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海外債券型投信(為替ヘッジ有り)についての考察 

個人向け国債定期預金のリターンは、
金利(あらかじめコストを引いたうえで設定された金利)

国内債券型投資信託のリターンは、
金利+債券価格の上下による損益-信託報酬等のコスト 

債券 基本のきでも書きましたが、金利上昇局面では債券価格は下落し、金利下落局面では債券価格は上昇します。

海外債券型投資信託のリターンは
金利+債券価格の上下による損益+為替による損益-信託報酬等のコスト となります。

低金利の日本と比べて金利が高い国が多かったので、国内債券と比べて海外債券は多くの金利を見込めました。今でも日本より金利が高い国が多いですけど、金利を下げた国が多いので差は縮まりました。

債券価格の上下による損益は株の値動きとは反対方向に動く場合が多いので、株式(投信)を保有している場合、相性が良いです。
しかし、為替による損益はここ数年は株の値動きと同じ方向に動く場合が多く、株が下がった時に債券価格の上昇幅以上に為替が大きく下落する事が多いです。結果、株式と海外債券はここのところ同じ方向に動く(正の相関)になる事が多いです。

それでは、為替の影響を受けないで外国債券(投信)に投資する事はできないのか?
為替の影響を受けないように為替ヘッジをしたタイプの投資信託も出ています。
為替ヘッジ[野村證券証券用語解説集]を読んでいただけると分かりますが、為替ヘッジをする場合およそ二国間の通貨の金利差分のコストがかかりますFXでいうならスワップ金利ですね。
日本はここ数年ずっと低金利でしたので、スワップ金利≒外貨の金利
すなわち為替ヘッジにはほぼ外貨の金利分のコストがかかるので、

海外債券型投資信託(為替ヘッジ有り)のリターンは
債券価格の上下による損益-信託報酬等のコスト  となります。※日本が低金利の場合


実際にヘッジありとヘッジなしの海外債券投信の値動きを見てましょう。
サンプルに選んだのは、野村豪州債券ファンドAコース(為替ヘッジあり)野村豪州債券ファンドBコース(為替ヘッジなし)です。信託報酬は共に0.84%。選択理由は、5年以上の運用実績が有った事と、単一国に投資する商品の方が為替等の影響が分かりやすいと考えたからです。

野村豪州債券ファンドBコース(為替ヘッジなし)のトータルリターン

 
1-3月期
4-6月期 7-9月期 10-12月期 1-12月期

2008年

-6.90%

12.10%

-16.10%

-20.40%

-30.30%

2007年

2.70%

9.10%

-1.50%

-2.30%

7.80%

2006年

-1.70%

0.80%

5.40%

6.90%

11.70%

2005年

2.70%

4.90%

2.60%

2.00%

12.70%

2004年

2.20%

-5.50%

8.80%

2.90%

8.10%

金利+債券価格の上下による損益+為替による損益-信託報酬等のコスト です。
2004年~2007年にかけては、毎年7.8%~12.7%もの上昇(分配金再投資の場合)が続きました。しかし昨年8月頃からの豪ドルの暴落によって昨年(2008年)は-30.3%の大幅下落となってしまいました。

オーストラリアドルの値動き

  1-3月期 4-6月期 7-9月期 10-12月期 1-12月期

2008年

-7.40%

11.40%

-17.10%

-25.90%

-36.60%

2007年

1.40%

9.80%

-2.50%

-3.30%

4.90%

2006年

0.10%

-2.60%

0.80%

3.80%

8.55%

2005年

2.90%

2.20%

2.30%

0.10%

7.59%

2004年

-0.70%

-5.00%

5.30%

0.90%

2.50%


ヘッジコストがかからずに為替の影響を受けなかったと仮定した場合のトータルリターン
 
1-3月期
4-6月期 7-9月期 10-12月期 1-12月期

2008年

0.54%

0.63%

1.21%

7.42%

9.94%

2007年

1.28%

-0.64%

1.03%

1.03%

2.76%

2006年

-1.80%

3.49%

4.56%

2.99%

2.90%

2005年

-0.19%

2.64%

0.29%

1.90%

4.75%

2004年

2.92%

-0.53%

3.32%

1.98%

5.46%


金利+債券価格の上下による損益-信託報酬等のコストですね。
オーストラリアの金利は2004年が5%程度、2008年夏は7%程度と高金利です。この間は金利が上昇傾向だった為、債券価格自体はマイナス傾向。

野村豪州債券ファンドAコース(為替ヘッジあり)のトータルリターン
  1-3月期 4-6月期 7-9月期 10-12月期 1-12月期

2008年

-0.30%

-1.10%

1.40%

3.20%

3.10%

2007年

-0.20%

-1.70%

-0.30%

-2.20%

-4.40%

2006年

-0.40%

-1.90%

0.70%

-1.30%

-2.80%

2005年

-1.30%

1.50%

-0.60%

0.10%

-0.30%

2004年

0.70%

-0.90%

1.00%

0.20%

1.10%

1個上の「ヘッジコストがかからずに為替の影響を受けなかったと仮定した場合のトータルリターン」と見比べると、毎年4~7%程度リターンが低くなっています。この分が為替コストです。
2005~2008夏にかけては金利が上昇傾向でしたので全体的にマイナスの四半期が多いですが、金利が急落・債券価格が上昇した2008年下半期は半年で+4.6%程度のリターンとなっています。

以上の様に、海外債券ファンド(ヘッジ有り)は、金利分と同程度のコストがかかる為、長期保有にはあまり向かない感じです。
景気後退局面などで外国が金利が引き下げてきそう・債券価格が上がりそう、しかし為替リストはとりたくないという時にピンポイントで使うのが良さそう。ただし、野村豪州債券ファンドは2.1%の購入手数料がかかります。こういう使い方の場合ノーロードや手数料が低めのものを選ぶと良いと思います。

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コメント

こんにちは。

外債投信&ヘッジについてのわかりやすい記事、ありがとうございます(^^)staygoldさんの記事はいつもわかりやくすて勉強になります。


あと、本記事についてTBさせていただきました。

田舎のKenさん こんにちは。
私が褒められ好きなの、よく分かってらっしゃる(笑)

記事での紹介、TBありがとうございます。

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