信用売り 

信用売りについて。

普通の現物株売買や信用買いが、買う→売る 株価が上がれば儲かるのに対して、
信用売りは、まず先に売る→買い戻す 株価が下がれば儲かります
売りから入る事を「ショート」すると言ったりします。⇔買いから入るのは「ロング」

信用買いと同様、信用口座の開設が必要です。
全ての銘柄が信用売りできるわけではなく、制度信用では貸借銘柄のみとなります。一般信用では証券会社ごとに指定された銘柄のみです。
日経平均に選ばれるような大型株は貸借銘柄が多いですが、小型株は信用売りができない銘柄が多いです。国内ETFは貸借銘柄となっています。
信用取引ですので、証拠金の3倍程度まで取引できます。

株価が10%下落したなら、
現物の場合(レバレッジ1倍) 100万円→90万円で10万円のマイナス
信用売りの場合、100万円の証拠金で100万円分売ると(レバレッジ-1倍)100万円→90万円で買い戻して10万円のプラス。100万円の証拠金は110万円に。
100万円の証拠金で300万円分売ると(レバレッジ-3倍)300万円→270万円で買い戻して30万円のプラス。100万円の証拠金は130万円になります。

反対に株価が10%上昇したとしたなら、
現物の場合(レバレッジ1倍) 100万円→110万円で10万円のプラス
信用売りの場合、100万円の証拠金で100万円分売ると(レバレッジ-1倍)100万円→110万円買戻しで10万円のマイナス。100万円の証拠金は90万円に。
100万円の証拠金で300万円分売ると(レバレッジ-3倍)300万円→330万円の買戻しで30万円のマイナス。100万円の証拠金は70万円になります。

現物株と同じだけ信用売りした場合、現物株の損失=信用売りの利益  現物株の利益=信用売りの損失  となります。※手数料や貸し株料等は考慮せす。
現物株では最悪でも0円までにしか下がらないですが、2倍以上に上がる事があります。信用売りの場合、借金になってしまう可能性があります。まぁその前に、追証がかかるでしょうが。
100万円の取引をしたとして、現物株なら例え買っていた企業が突然倒産したとしても、100万円→0円で最大でも100万円の損失。この場合信用売りなら100万円の利益。
逆に株価が3倍になったとしたら、現物株100万円→300万円で200万円の利益。この場合信用売りなら200万円の損失。

信用売りの場合、貸し株料などのコストがかかります。貸し株料は年1.15%、1ヶ月で0.1%、1週間で0.02%程度。逆日歩がかかる事もあります。
また、信用口座を開いた場合MRFではなくなるので、口座に資金を入れていても利子がつきません。

信用取引は、使い方によってはリスクがだいぶ大きくなりますので、初心者におすすめはしません。

おすすめ関連リンク
2ch初心者の信用講座 ~実際に信用取引を始めようと考えている人は読んでみてください。参考になると思います。

信用取引について ~3年前のライブドアショックの時に書いた記事です。今回の記事と内容がかぶってますが、良くも悪くもこっちの方が文章が長く細かく書いてます。

信用取引 手数料・金利徹底比較 ~証券会社ごとの、信用手数料や金利、保証金率などの比較。実際に信用口座を開こうという人向け。

信用売りの主な使い方(1)空売り
保有していない銘柄を信用売り。
下がりそうだと思う銘柄が有る時に。あるいは全体が下がりそうだという時にTOPIX型などのETFの空売り。
例)100万円で信用売り、90万円で買い戻し。10万円の利益。
[利点]下げ相場でも利益に。
[欠点]株価は下がっても0円なのに対して、上がる時は倍以上になる場合がある。可能性のある最大損失が大きい。

信用売りの主な使い方(2)ロングショート
相対的に強そうだと思うものを買って(ロング)、相対的に弱そうだと思うものを信用売り(ショート)。相場全体の上がり下がりの影響を受けずに取引ができる。
例)A株ロング 100万円→95万円 5万円の損失  B株ショート 100万円→90万円買い戻しで 10万円の利益  トータルで5万円の利益。
[利点]相場全体が上がっても、下っても、儲けられるチャンスが有る。
[欠点]ロングしたものが上がって、ショートしたものが下って となるのが理想だが、なかなか理想どおりにはいかない。相場の影響を受けにくいという部分を過信して取引金額を大きくし過ぎると、危険。

信用売りの主な使い方(3)つなぎ売り
保有している銘柄を信用売り。
つなぎ売りは、手数料や税金を考慮しなかった場合、保有している銘柄を売却して、後から買い戻すのと同じことになります。
保有している銘柄が一時的に下がりそうだが、中長期的には手放したくはないという時。特に含み益や含み損が大きくて税金のからみで利益確定させたくない時に。
100万円のうち半分の50万円分だけ信用売りといった使い方も。
空売りは、もし株価が上がった場合、最大損失が理論上∞なのに対して、つなぎ売りは信用売りの損失分は現物株の利益でカバーできます。
例)100万円で保有していた銘柄が、90万円に下がったら10万円の損失。
100万円の段階で同額をつなぎ売り、90万円で買い戻したら10万円の利益。トータルでプラマイ0(手数料等を考慮せず)
[利点]現物保有分と合わせたトータルでのリスクを一時的に減らす事ができる。
[欠点]トータルでプラスにはならない。株価が下がっても、信用売りの利益は現物株の損失と相殺されるので。

信用売りの主な使い方(4)ETFでのつなぎ売り
現物株を保有(ロング)、代わりにETFを信用売り(ショート)。
現物株を保有しているが、相場全体が一時的に下がりそう。現物株のポートフォリオのバランスを崩したくないという時に。
例)100万円分の現物株を持っているが、相場が不安定そうなので一時的にリスクを半分程度にしたい場合は、50万円分だけETFを信用売り。
[利点]自分のポートフォリオを崩さずに、一時的にリスクを小さくできる。先物や先物ミニでもヘッジは可能ですが、ETFだと小額から可能、税金が株の損益と損益通可能。
[欠点]つなぎ売りと同じ。また、自分の現物株ポートフォリオがTOPIX等以上に下った場合は、充分にヘッジされない。

信用売りの主な使い方(5)株主優待をGet!
株主優待がある銘柄を現物買い。同時に信用売り。
株価の変動リスクなしに株主優待をもらう事ができる。詳しくは、現物買いと信用売りで株主優待をGet! 
[利点]株価の変動リスクがない。
[欠点]優待分以上の逆日歩がつく場合も

私個人的には、それほど頻繁に信用売りをするわけではないですが、(4)ETFのつなぎ売り として使う事が多いです。ただしフルヘッジではなく、せいぜいポートフォリオの1割~3割程度、調整程度に。
また、少しだけでも売っていると、相場が大きく下がった時に、トータルではマイナスでも気持ち的に多少楽。

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コメント

staygoldさんこんばんはv-280

信用取引のことは詳しく知らなかったので勉強になりました。

実際始めるときにこの記事をよく読んでから始めようと思います。

応援させていただきました。

ニコそらさん こんばんは。
お褒めコメありがとうございますv-14

信用取引は、ちょっと複雑ですよね。いつの日か、参考になれば幸いです。無理して信用する必要はないと思いますが。

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