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投資信託 

投資信託は、株や債券など中身はいろいろですが、その投資信託によって決まった種類の商品をたくさん集めて、それを小売りする商品です。

例えば、日本株の投信なら、条件にあった日本のいろいろな企業の株をたくさん集めて、それを小売りする。
中国株の投信なら、条件にあった中国のいろいろな企業の株をたくさん集めて、それを小売りにする。
海外債券の投信なら、条件にあった外国の債券をいろいろ集めて、それを小売りにする。

例えばトヨタの株を普通に(単元で)買うには、30万円以上必要です。日経平均の採用銘柄を全部買おうとしたら、寸千万~数億円もの資金が必要です。
でも、日経平均型の投資信託を買えば、1万円程度からの資金で日経平均を丸ごと買う事ができます。
株や債券を直接自分で買う場合少ない資金で分散投資するのは難しいですが、少ない資金からでも分散投資する事ができるのが最大のメリットだと思います。
また、海外(特に新興国など)の株や商品など、個人ではなかなか自分で買いづらいものにも簡単に投資できます

投資信託には非常に種類がたくさんあるので、日本株に投資したい人には日本株投資信託、インド株に投資したい人にはインド株投資信託、世界中の株に投資したい人には世界株投信、株や債券が両方バランスよく入っているのがいい人にはバランス型ファンド。といったように自分の好みにあった投資信託を選ぶ事ができます。

ただし、投資信託はボランティアで販売されている訳ではないので、当然運用会社や販売会社へ手数料を払うかたちになります。

手数料は、買う時にかかる販売手数料と、日々引かれていく信託報酬、売る時にかかる信託財産留保額があります。
これらの手数料は、例え投資信託が上がろうと下がろうと確実に引かれていくコストです。
<関連記事 投資信託にかかるコスト まとめてみました。
販売手数料がかからないノーロードファンドも有ります。
このコストは投資信託ごとに違いますが、同じ内容のファンドであれば、コストが低いにこした事はありません。全然違ったタイプの投資信託同士のコストを比べてもあまり意味がないと思いますが。

もしそのコスト以下で、個別で充分に分散投資できるならば、投資信託じゃなくてもいいと思います。

投資信託は、利回りが保障されている商品では有りませんし、元本も保証されていません。
その投資対象の利回りからコストを引いた分が投資家の利益になります。例えば日経平均がその年に10%上がったとして、コストが1%だったとしたら、日経平均型の投資信託を買った人の利益は9%になります。
投資信託が元本保証で無いという事に関しては、以下のブログの記事を興味深く読ませていただきました。
<おすすめ関連リンク> 
そもそも日本にETFのニーズはあるのか。 [株式十八番!]
投資信託に振り回される人 [楽(趣味)あれば苦(投資)あり]

未来を正確に予想するのは無理ですが、(その投資対象の期待リターン-コスト)が、下がるリスクなどを加味したうえで他の投資対象と比べて、有利だと思われるなら、投資信託を買うのがいいでしょう。

モーニングスターで、1年間(2008年6月末→2009年6月末)で成績の良かったファンドと悪かったファンドを見てみましょう。
まずは良かったファンド
1位は、グローバル・アンブレラUBS 世界株ショート。世界の株が下がったこの1年。一番上がったのはベア型のファンドという、当然といえば当然、つまらないと言えばつまらない結果となりました。
そして2位は、なんとあのファンドです。

投資信託は種類によって、大きく変動しやすいハイリスクハイリターンな商品(新興諸国株とか)と比較的変動が少ない商品(日本債券型)など、変動の大きさに対する傾向はあります。
自分で取れるリスクとリターンとの兼ね合いから投資されるもの、金額を決められるといいんじゃないかと思います。
<関連記事 標準偏差 ~リスクについて考える 
ただし過去の実績はあくまでも過去の実績だという事は忘れずに。

まとめ
投資信託はたくさんの種類が有り、その投資信託ごとにどんな商品に投資するか決まっている。
その商品を直接買う場合と比べて、少ない資金から簡単に購入する事ができる。

