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流動性の大きい銘柄ほど日経平均の影響を受けやすい? 

株・投信質問掲示板でいただいたコメントに、ちょっと興味深い事が書いてありました。

一部抜粋して引用

最近、読んだ本に「東証一部の銘柄を出来高5万~20万株に限定すると120~200銘柄まで絞り込める」とあったので。

5万株以下の銘柄を除外するのは「流動性リスク」のためで20万株以上の銘柄を除外するのは「東証一部であっても日経平均株価やTOPIXの影響を受けず独自の動きをする可能性がある」からだそうです。

ということは、「出来高が大きい銘柄は日経平均やTOPIXの影響を受けやすく、出来高が小さい銘柄なら影響を受けにくいの?」
実際のところはどうなのか、検証してみました。

全銘柄の値動きを日経平均やTOPIXと一つ一つ比べて調べてみるのが一番なんでしょうが。それはさすがに面倒すぎるので、証券会社のスクリーニング機能を活用しました。

出来高で検索できるスクリーニングはありませんでしたが、マネックス証券・松井証券・野村證券(いずれもQuick社のスクリーニング)などでは、「流動性」という項目があります。

流動性:売買高の25日移動平均値÷売買単位で算出した値です。
数値が大きいほど流動性が高く、数値が小さいほど流動性が低くなります。 

※上記はあくまでスクリーニング項目としての「流動性」の説明です。

売買単位が1で10万円のA株が5単位(50万円分)売買されると、出来高は5。売買単位が1000で100円のB株が5単位(50万円分)売買されると、出来高は5000となります。「流動性」の指標ならば、A株もB株も5となります。
もちろん上の例の様に「1売買単位の値段」が一緒という事はまずなく、銘柄によって結構違いますが。「一株の値段」の差ほどの違いにはなりません。なので個人的にはむしろ、「出来高」よりも「流動性」の方を見た方が良いんじゃないかと考えます。

またスクリーニングには、「ベータ」という項目があります。

対日経平均ベータ値(180日) :過去180日間の取引日において、日経平均の値動きと個別銘柄の値動きとの感応度合を表した指標です。 日経平均が「1」動くときに、当該銘柄がどれだけ動くかを示します。 

ベータに関する説明は、株価・ベータ値一覧というサイトがおすすめです。
特に このページのグラフのイメージが分かりやすいと思います。
日々の値動きが日経平均と近い動きをするもの(極端な例なら日経平均ETF)のベータ値は1に近くなります。
日経平均と真逆の値動きをするものなら、ベータ値は-1。

調べた結果が下の表です。今回はマネックス証券のスクリーニングを使用し、優先市場が東証1部の銘柄1632を「流動性」順で並べ、おおよそ銘柄数が150程度になるように区分けしました。分け方の兼ね合いで少なくなってしまったところもあります。
仮に1000株単位の銘柄の場合、「流動性」が10で1万株、100で10万株、1000で100万株となります。
流動性100株単位の銘柄の場合、「流動性」が10で1000株、100で1万株、1000で10万株となります。

流動性 ベータ平均  ベータ乖離平均  銘柄数 主な銘柄 
0~50 0.36 0.63 161  冨士急行・東リ・東北銀行
50~100 0.42  0.57 180 江崎グリコ・ジーンズメイト 
100~150 0.49 0.51  113  エスエス製薬・ホリプロ・菱食
150~200 0.54  0.47  79 古河電池・近畿日本ツーリスト 
200~300 0.52  0.46  144 不二家・ベスト電器・テレビ東京 
300~500 0.54 0.46  143  ハイデイ日高・サンクス・ツルハ
500~750 0.65 0.38  112 マクロミル・東京ドーム・HIS
750~1000 0.66 0.35  93  リンナイ・出光・スルガ銀行
1000~2000 0.71  0.35  178  サッポロH・日本ハム・ゼビオ
2000~4000 0.74  0.35  151  ゲオ・日本電気硝子・中国電力 
4000~10000 0.90  0.34  138  ハウス食品・JR東海・シャープ 
10000~ 0.98 0.34  140  みずほFG・トヨタ・セブン&アイ
 全体 0.62   1632

