通り、売価の変動率以上に粗利は変動します。

もし競合店などがないのであれば、220円に値上げするのが荒利が多くなるでしょうし、粗利率を維持するために230円(粗利率39%)にする事も考えられます。

しかし、近くの店が220円にした時に、こちらの売価が210円や200円ならお客を奪う事ができるかもしれません。一点あたりの荒利は減っても結果的には粗利の総額では伸びる可能性があります。
ただし、このこうなった場合は競合店も黙ってお客を奪われたくないと思うので、同じ様に下げてくるでしょう。そうすると、220円でお互い売っていた時と比べて荒利は低下します。

 イメージ 競合店の売価220円  競合店の売価が210円 
自店の売価が220円 売れ数1000×荒利80円=8000円  売れ数700×荒利80円=5600円 
自店の売価が210円 売れ数1300×荒利70円=9100円 売れ数1050×荒利70円=7350円 

囚人のジレンマな感じですね。
おすすめ関連リンク
囚人のジレンマな携帯電話業界 [株式十八番!]

デフレに向かって?でも書きましたけど、円高や資源価格の下落・あるいは企業努力によって原価が下がって、その分を値下げするのは良いと思いますし、消費者にとってうれしいです。ただ、荒利を削っての値下げ競争となるのはちょっと心配です。

売る方としては、他と足並みが揃って売価が高い方が、荒利は高くなります。
なので、事前に話し合って高い値段を設定すると荒利は高くなります。

って、それはカルテルです。法律違反です。

実際は、他を見ながら、特にシェア1位の企業や商品を見ながら価格を決める形になると思います。
参考 自販機の清涼飲料、サントリー、11年ぶり値上げ、来春メドに10円、他の大手追随へ(2ページ目)
シェアが低いところは、値上げしたくても自分ところだけ値上げするのは難しい。上が動いてくれるの待ちなところがどうしても有るのかなと思います。

上の例とは逆に、他と歩調を合わせないで、うまいこと出し抜いたのがサントリーのビール類ですね。出し抜いたってのは言葉が悪いですけど。
サントリーがサッポロ突き放す 1~9月ビール類シェア 通年3位ほぼ確実に
ビール業界では万年4位だったのですが、主に価格戦略によってはじめての3位に。ただしこれはずっとは続けられない戦略(サッポロなども値下げしていまう可能性が有る)ですので、9月に値上げしました。


粗利(荒利)と書いてきましたが、会計用語では売上総利益です。決算の損益計算書で、売上高から売上原価を引いたものです。
小売業などの場合、売上総利益という項目が有ります。売上総利益を売上で割ると売上総利益率になります。
投資では営業利益・経常利益・純利益の3つが重視されますが、売上総利益率の推移と同業他社との比較も見ておいた方が良いかなと思います
私の場合、特に小売業は必ず見るようにしてます。まぁ仕事が小売なんで、他社の粗利率がどの位か単純に気になるってのも有るんですが。買い物する際、原価がどのくらいなのか想像してみるのも、好きです。

売上総利益率
ヤマダ電機 25.2%
イオン 28.5%
マックスバリュ北海道 23.9%
三越伊勢丹HD 28.0%
しまむら 30.8%
サマンサタバサ 57.4%
トイザラス 30.9%
マクドナルド 16.5%
モスフード 45.5% 
スターバックス 70.5% 
あきんどスシロー 49.0%
吉野家 58.0%(前期)

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コメント

はじめて、コメントさせて
いただきます。
正当な理論に基づいた
しっかりされたブログと
拝見しました。
株を始める人には、大いに
役立つものブログですね。
また、来させていただきます。
応援クリック、させていただき
ました。

もう企業経営に分野ですね!
最近読んだ大前さんの企業参謀にも、そう言った考え方がありました。

投資家として考えなきゃ行けない事は、値上がりしたのは良いが、それが伸びるマーケット、受け入れられるマーケットかを見極めないと行けませんね。

贅沢品は要注意ですね...。


で、記事の紹介有り難うございます。こちらも記事末にリンク貼らせて頂きました。

昔の記事を発掘していただいてありがとうございました^^

staygoldさんは前々から小売業の考察が深いなと思っていたのですが小売業で勤務されていたのですね。
私は小売業が投資先としても好きです。

FP投資研究所所長さん 初コメントありがとうございます。
ブログ見させていただきました。良いブログですね!こちらからもクリックさせていただきました。

かえるさん こんばんは
そうですね。客数や生活必需品の売上はほとんど落ちてないのですが、客単価は落ちてきているのを感じます。
数量の話まではともかく、粗利率が下がって(原価率が上がって)きてないかはチェックしておくと良いかもです。

ぐっちさん こんばんは
ぐっちさんのブログは良記事が多く、いつも参考にさせていただいてます。
小売は、オーバーストア気味だったりして全体的には伸びしろが少なめかもしれませんが。店を実際に見たり決算の数字を見たりで個人的に理解しやすいので好きです。逆に金融・銀行とかは、決算を見てもいまいちピンときません。。

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