投資信託には、販売手数料・信託報酬・信託財産留保額といったコストがかかる。
これらは必ず引かれるものなので、投資信託を買う際は、そのファンドのコストがどの位なのか認識する必要が有る。
そのコストを払ってでも、その投資対象に投資する魅力が有ると考えれられるならば、買えば良い。

投資信託は預金などよりも高いリターンを上げる可能性が有ります。
しかし利回りも元本も保証されていません。

短期的には下がる可能性も結構有ります。
下がっても大丈夫な資金、長い間じっくり保有できる資金で投資するのが良いかと思います。


投資信託は、預金などと比べて非常に奥の深い商品だと思います。
きっちり勉強されてから、始められるのが良いと思います。
人によっては小額をまず買ってみるのもひとつの手。実際に買った方が興味が湧いていろいろ調べるようになるかもしれません。
よく分からないまま、銀行や証券会社に勧められるままに、大きな金額を投資するのはおすすめではありません。

を買って読んだり、インターネットで勉強するといいんじゃないかと思います。

おすすめサイト
モーニングスター 投資信託に関する様々な情報を調べるならココ。

おすすめブログ(初心者向け)
ホンネの投資信託入門
投資信託初心者入門ガイド
投資信託を徹底解説!

もう少し詳しく勉強したいなら
資産運用-消費者に良い投資信託を買おう
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投資信託 - SyncHack
個人投資家のための投信資料館
ジョン太郎とヴィヴィ子のお金の話
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かえるの気長な生活日記
小金持ち父さんの資産設計塾(?)
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おやじダンサーのひとりごと
我が子の為に株式投資・投資信託

その他、ここでは紹介できなかった、良い投資信託に関する良いサイトやブログがいろいろ有ります。10年前いや5年前でもこんなにサイトが充実してなかったと思うので、これから始められる人はラッキーだと思います。

最後に私のブログの投資信託に関する記事のご紹介。
ノーロードファンド~購入手数料が無料の投資信託もいろいろあります。

積立投信でドルコスト平均法
楽天証券での海外ETFの買い方 ~低めのコストの投信を毎月積み立てて、そこからさらに低コストの海外ETFへとリレーするのが、私の基本的パターンです。

私のポートフォリオ ~このポートフォリオがいいとかお薦めとかするつもりは全く有りません。この人はこんな投資信託買ってんだ。程度に

ETF上場投資信託のすすめ  ~上場していて、株と同じ様に売買できる投資信託も有ります。
コストの低いバランス型ファンド一覧 ~バランス型ファンドに興味の有る人は
コストが低めなTOPIX連動型ファンド一覧~日本株をインデックス投資するなら
原油高をヘッジ コモディティファンドとエネルギー株投信 ~原油や商品価格がこれからも上がり続けると思う人は
金投資と金ETF ~金投資に興味の有る人は
転換社債型ファンドをポートフォリオに組み込むメリットとは?  ~転換社債型ファンドって何だ?って人は
新興諸国株が熱い  ? ~新興国株ファンドに興味の有る人は

投資信託で証券会社比較 ~この記事を書いた時よりもコストの低いファンドなどが増えたので、近いうちに更新したいなと思ってますが。

投資信託の税金~最初は私も税金についてよく分からなかったです。

投資信託どんな時に売る?アンケート
投資信託どんな時に売る?集計結果 ~そもそも投資信託ってどんな時に売るものなの?そんな素朴な質問に、多くの方がアンケートで答えてくれました。
アンケート企画はまた、やりたいなと思ってます。何かアンケートして欲しいネタがあれば、コメントください。

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コストが低めなバランス型ファンド一覧 

先週この記事更新したばかりですが、マネックス資産設計ファンドの割合が再度変更になったようです。
詳細は、マネックス資産設計ファンド第2回基本資産配分比率 [マネックス証券]

前回更新時に、楽天証券の楽天資産形成ファンド(楽天525)を入れるのを忘れていました。すみません。今回追加いたしました。信託報酬が0.525%と低いです。また、運用がインデックスではなくアクティブファンドを利用しているというのも特徴的です。

