投資信託に含み損が出ている場合のETFへのリレー投資 

※この記事は、土曜日の夜に一旦UPしたのですが、間違いに気付いたので修正して再UPしました。どうもすみません。

投資信託の積立からETFへのリレー投資をしている人で、投資信託に含み損が有るがリレーするか迷っている人向け のニッチな記事です。興味がない人は、読んでも全く面白くないと思います(苦笑)。

[自給自足を目指して投資っ子。]のシリーズ記事、インデックスファンドとETFを比較する。に刺激を受けて書きました。


前提
1、投資信託の積立からETFへ、いつかはリレーするというのは決めている。現在、含み損が出ているがいつリレーするかを検討。
2、いつの日かETFを売る時には、プラスになっていて、税金を引かれる。
ちなみに最後の売却の際もマイナスで税金を引かれないのであれば、信託報酬の低いETFに早くリレーしていた方が有利です。それならば投資しない方がさらに有利ですが。。
3、将来の税率は20%に戻る確率が高いかなと思われるので、税率を20%として計算します。

例1)保有の投資信託の現在の時価は100万円。投資信託とETFの信託報酬の差は、0.5%。

100万円で、0.5%の信託報酬(年間コスト)の差ならば1年間で5000円の差になります。(厳密にいうと、現在の時価100万円ではなく期間中の平均時価の0.5%となります。例えば株価が上昇してリレーするまでの期中平均が110万円となったなら、110万×0.005=5500円。)※1

売却して確定した損失は、確定申告が必要ですが最大3年間持ち越せます。株や投資信託の売却益と、2009年分からは配当金や分配金とも、相殺できます。この期間中に相殺できるのであれば、売却損を出してしまう事の大きなデメリットはありません。※2
要するに、売却した際の確定損失から、それと相殺できるであろう利益を引いた「相殺しきれないであろう確定損失」の金額が大事です。

「相殺しきれないであろう確定損失」が20万円だったとします。ETF売却時の税金は、20%なら4万円の差となります。 (厳密にいうと、ETFの売却時の税金の差は売却した際の確定損失×税率。リレー後3年以内に相殺できるであろう利益分×税率は相殺した時に還元されます。)

「相殺しきれないであろう確定損失」が20万円の段階で、リレーをする事による損失は4万円。リレーする事による信託報酬の差は年5500円。
つまり、40000÷5000=7.3年 7年ちょっとで含み損が無くなるのならばそれまで待ってリレーした方が得。8年以上かかりそうならさっさとETFに乗り換えた方が得となります。

<追記>数年後にリレーする時の5000円と、いつかETFを売却する時の5000円が同じ価値とするなら上記の通りですが。ETFを売却する時の5000円をリレー時の現在価値に割り引くか、リレーした時の5000円をETF売却時の将来価値に割り増しするか、してから比較する必要がありましたね。どうもすみません。

おまけとして今回の記事の式をEXCELにしました(作り直しました)ので、そちらをよかったら見てみてください。


補足

※1、信託報酬の差による金額は、本当は複利で考える必要が有ると思いますが、単純に分かりやすくする為に単利にしています。0.数%の数年の複利なら、単利と大きくは変わらないです。

※2、現在の税率は10%です。税率が10%の時に損益通算して相殺するよりも20%の時の方がメリットが大きいです。
また、(損失繰り越して相殺して減らした)今の税金1万円と、何十年か後に税金が1万円減るのとは、全く同じではありません。厳密にやるならば、現在価値に割り引く等してから比較する必要があります。

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コメント

こんばんは。

TBしていただきありがとうございます。

税金に関しては繰越できる期間内にリレーをするのかどうかも大きく影響しそうなのでなかなか難しいですよね(^^ゞ

田舎のKenさん こんにちは。
そうですよね。それに税制は今後変更になるかもしれないという点が、より分かりにくくしていますよね。

こんにちは。いつも参考にさせて頂いてます。

数はだいぶ限られてしまいますが、オリックス証券で香港上場ETFを購入するとだいぶリーズナブルみたいですね

ETF手数料比較なんてページでも作成していただければとってもありがたいです。
  • [2009/04/13 10:06]
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いつも見てます。さん
コメントありがとうございます。

ご要望におこたえして、海外ETFの手数料計算シミュレーションを作ってみました。
http://kabuohazimeru.blog22.fc2.com/blog-entry-553.html

最近ややネタ切れ気味でしたので、たすかりました(笑)

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