出来高が多い銘柄ほど日経平均の影響を受けやすい? 

流動性の大きい銘柄ほど、日経平均の影響を受けやすい? の続きです。
↑上記の記事では、流動性とベータとの関係を検証しました。

流動性:(売買高の25日移動平均値÷売買単位で算出した値)

ベータ:日経平均の値動きと個別銘柄の値動きとの感応度合を表した指標。 日経平均が「1」動くときに、当該銘柄がどれだけ動くかを示し、1に近いほど日経平均と同じ様な動き方をする

データとして「出来高」ではなく「流動性」を使ったのは、
(1)「流動性」の方が、データを拾ってきやすかったから。
(2)個人的に、売買単位が1株の銘柄でも1000の銘柄でも同じ様に一株は一株として数える「出来高」よりも、「流動性」を見た方が良いかなと思ったから。
の2つの理由からでした。

データを加工して、「出来高」のデータを得ることができましたので、
今回は、出来高とベータとの関係を検証してみたいと思います。

出来高:1日の売買株数 25日移動平均値を使用

優先市場が東証1部の銘柄1632を「出来高」順で並べ、おおよそ銘柄数が200程度になるように区分けしました。分け方の兼ね合いで少なくなってしまったところもあります。
ベータ平均は、ベータの値の単純平均です。0.7と1.1なら0.9、0.5と1.3でも0.9。
ベータ乖離平均は、ベータの値が1からどれだけ離れているかの平均です。0.7と1.1なら0.2、0.5と1.3なら0.4というように。
ベータが1に近い すなわちベータ乖離平均が低い方が日経平均やTOPIXと同じ様な動きをする傾向が強いということです。

出来高 ベータ平均  ベータ乖離平均  銘柄数  主な銘柄 
0~1万 0.37  0.64  211 吉野家・はるやま商事 
1万~2万 0.42  0.58  127  永谷園・KDDI
2万~5万  0.44 0.56 209  トマト銀行・ライトオン
5万~10万  0.55  0.45  192 ファンケル・丸三証券 
10万~20万  0.59 

0.43 

211  ヤフー・良品計画
20万~50万  0.64  0.39 

243

ニトリ・JFE・ライオン
50万~100万 0.79  0.32 

146 

ファミリーマート・マキタ
100万~1000万  0.99  0.29  255  ソニー・カシオ・日本航空
1000万~  1.08 0.27 

38

丸紅・日産自動車・東芝
 全体 0.62 0.45 1632  

出来高が増えるほど、ベータ平均は上昇、ベータ乖離平均は小さくなっています。予想以上にきれいな結果になりました。
株価(投資金額)とベータの関係」よりも強い相関、「流動性とベータの関係」とは同程度かなと思います。

まとめ
「出来高」が増えるほど、日々の値動きが日経平均(おそらくTOPIXとも)と同じ様に動く可能性が高くなるという傾向が確かにあるようです。

<つづく>
次回の記事は世界の株価指数と為替。次々回にでも、「株価」と「出来高」と「流動性」と「ベータ」の相関係数を計算して記事にしたいと思います。

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