今年の1月に登場した世界経済インデックスファンドですが、当初から取り扱いのソニー銀行では100万までの手数料が1.05%でした。
新しく取り扱いを始めたSBI証券では、手数料0%ノーロードとなったようです。
<追記>楽天証券でもノーロードで取り扱っています。

おすすめ参考記事
新ファンド「世界経済インデックスファンド」 [小金持ち父さんの資産設計塾(?)] 2009/01/06
世界経済インデックスファンドがノーロード! [梅屋敷商店街のランダムウォーカー]2009/05/13

以前に書いた、バランス型ファンドの記事を加筆修正して更新しました。


バランス型ファンドについてです。
日本株や外国株、日本債券、外国債券あるいはREITといった商品を一つにまとめた投資信託です。しかしバラバラにそれらを買うよりもコストが高いケースが有る(例えばこんなの)ので、私はあまり興味がありませんでした。
しかしここ2年ぐらいで良いと思うバランス型ファンドも増えてきたので、コストが低めな商品を一覧でまとめてみようと思います。

  信託
報酬 
手数料 信託財産留保額  日本株 外国株 日本債券 外国債券 日本
REIT
外国
REIT
その他 販売 
すみしん
マイセレクション25
 
0.56% 1.05%  0.05%
+0.05% 
20%  5%  60%  10%      短期金融5%  投信スーパーセンター 
すみしん
マイセレクション50
 
0.64%  1.05%  0.05%
+0.05% 
35%  15%  40%  5%      短期金融5%  投信スーパーセンター 
すみしん
マイセレクション75
 
0.72%  1.05%  0.05%
+0.05% 
50%  25%  17%  5%      短期金融3%  投信スーパーセンター 
野村6資産分散
(安定コース)
0.65%  1.575%  0.3%  5%  15%  60%  10%  5%  5%    郵便局 
野村6資産分散
(成長コース)
0.79%  1.575%  0.3%  35%  35%  10%  10%  5%  5%    郵便局 
セゾンバンガードグローバルバランスファンド  0.80%  0%  0.1%  5%  45%  10%  40%        セゾン投信 
マネックス資産設計
ファンド(育成型)
0.99%  0%  0.3%  20%  9%  30%  29%  6%  6%    マネックス証券 
スゴ6 0.71%  0% 0.15% 20%  20%  20%  20%  10%  10%    SBI証券
世界経済インデックスファンド 0.71%  0%  0.1%  5%  45%  5%  45%        SBI証券 
投資生活  0.63% 0%  0.2% 33.3%  33.3%    33.3%        ジョインベスト証券
楽天525 0.525%  0%    ※35%  ※12%  ※36% ※14%      ※短期金融3%  楽天証券 
  信託
報酬
手数料 信託財産
留保額 
日本
株 
外国
株 
日本
債券 
外国
債券 
日本
REIT
外国
REIT 
その他  販売 
参考 みんなのアセットアロケーション        26.5%  42.7%  5.9%  18.7%  1.6%  2.6%  商品2.0%   

一口にバランス型ファンドといってもその中身は上記の通り様々です。同じ中身なら信託報酬が低いに超したことないですけど、0.1~0.2パーセント程度の信託報酬の違いよりは、自分が目指すアセットアロケーションに近いものを選らぶ。あるいはこれらをベースに足りないと思う部分を個別のファンドなどで補っていくっていうのもいいんじゃないかと思います。

これを見ると、すみしんマイセレクションはノーロードではないものの、信託報酬は低め。株の割合は25%、50%、75%と3種類から選ぶ事ができます。REITは入っていません。それぞれ日本への投資が、80%、75%、67%と高めになっています。為替リスクの少ない日本株・日本債券の割合が多いものを選びたい人にはおすすめ。