<追記 ベータを単純に平均すると、0.9と1.1で1、0.2と1.8でも1になってしまうので、1からどれだけ離れているかの平均(ベータ乖離平均)も算出しました。0.9と1.1なら0.1、0.2と1.8なら0.8というように。ベータ乖離平均の方がより良い指標かなと思います。>

上の結果をみると、「流動性」が上がるほど、ベータ平均は1に近づくという傾向が見てとれます。ベータ乖離平均は小さくなる。ただし、あくまで統計的な「傾向」です。取引が活発な銘柄ほど、日々の値動きが日経平均と同じように動きやすい。逆に取引量が少ない銘柄の方が、日経平均が下った日でもそれほど下らなかったり逆に上がったりする可能性が高い。日経平均が上がった日でもそれほど上がらなかったり、逆に下ったりする可能性もまた高いですが。
ベータ平均で見ると、150~200と200~300の区切りが逆転している他は、全て流動性が高い方が、ベータは1に近づいています。
ベータ乖離平均で見ても、流動性が高い方がベータが1に近づくという傾向が見てとれます。ただし、流動性が500を越えると頭打ち気味です。

まとめ
「流動性」が上がるほど、日々の値動きが日経平均(おそらくTOPIXとも)と同じ様に動く可能性が高くなるという傾向が確かにあるようです。
「東証一部であっても日経平均株価やTOPIXの影響を受けず独自の動きをする可能性がある」という銘柄を探したいのであれば、低過ぎない程度に流動性が低い銘柄を探すというのも一つの方法だと思う。また、「スクリーニング」の項目でベータを使って、1に近いものは除外するという方法でもいいでしょう。
ただし、「東証一部であっても日経平均株価やTOPIXの影響を受けず独自の動きをする可能性がある」=「上がる可能性が高い」とは限りません。

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コメント

よくわからずに質問していますが

逆ではありませんか?

【5万株以下の銘柄を除外するのは「流動性リスク」≪を低減させる≫ためで20万株以上の銘柄を除外するのは「東証一部であっても日経平均株価やTOPIXの影響を受けず独自の動きをする可能性がある」から≪そのリスクを避ける≫ため】ではないでしょうか?

出来高が多いということは株価が安い銘柄が多い。2009年8月25日の東証1部の出来高ランキングを見ても1位のみずほから20位の富士通まで1000円以下。
東証2部に至っては、2位と3位が10円台。

そして、株価が安いということは個人投資家なども手軽に手を出しやすく、何か材料が出ると一方的になるマネーゲームの材料になりやすい。
また、日経平均との関係でいえば、株価が高い銘柄ほど日経平均との関連が強いので、出来高が多い≒株価が低い企業は日経平均との相関が低い。

こんな説明ができそうなのですが・・・

違ったらスミマセン。

吊られた男さん
なるほど、そういった見方もありますね,日本語は難しい。私もその本を直接見たわけではないので、なんとも言えませんが。
質問は「出来高」だったのに、こちらの検証のしやすさの都合で「流動性」に替えてしまったので、質問と論点がずれている可能性はありますね。
別な方法でも、検証してみたいと思います。

こんばんは。

今回の検証、非常におもしろいですね(^^)。ボクは上ブレを狙ってあえて流動性が低い銘柄を探しているのでこの結果は少し嬉しいです。
でも吊られた男さんの説明にも納得です(^^ゞ(笑)。

データに、ベータ乖離平均の項目を追加しました。こちらの方が、より適した指標かなと思います。

田舎のKenさん
こんにちは。
「流動性が低い銘柄」は「東証一部であっても日経平均株価やTOPIXの影響を受けず独自の動きをする可能性」が高いという傾向は確かに有るようです。

一方で、吊られた男さんがおっしゃられるように、
「株価が安い銘柄」は「東証一部であっても日経平均株価やTOPIXの影響を受けず独自の動きをする可能性」が高いという傾向も有りそうです。これについては、近いうちに記事にしたいと思います。

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