ゆうちょで販売している、野村6資産分散は安定コースが株20:REIT10:債券70、成長コースが株70:REIT20:債券10となっております。日本への投資割合は、安定コースが70%と高く、成長コースは50%で日本と海外が半々になっています。
こちらも販売時に手数料はかかりますが、信託報酬は低めです。メガバンクや地銀などで扱っているバランスファンドと比べると、なかなかいいんじゃないかと思います。

セゾンバンガードグローバルバランスファンドは、ノーロードで信託報酬も0.80%と低めです。REITは含まれておらず、株と債券は50:50です。
日本への投資割合は15%と、他のバランス型ファンドと比べて低いです。日本へのホームバイアス無しに、ほぼ世界のマーケットに占める日本の割合通りとなっています。
このファンドは株と債券が50:50と若い人やリスク許容度が高い人にとっては債券の割合が高いかと思いますが、そういった人は株100%の投資信託と組み合わせて購入すれば良いと思います。例えば株投信とこのファンドを1:1で購入すれば、株と債券は75:25になります。

マネックス資産設計ファンドは、株36:債券42:REIT22。日本への投資割合は58%株31:債券48:REIT21へと2008年4月に変更になりました→株29:債券59:REIT12。REITが減り債券の割合が増えました。
他のバランス型ファンドが5や10の倍数などキリがいい数字なのに対して、マネックス資産設計ファンドは細かい数字になっています。イボットソン・アソシエイツ・ジャパンの投資助言により基本資産配分比率は、各資産のリターン、リスク等を推計し、証券投資理論に基づいて決定、原則として年1回見直すとの事。このイボットソンの証券投資理論により資産配分比率を見直すというのが、マネックス資産設計ファンドの特色です。現在は、サブプライム絡みの株安・REIT安・ドル安で運用成績は苦戦しているようですが、長期で見た時この特色がどうでるのでしょう。
ノーロードで信託報酬も1%を切っています。

スゴ6は、2007年暮れに募集開始したファンドですが、ノーロードで信託報酬は0.71%とかなりコストが意識されたファンドだと思います。
株40:債券40:REIT20。日本への投資割合は50%で日本と海外が半々と、分かりやすい数字になっています。
また、6つの投資対象をそれぞれのファンド(住信STAMシリーズ)として別売りするっていうのも、新しい試みで、面白いと思います。自分の好みにあったアセットアロケーションにする事ができるので、これは良いです。ただ各ファンドへの投資は1万円以上からなので、希望のアセットアロケーション通りに毎月積み立てるっていうのは難しいかもしれません。<追記 今では住信STAMシリーズがすっかり人気になっていますね。>

世界経済インデックスファンドは、株と債券が50:50。世界のGDP比を元にしており、日本の割合が10%、海外先進国が65%、新興諸国が25%となっています。「セゾンバンガードグローバルバランスファンド」に近いタイプですが、バランス型ファンドの中では新興諸国の割合が高めです。
信託報酬は0.71%でスゴ6と同程度です。

投信生活は、2008年3月に開始した新しいファンドです。こちらもノーロードで信託報酬は0.63%という低いコストです。
日本株と外国株と外国債券が3分の1づつ。日本債券をはずしたという思い切った設定です。
マザーファンド部分が中央三井インデックスシリーズなどで実績のある、中央三井のマザーファンドを使用しています。

楽天525は、アクティブファンドを組み合わせたファンドオブファンズですが、信託報酬が0.525%と非常に低くおさえられています。表の数字のプラスマイナス5%の割合で投資し、毎年4月にリバランスを行うというのが特徴となっています。日本の割合が比較的高めですので、あまり為替リスクを負いたくない人におすすめ。

おまけ
[かえるの気長な生活日記。]で行っていた、ポートフォリオアンケートの結果。
結果 みんなのアセットアロケーション(1)
結果 みんなのアセットアロケーション(2)
結果 みんなのアセットアロケーション(3)
結果 みんなのアセットアロケーション(4)
株69:債券25:REIT4:商品2。日本34:海外66
一番近いのは、野村6資産分散の成長コースですかね。ただし野村6資産分配など多くのバランス型ファンドが日本1:海外1なのに対して、日本1:海外2 程度と海外志向が強めです。
バランス型ファンド(セゾンバンガードを除く)は、為替リスクを減らす為も有り保守的な割合なものが多いです。それに対して個人(投資に対する興味が強めと思われる人びと)の資産運用では、海外の資産へも積極的に投資されているようです。


バランス型ファンドは、毎月の積立投資に向いている商品じゃないかと思います。
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コストが低めな日本債券型ファンド一覧 

  購入手数料  信託報酬  信託財産留保額  1年リターン  5年リターン(/年)  販売 
STAM 国内債券インデックス・オープン   0%  0.44 %  0%  1.9%    SBIフィデリティジョインベスト楽天カブドットコムマネックスリテラクレア他 
中央三井 日本債券インデックスファンド  0% 0.50%  0.1%  1.8%  0.9%  フィデリティ証券・中央三井信託他
PRU 国内債券マーケット・パフォーマー   0%  0.53%  0.1%  2.0%  1.0%  楽天フィデリティジョインベスト・イーバンク他 
しんきん 国内債券ファンド 0%  0.42%  0.05%  2.1%  1.1% 信金 
DLIBJ 公社債オープン(中期コース) 0%  0.47%  0.05%  0.7% 1.2%  SBI楽天カブドットコムオリックスジョインベスト他 
DLIBJ 公社債オープン(短期コース)   0% 0.31% 0.05%  2.2%  0.8%  SBI楽天ジョインベスト

ノーロードで信託報酬が低い、1万円から購入可能、ネット証券で買えるものを中心に、選びました。
上3つはインデックスファンド、下3つはアクティブファンドです。

日本債券型はアクティブファンドとインデックスファンドの信託報酬が同程度です。リターンもトータルでは同程度な感じです。国内債券型ならアクティブとは言っても、インデックスを少し調整する程度な感じだと思いますけど。
たまたまかもしれませんが、信金でのみ取扱いのしんきん国内債券ファンドのリターンが高めです。そういえば海外債券型のファンドでもしんきんのファンドはリターンがやや高めでした。わざわざ信金に口座開設してまでとは私は思いませんが、信金を利用している方なら意外といいかもしれませんね。

海外債券型投信(為替ヘッジ有り)についての考察 で書きましたが、
個人向け国債定期預金のリターンは、
金利(あらかじめコストを引いたうえで設定された金利)

国内債券型投資信託のリターンは
金利+債券価格の上下による損益-信託報酬等のコスト
となります。
日本の金利はここのところ、国債の10年債利回りで0.5%~2.0%の範囲ぐらいです。社債や地方債はもう少し金利が高めでしょうし、もっと短い期間の国債ならもう少し金利は低めだと思います。
ここから0.5%程度の信託報酬が引かれることを考えると、金利-信託報酬分の期待リターンは0.5~1.0%程度かなと。ネット銀行の定期預金金利ぐらいですかね。ここ1年は金利が下落(債券価格が上昇)しましたので、表に書いたような国内債券ファンドは2%ぐらいのリターン。
中央三井の場合で、2004年+0.7%、2005年+0.2%、2006年-0.3%、2007年+2.1%、2008年+2.9% でした。

個人向け国債や定期預金の方が優さっているのは、債券価格の上下による価格変動がなく、より安定している。数年後にいくらになっているかの予定が立てられる。
ネット銀行のキャンペーン金利が、国内債券型ファンドの「金利-信託報酬」よりも良さそうな場合が有る。

国内債券型投資信託の方が優っているのは、良くも悪くも債券価格の変動部分がリターンに関係する。債券価格変動の予想が当たれば短期で+αの利益がある。はずれれば短期で-αの損失になりますけど。
国内債券型ファンドは2005年~2006年はリターンがあまりよくありませんでしたが、この間日本株は大幅に上昇しました。債券価格の変動は株と逆方向の事が多いので、株や株式投資信託を保有している人には相性が良い。※値動きの大きさは全然違いますけどね。

1%-0.5%=0.5%  3%-0.5%=2.5% 5%-0.5%=4.5% 一定の信託報酬を引かれる事を考えると、今の日本の様に低金利だと魅力が薄め。もう少し金利が高くなれば魅力も増してくると思うんですけどね。

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海外債券型投信(為替ヘッジ有り)についての考察 

個人向け国債定期預金のリターンは、
金利(あらかじめコストを引いたうえで設定された金利)

国内債券型投資信託のリターンは、
金利+債券価格の上下による損益-信託報酬等のコスト 

債券 基本のきでも書きましたが、金利上昇局面では債券価格は下落し、金利下落局面では債券価格は上昇します。

海外債券型投資信託のリターンは
金利+債券価格の上下による損益+為替による損益-信託報酬等のコスト となります。

低金利の日本と比べて金利が高い国が多かったので、国内債券と比べて海外債券は多くの金利を見込めました。今でも日本より金利が高い国が多いですけど、金利を下げた国が多いので差は縮まりました。

債券価格の上下による損益は株の値動きとは反対方向に動く場合が多いので、株式(投信)を保有している場合、相性が良いです。
しかし、為替による損益はここ数年は株の値動きと同じ方向に動く場合が多く、株が下がった時に債券価格の上昇幅以上に為替が大きく下落する事が多いです。結果、株式と海外債券はここのところ同じ方向に動く(正の相関)になる事が多いです。

それでは、為替の影響を受けないで外国債券(投信)に投資する事はできないのか?
為替の影響を受けないように為替ヘッジをしたタイプの投資信託も出ています。
為替ヘッジ[野村證券証券用語解説集]を読んでいただけると分かりますが、為替ヘッジをする場合およそ二国間の通貨の金利差分のコストがかかりますFXでいうならスワップ金利ですね。
日本はここ数年ずっと低金利でしたので、スワップ金利≒外貨の金利
すなわち為替ヘッジにはほぼ外貨の金利分のコストがかかるので、

海外債券型投資信託(為替ヘッジ有り)のリターンは
債券価格の上下による損益-信託報酬等のコスト  となります。※日本が低金利の場合

続きを読む
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グロソブがモーニングスターファンドオブイヤー2008に選ばれる。 

あまり話題になってませんが、モーニングスター ファンドオブザイヤー2008が発表になっています。

最優秀賞
国内株式型部門 ダイワ 好配当日本株投信 (季節点描)
国際株式型部門 DIAM 世界好配当株オープン(毎月決算コース)  『愛称:世界配当倶楽部』
国内債券型・国際債券型部門 グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)
国内ハイブリッド型・国際ハイブリッド型部門 野村 世界6資産分散投信(分配コース)

債券型では、インデックス投資家さんを中心にアンチも多い?グロソブが選ばれていますね。ちなみに私は少しだけ保有していて、好きでも嫌いでもありません。

グロソブの選定ポイントはこちら
◇類似ファンド平均を上回るパフォーマンス
2008年のトータルリターンは▲14.62%となり、ベンチマークに対しては、4.35%下回ったものの、類似ファンド平均を4.50%上回った。過去1年間の円高により、為替要因はマイナスに寄与したものの、デュレーションの長期化、日本債券の買い増しを行ったことで類似ファンド平均を上回った。過去3年、5年のトータルリターン(年率)も類似ファンド平均をそれぞれ1.10%、0.27%上回っており、中長期的にも日本国債を投資対象としている点が円高による下落の抑制に寄与した。

◇高い情報力と実績ある運用会社の助言を生かした運用
◇投資家ニーズに沿った安定分配と充実した運用情報の開示

というわけで、トータルリターンを見てみましょう。
モーニングスターファンド検索で、「国際債券(F)ヘッジなし型」「DC・ラップ口座専用を除く」で検索。271件が該当。コモディティ型もここに分類されるようです。
表示項目を「長期リターン」にして、1年リターンで並び替えして、見てみました。(結果ページにリンク貼ろうと思ったのですが、直リンクできませんでした。)
一部を抜粋

順位 ファンド名 信託報酬 運用会社 1年リターン 2年リターン 3年リターン 5年リターン
1位
MHAM ボンド・インカム・オープン 
0.26% みずほ -0.36% 0.15% 0.26% 0.09%
5位 シュローダー 月果美人 『愛称 : 月果美人』  2.02% シュローダー -4.62% -0.87% 0.65% 2.23%
10位
三菱UFJ USボンド(毎月分配型) 『愛称 : 夢満債(米ドルコース)』 
1.10% 三菱UFJ -9.26% -6.56% -2.67% 1.04%
29位
しんきん 海外ソブリン債(欧米) 
1.00% しんきん -16.04% -8.32% -3.33% 1.01%
34位
グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型) 
1.31% 国際 -17.85% -9.47% -4.27% 0.60%
52位
PRU 海外債券マーケット・パフォーマー 
0.68% プルデンシャル -20.15% -10.27% -4.43% 0.85%
60位
STAM グローバル債券インデックス 
0.67% 住信 -20.45% - - -
61位
中央三井 外国債券インデックスファンド 
0.73% 中央三井 -20.46% -10.44% -4.47% 0.74%
147位
ドイチェ・ヨーロッパインカムオープン 
1.26% ドイチェ -26.41% -13.62% -6.53% -0.60%
208位
みずほ豪ドル債券ファンド 『愛称 : コアラの森』 
1.31% みずほ -30.83% -15.71% -8.28% -1.47%
241位
海外投資適格社債ファンド 『愛称 : IGファンド』 
1.31% 新光 -35.13% -22.38% -13.20% -5.21%
271位
ニュージェネレーション世界環境ファンド 『愛称 : 水と太陽』 
1.10% ユナイテッド -59.71% - - -


グロソブ(毎月決算型)は271本中34位でした。32位・33位がグロソブの(1年決算型)と(3ヵ月決算型)です。1位から4位は分類間違いと思われるヘッジ有り型のファンドが占め。その後は、ヨーロッパやオセアニア通貨に比較して下落率が低かった米ドルを主な投資対象にしているファンドが上位を占めています。

当たり前ですが、一番リターンに影響を与えていると見えるのが、投資対象ですね。特に通貨の変動の影響が大きかったと思われます。ここ1年のリターンはグロソブが信託報酬が低いPRU海外債券マーケットやSTAMグローバル債券を上回っています。これは、PRUやSTAMが外国債券のみを投資対象としているのに対して、グロソブは日本債券も組み込んでいるというのが大きいでしょう。日本債券が組み込まれていてその割合を裁量で有る程度変化させるというのは、好みでしょうね。日本債券はいらない・日本債券との投資割合は自分で決めたいという人もいるでしょうし、状況に応じて有る程度リスクを減らしてくれるのは(リターンも減ってしまう可能性はありますが)有り難いと考える人もいるでしょうし。

海外の社債に投資するIGファンドはここ1年のリターンは-35.13%と大幅な下落、3年リターンでも-13.2%と大きな下落ですが、5年リターンだと+5.21%と、他よりも高いリターンとなっています。国債などと比べて景気回復期の上昇率が大きく、景気後退期の下落率が大きいという特徴が出ています。

リターンだけでいうなら、29位のしんきん海外ソブリン債が各期間全てでグロソブを上回っています。
こちらのファンドではなくグロソブが最優秀賞に選ばれたのは、
◇高い情報力と実績ある運用会社の助言を生かした運用
◇投資家ニーズに沿った安定分配と充実した運用情報の開示
に加えて、しんきん海外ソブリン債がしんきんでのみ取扱いなのに対して、グロソブは多くの金融機関で取り扱っているという点もあると思います。

◇高い情報力という事に関しては、私はグロソブの運用レポートはわりかし好きでよく読んでますが、他の投信のレポートと比べて良くまとまっていて分かりやすいです。
◇投資家ニーズに沿った安定分配と充実した運用情報の開示については、みきぱぱさん教えていただいた日経ヴェリタスの広告?記事 残高5兆円超 特集・巨艦グロソブ 解体新書に詳しいです。

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